ホンダの軽「N-ONE」が今秋フルモデルチェンジ！ 新旧モデルはどう変わる？

ホンダの軽自動車「N-ONE」が2020年秋にフルモデルチェンジされます。デザインの変更は少ないように見えますが、中身が進化しているといいます。どこが変わったのか、新旧モデルを比較してみます。

■キープコンセプトながら中身が進化する新型N-ONE

　2012年にデビューしたホンダの軽自動車「N-ONE」が、2020年秋にフルモデルチェンジします。

　2代目となる新型N-ONEは、どのようなところが進化するのでしょうか。従来モデルと新型モデルを比較します。

　従来モデルのグレード展開は「スタンダード」「セレクト」「プレミアム」「RS」の4つがありましたが、新型モデルでは標準仕様の「オリジナル」、上質感がある「プレミアム／プレミアムツアラー」、スポーティな「RS」という3つの個性的なモデルが用意されています。

　丸型ヘッドランプと四角・台形を基本とした愛嬌のあるデザインのN-ONEですが、新型モデルでもこのコンセプトは引き継がれます。

　新型モデルのデザインは、フロントグリルの両端にヘッドランプを配置し、特徴的な丸型ヘッドランプがより強調されました。

　また、ヘッドランプは、軽自動車初のLEDデイタイムランニングランプを搭載。リング型のランプが点灯して昼間の走行時の被視認性を高めるとともに、ターンランプ使用時は、リング型ランプがウインカーとしても点灯します。

　さらにフロントではロアグリルが大型化し、ワイド感を表現しました。

　リアでは、テールランプの形状に大きな変化はないものの、フロント同様にLEDが用いられています。加えて、ブレーキランプ点灯時には、外枠と内側の小さな四角が点灯する個性的なデザインとなりました。

　細かい部分では、従来モデルではルーフの後方中央に設置されていたアンテナが、新型モデルでは前方運転席側に移動しています。

　内装は、インパネ中央に大型化したディスプレイを装着。エアコンの操作スイッチがディスプレイ下部に組み込まれるとともに、インパネシフトがスッキリした意匠になりました。

　また、助手席側に設置されている丸型のエアコン吹き出し口は、新型では四角に変更されています。

　シートは、ホールド性の高いセパレートシートを採用。腰回りのホールド性を高めることで、体への負担が少なくロングドライブを楽しめるといいます。

　走行性能においては、スポーティグレードのRSに、前輪駆動のターボと6速MTの組み合せが設定されました。なお、FFターボ×6速MTは、軽自動車として初めて搭載されることになります。

　安全技術では、従来モデルは30km／h以下で前走車との衝突を回避・軽減する「シティブレーキアクティブシステム」が搭載されていましたが、新型モデルでは初めて安全運転支援システム「ホンダセンシング」が全車標準装備となりました。

　新型モデルには渋滞追従機能付きACCやバックでの駐車をサポートするパーキングセンサーシステムなどが搭載され、安全性が大きく向上しています。
　
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　ホンダの軽自動車は「Nシリーズ」と呼ばれ、Nのある豊かな生活を意味する「N for Life」を提案し、さまざまなモデルが展開されています。

　2017年にフルモデルチェンジした「N-BOX」を皮切りに、2018年に「N-VAN」、2019年に「N-WGN」が登場し、今回のN-ONEは第4弾となります。

　2020年1月に開催された東京オートサロン2020では、N-ONEのコンセプトモデルを公開。N-ONEが同年秋にフルモデルチェンジすることが明らかにされていました。