700馬力以上ものパワーを誇るSUVがある!? 超ド級なハイパワーSUV5選
くるまのニュース / 2020年8月24日 6時10分
SUVといえば以前はオフロード車という認識でしたが、いまでは舗装路の走行を重視したクロスオーバーが主流です。なかにはスーパーカー顔負けのモデルも存在。そこで、とくにハイパワーなSUVを5車種ピックアップして紹介します。
■既成概念にとらわれない、ハイパワーすぎるSUVたち
SUVがオフロードのみで強みを発揮したのは昔の話です。世界的にSUVの人気が高まるにつれ、さまざまなユーザーが買い求めるようになり、メーカーもSUVの多様化を進めてきました。
そうしたなか、これまでの既成概念にとらわれないSUVが続々と発売されています。そのなかのひとつがハイパワーなモデルで、スーパーカーも顔負けの高性能モデルも存在。
そこで、とくにハイパワーなSUVを5車種ピックアップして紹介します。
●BMW「X5 M コンペティション」
BMWの量産車でもっともパワーがある「X5 M コンペティション」
4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載し、625馬力を発揮するBMW「X5 M Competition」。このエンジンは現在BMWが量産するなかではもっともパワフルなユニットで、走行性能も凄まじく、車重2.4トンのヘビー級ながら0-100km/h発進加速は3.8秒を誇ります。
BMWは「SUV」という表現を嫌い、X5 M コンペティションについてもSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)という表現を用いており、その名称が示すとおり、アクティブさ、そしてダイナミックさを強調。
ボディサイズは全長4995mm×全幅2015mm×全高1770mmと堂々たるもので、巨大なキドニーグリルを持つフロントフェイスに、リアは左右4本出しのマフラーが装着され、前後とも威圧感のあるビジュアルです。
ベースとなる「X5」と比較してエアロパーツや大径ホイールが装着され、ホイールはフロント21インチ、リア22インチと前後異径サイズを採用。スーパーカーではさほど珍しくはない仕様ではありますが、SUVだとあまり例を見ません。
価格(消費税込、以下同様)は1859万円です。
●ランボルギーニ「ウルス」
見た目も性能も、まさにスーパーなSUV「ウルス」
スーパーカーメーカーとして知られるランボルギーニが送り出すSUV、それが「ウルス」です。
ランボルギーニはかつて「LM002」というプレミアムなオフローダーを販売していましたが、ウルスはそのコンセプトを引き継ぎ、高級スポーツカーとしてオンロードでの走行性能を高めたことが特徴となっています。
ランボルギーニはウルスについて「スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル」、つまりSSUVと呼んでおり、スーパーカーメーカーらしく「スーパー」を強調しているのが興味深いところです。
搭載されるエンジンは4リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力は650馬力を発揮、0-100km/h加速は3.6秒、最高速は305km/hというパフォーマンスは、完全にスーパーカーの領域に突入しています。
ランボルギーニによるとウルスのデザインの特徴は、横から見たとき、ボディとキャビンの比率を「アヴェンタドール」や「ウラカン」と同様に設定することで、スーパーカー的な印象を演出したところにあります。
加えて、ルーフやリアウインドウはクーペを連想させるべく緩やかな傾斜が与えられ、SUVというよりは背の高いスーパーカーだと捉えたほうがいいかもしれません。
ボディサイズは全長5112mm×全幅2016mm×全高1638mm。価格は、3068万1070円に設定され、こちらも「スーパー」です。
●ベントレー「ベンテイガ」
ラグジュアリーな見た目ながら超絶ハイパフォーマンスな「ベンテイガ」
2016年にベントレーが初のSUVとして発売したのが「ベンテイガ」です。ただしベントレーはランボルギーニとは逆に「SUV」という表現を嫌っていて、「SUVではない。ベントレーだ」というキャッチコピーを採用しています。
ベンテイガがほかのハイパワーSUVと異なるのは、同社の「フライングスパー」「コンチネンタルGT」同様にラグジュアリーカーであり、ハイパワーでありながらも高級さや快適さを標榜していること。
2020年8月にフェイスリフトを受け、新しい内外装を持つ新型ベンテイガに切り替わりました。搭載されるエンジンは4リッターV型8気筒ツインターボエンジンで、最高出力550馬力を誇ります。
ただし本国では、635馬力を発揮する6リッターW型12気筒エンジンを搭載する「ベンテイガ スピード」も発表されました。こちらの最高速は306km/hを達成し、ウルスの305km/hを1km/hだけ上まわり、現在のところ世界最速のSUVとなっています。
ベンテイガのボディサイズは全長5140mm×全幅1998mm×全高1742mm。価格は2142万8000円です。
■アメリカンスピリット満載の超絶ハイパワーなSUVとは
●ジープ「グランドチェロキー トラックホーク」
