BMW「M2」が550馬力に! 見た目フツーのダーラー最新作とは?
くるまのニュース / 2020年8月31日 8時10分
スイスのBMWチューナー「ダーラー」が進めていたBMW「M2」のチューニングがついに完結した。昨今のチューニングのトレンド通り、ルックスは控えめに、パワーは強力に仕立てたM2のチューニングカーの詳細をレポートする。
■ダーラーの「M2」プロジェクト完結!
スイスのBMWチューナー、「ダーラー」は、これまでBMW「M2」をベースとしたチューニングを続けてきたが、そのプロジェクトがようやく完結することになった。
BMW M2が、「M2コンペティション」、「M2 CS」という2モデルでラインナップ構成されているのは、BMWファンなら周知の事実だろう。
ダーラーの狙いは、もちろんこの両車の運動性能を凌ぎ、かつEU/CH(ヨーロッパ/スイス)のレギュレーションに完全にマッチした合法的なモデルを送り出すことだったという。
「M2 CS DCL(dAHLer Competition Line)」とネーミングされたダーラーが手掛けたM2を見る限り、確かにエクステリアでは過激なデザインは見当たらない。
いわゆるチューニングカーを望むカスタマーにとって、最近ではあまりにも過激なエクステリアのモディファイはトレンドでないことが、エッセンなどのモーターショーを見ると想像できる。
実際にそのボディを見てみよう。わずかにフロントスポイラーやサイドスカート、リアウイング、リアスポイラーのデザインが変化しているのみ。しかもこれらもオリジナルのそれと比較しなければ、違いが分からない程度のわずかな変化に終始している。
もちろん、そもそものM2のエアロダイナミクスが優秀であることの証明ともいえる。
■ステージ2では、410馬力→550馬力へ!
前後のホイールは、オリジナルの19インチから20インチ径に拡大された。フロントには9J×20、リアには10.5J×20サイズを採用し、タイヤはミシュラン製を組み合わせる。
ホイールの内側に見えるブレーキは、Mカーボンセラミックブレーキ。400mmディスクと8ピストンキャリパーの組み合わせは、見た目にも圧巻だ。
スイスのBMWチューナー「ダーラー」が手を加えた「M2 CS」のエンジンルーム
サスペンションは、もちろんアクティブMサスペンションをベースとするものだが、スプリングはダーラーによるスペシャルとなる。
搭載されるエンジンは、現在の段階では2タイプだ。「ステージ1」と呼ばれる仕様は、3リッター直列6気筒Mツインパワーターボエンジンに、ダーラー独自のECUやステンレス製のエグゾーストシステムを組み合わせたものとなる。
ちなみに後者は90mm径と100mm径が用意されるが、いずれもそのサウンドは素晴らしいBGMになるという。
最高出力&最大トルクは、オリジナルのM2コンペティションが410ps & 550Nmであったのに対して、このステージ1では520ps & 700Nmにまで引き上げられた。
これによって0−60マイル(約96km/h)加速は、6速MT仕様で4秒、7速DCT仕様では3.8秒にまで短縮される。
さらにダーラーは、より強力な「ステージ2」を用意。こちらはチューニングをさらに進め、最高出力&最大トルクを550ps & 740Nmにまで高めている。
ダーラーではさまざまなレーシング・エクイップメントの取り付けもおこなっているから、希望によってはM2 CSより速いサーキット・スペシャルを入手できるわけだ。
ダーラーでは、スイス以外の市場向けモデルに限り、本来280km/hで作動する最高速リミッターの機能をカットすることもおこなっている。今回は正式な発表はなかったが、はたしてその最高速はどれほど魅力的な数字なのだろうか。Mの信者にとっては気になるところだろう。
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