レクサスハイエース!? なぜ別ブランドのバッジに交換? ユーザー心理とは

くるまのニュース / 2020年8月27日 14時10分

それぞれのメーカーだけでなく車種ごとにもさまざまな種類があるエンブレムですが、それを正規品以外に交換するユーザーがいます。エンブレム交換は法律的・車検的に問題はないのでしょうか。

■あくまで「お洒落」?クルマの象徴をなぜ交換する?

 クルマの前後に装着されるエンブレムは、そのブランドや車種を象徴するアイテムです。

 しかし、一部のユーザーでは別ブランドやデザインに変更する人もいます。このように純正で装着されているものを変更するのは問題ないのでしょうか。

 純正装着以外で販売されるエンブレムには、いくつかの種類があります。メーカー系の純正品として販売されているものと、社外品として販売されているものです。

 純正品には、初めから装着されているエンブレム同等の物で、劣化や破損した際に交換する用途で設定されており、色違いや発光するものはカスタマイズ用に設定されています。

 一方の社外品には、純正品と似たようなデザイン以外にもさまざまブランドのものが販売されています。

 エンブレム交換するユーザーについて、ホンダの販売店は次のように話します。

「基本的に、純正装着と同等の物に交換することは修理以外ではあまりありません。

 その代わりホンダ車の場合、以前から『金色エンブレム』や『赤色エンブレム』を希望されるお客さまがいます。

 金色エンブレムは以前から流行っていたカスタマイズのひとつです。一方の赤色エンブレムは、かつての『タイプRシリーズ』に装着されるエンブレムで、タイプRに憧れたお客さまが要望されることがありました」

 ホンダでは、1992年に登場した「NSX タイプR」から赤色エンブレムを採用。その後、1995年に「インテグラ タイプR」、1997年に「シビック タイプR」などに装着されました。

 タイプRシリーズの赤いエンブレムについて、ホンダは次のように説明します。

「赤いエンブレムとタイプR専用色の『チャンピオンシップホワイト』は、第一期参戦時のF1マシンのカラーリングをイメージしたものです。

 走りを極めたタイプRのみに赤バッチが装着されており、現在の市販モデルではシビックタイプRに装着されています」

 では、トヨタ車にレクサス、といった別ブランドにエンブレムに変更するカスタマイズにはどのような意図があるのでしょうか。

 実際に、トヨタ「ハイエース」にレクサスのエンブレムを装着している男性ドライバーは以下のように話します。

「単純に『お洒落』として取り付けています。見た目がカッコいいですし、ただのハイエースでもレクサスを付けていると重厚感というか、高級感が増すような気がしています。

 ですが、ダサいとか見栄っ張りだとかクルマに詳しい人には笑われます。また、クルマに詳しくない人には気づかれないという寂しさもあります。

 個人的には気に入ってますし、誰にも迷惑をかけていないので、あくまで趣味のひとつとしてそっとしておいてほしいです」

 また、軽自動車にレクサスのエンブレムを装着している男性は、「周りから『ダサい』といわれているは知っています。ただ、『いつかレクサスを買う』という憧れもあり、軽自動車にレクサスを付けていることに後悔していません」

※ ※ ※

 このように純正品として設定していることや、ブランドへの憧れなどがエンブレムを変更する要因だといます。

 SNSなどでは、金色やブランド違いのエンブレムについて否定的な意見が目立ちますが、あくまで「個人の趣味」として、無闇に誹謗中傷するのは控えましょう。

■エンブレム交換は色々要注意?

 純正品や社外品で販売されているエンブレムですが、純正品以外の物に公開した場合、どのような部分に気をつけた方が良いのでしょうか。

 首都圏のカー用品店スタッフは以下のように話します。

「まず形状ですが、一般的な平面のエンブレムなら問題はありません。

 しかし、発光するものは色や点滅具合によっては、車検に通らないことや、道交法に抵触する可能性がありますので、注意が必要です」

 最近では、LEDタイプの発光するエンブレムが販売されていますが、社外品のなかには赤色や点滅など、ウインカーやブレーキランプ、緊急車両などのパトランプと間違えられやすいものもあるといいます。

 このような物を付けている場合は車検不合格となるか、警察官から注意(場合によれば違反対象)される可能性もあるのです。

発光エンブレムも人気だというが、社外品の色や発光具合には要注意発光エンブレムも人気だというが、社外品の色や発光具合には要注意

 また、かつての高級外車によく見られた『ボンネットマスコット』などと呼ばれる突起したエンブレムは、購入時から付いている車種以外は車検に通らない可能性もあります。

 2001年に道路運送車両の保安基準等が改定された際、国際基準である「乗用車の外部突起(協定規則第26号)」が導入されたことで、規制が強化されました。

 現在でも採用されているロールスロイスやメルセデス・ベンツの一部車種では、事故には倒れたり格納される仕組みとなっているため基準をクリアしていますが、そういった機能のないボンネットマスコットは原則禁止となっています。

※ ※ ※

 エンブレムの交換は、カスタマイズのひとつとして認知されているものの、一部では否定的な声もあるうえ、物によっては車検非対応や道路交通法違反となる可能性もあります。

 また、最近のエンブレムではレーダーやカメラといったセンサー類が組み込まれていることもあり、そもそものエンブレム交換が出来ないものも増えているようです。

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