サーキット走行も視野に入れて開発された「グランドチェロキー トラックホーク」
ジープブランドを有するFCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は、これまで高性能モデルの「SRT」シリーズを手掛けてきました。
そのエンジニアたちが、「グランドチェロキー」の性能を極限まで追求し、誕生したモデルが「グランドチェロキー トラックホーク」です。
エンジンはスーパーチャージャーで加給された6.2リッターV型8気筒OHVエンジンを搭載し、最高出力はなんと710馬力を発揮。
それだけのパワーを受け止めるために足まわりが強化され、ホイールは20インチサイズ、サスペンションにはビルシュタイン製ダンパーを採用し、ブレーキシステムにはブレンボ製が与えられています。
「トラック」とは競技場、つまりサーキットを表し、その名のとおり内装もレースにインスパイアされており、大きくサイドサポートが張り出したスポーツシートが装着されるなど、従来のジープのイメージはありません。
全長4890mm×全幅1980mm×全高1800mmという堂々たる体躯を持ち、価格は1356万円です。
●レクサス「LX570」
数ある国産SUVのなかでも頂点に君臨する「LX570」
今回紹介するなかでは唯一の日本車となるレクサス「LX570」。「ランドクルーザー200」譲りのタフさに加え、レクサスならではのクラフトマンシップによる上質な内装をあわせ持つことが特徴です。
レクサスのSUVラインアップ中ではフラッグシップとして君臨しており、価格は1135万円に設定されています。
LX570に搭載されるエンジンは5.7リッターV型8気筒で、最高出力は377馬力を発揮。ほかのモデルと比較するとパワーが低めなのは自然吸気だからですが、2000回転から最大トルクの約90%を発生させ、アクセルに対するエンジンの反応もリニアで、扱いやすい仕様となっています。
レクサスによれば「絹のように滑らかな回転と、心地よい静粛性を実現した」とのことで、これはブランドの性格によくマッチしているといえるでしょう。
全長は5080mm×全幅1980mm×全高1910mmというサイズは国産乗用車最大級で、8人乗り3列シート仕様も設定されています。
※ ※ ※
ハイパワーなSUVを5台紹介しましたが、果たしてこれほどのパワーが必要なのかという疑問を持つ人も多いのではないでしょうか。
少なくとも日本の道では、これほどのパワーを発揮できる場所はありません。
どれもプレミアムなモデルばかりですから、価格も凄いことになっており、これらのモデルを買える人は間違いなく富裕層です。
そうした人たちにとって、斬新な見た目や豪華絢爛な内装だけでなく、スペックも重要ということなのでしょう。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
全長4.1mで600馬力! 日産「超“コンパクト”GT-R」がスゴい! 「V6ツインターボ」×4WDでまさかの“市販化”実現! 4ドアボディの「スーパースポーツSUV」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月28日 8時10分
-
レクサス新型「小型スポーツカー」がスゴい! “テンロクターボ”×初の6速MTを搭載! 最小SUV「LBX MORIZO RR」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月23日 13時10分
-
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース / 2024年11月20日 22時10分
-
レクサス新型「本格ラグジュアリーSUV」発表! “450馬力”超えの「3列シート」採用モデル登場! 超パワフルな「高性能ハイブリッド」初搭載した“新型LX”加国発売!
くるまのニュース / 2024年11月20日 20時10分
-
6速MTあり! 全長4.5m級“ちょうどいいサイズ”の「新型スポーツカー」が凄い! 480馬力“直6ツインターボ”×FRのみってサイコー! 新型「BMW M2」どんなモデル?
くるまのニュース / 2024年11月15日 21時10分
ランキング
-
1【衝撃】iPhoneユーザー7割「使いこなせていない」…知らない裏ワザも!?
まいどなニュース / 2024年12月2日 20時30分
-
2「殺さないで」クマ殺処分の秋田市などに抗議の電話殺到 獣医師立ち合いで麻酔後に電気殺
産経ニュース / 2024年12月2日 19時1分
-
3「ハンカチで拭く」はNG!眼鏡の寿命を縮めるダメなお手入れ法と長持ちさせるコツ
ハルメク365 / 2024年12月2日 10時0分
-
4老けない人が食べている“最強食材”と、見た目に差が出る“最新データでわかった至高の組み合わせ”
週刊女性PRIME / 2024年12月2日 6時0分
-
5「食器用洗剤の成分が信用できない」と言って、どんな食器も「洗剤を使わないスポンジ」で洗う祖母。「節約にもなる」と話していましたが、そこまでの節約効果はありますか? 何よりも衛生面が心配です…。
ファイナンシャルフィールド / 2024年12月2日 10時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください