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日本よりも先に回復傾向 7月のヨーロッパ自動車市場の動きとは

くるまのニュース / 2020年9月3日 17時40分

自動車産業の世界的な調査会社JATOジャパンは、2020年7月のヨーロッパ新車販売台数速報を発表した。

■SUVが新車販売台数全体の42%を占める

 自動車産業の世界的な調査会社JATOジャパンは、2020年7月のヨーロッパ新車販売台数速報を発表した。

 これによると、ヨーロッパ27か国における2020年7月の新車販売台数は127万8521台だった。この数字は、前年同月比でわずか4%減というもので、新型コロナウイルス感染拡大は終息していないものの、経済への影響はようやく落ち着きを見せたことを表している。

 また2020年に入ってからは最大の月次販売台数となり、2019年9月以来もっとも多い台数になる。

 ちなみに日本自動車販売協会連合会が発表した日本の登録車販売台数は、2020年7月では前年同月比マイナス20.4%の23万9355台、8月では同じくマイナス19・5%の19万7832台だった。

 コロナ禍による販売落ち込みに対し、なかなか回復基調に乗らない日本に対して、ヨーロッパにおける回復力の強さがわかる数字になっている。

●電動車の販売台数が過去最大に

 まず好調なのは、電動車(EV/PHEV/HV)だ。7月の電動車販売台数は、昨年同月比131%となる23万700台で、はじめて単月で20万台を超える売り上げとなった。

 このうち半分はハイブリッド車で、フォード「プーマ」とフィアット「500」のマイルドハイブリッドもこの結果に貢献している。PHEVも5万5800台を売り上げており、フォード「クーガ」、メルセデス・ベンツ「Aクラス」、ボルボ「XC40」、BMW「3シリーズ」のPHEVが販売を押し上げた。

 ピュアEVも好調。2019年7月は2万3400台だったところが、1年後には5万3200台と大幅増となった。モデル数も28から38モデルに増えている。

 プジョー「208」やMINI「MINIエレクトリック」、MG「ZS」ポルシェ「タイカン」が数字を押し上げた。

●SUVがマーケット全体の42%を占める

 電動車と同様に人気なのがSUVだ。マーケットシェアは42%となる53万800台を販売し、単月としては最多台数になった。

 ミドルサイズSUVは唯一減少(マイナス6%)したが、スモールSUVはプラス9%、コンパクトSUVはプラス4%、ラージ/ラグジュアリーSUVはプラス14%となった。

 ちなみにSUVセグメントでの販売ランキング1位はルノー「キャプチャー」の2万361台、2位はプジョー「2008」の2万6台、3位はフォルクスワーゲン「T-Roc」の1万9977台となっている。

●VW「ゴルフ」がふたたびナンバーワンに

 2020年5月、6月と2か月連続でルノー「クリオ」が販売台数トップだったが、VW「ゴルフ8」が再び首位に返り咲いた。

 2020年7月のモデル別販売ベスト10は以下のとおり。

1位 VW「ゴルフ」 3万1169台
2位 ルノー「クリオ」 2万5054台
3位 シュコダ「オクタビア」 2万2569台
4位 プジョー「208」 2万520台
5位 ルノー「キャプチャー」 2万361台
6位 プジョー「2008」 2万6台
7位 VW「T-Roc」 1万9977台
8位 オペル/ボクスホール「コルサ」 1万9902台
9位 ダチア「サンデロ」 1万9219台
10位 VW「ティグアン」 1万9204台

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