爆速「タイプS」も7年ぶり復活! アキュラ最強セダン「TLX」発売、約395万円から
くるまのニュース / 2020年9月28日 17時10分
2020年9月28日にアキュラ新型「TLX」が北米市場で発売されました。約7年ぶりの復活となる「タイプS」は2021年春の発売予定です。新型TLXとは、どのようなモデルなのでしょうか。
■アキュラ新型「TLX」が2020年9月28日に北米で発売へ
アキュラのスポーツセダン「TLX」の2021年モデルが、2020年9月28日に北米で発売されました。7年ぶりに復活を遂げたスポーティグレードの「タイプS」も設定されるTLXは、どのような進化を遂げたのでしょうか。
アキュラは、ホンダが1986年に北米市場で開業した高級ブランドで、ブランド名の「ACURA」は正確さを意味する「Accuracy」を連想させる造語です。
2020年9月現在、アキュラが北米市場で展開するラインナップは、セダンモデルとして「ILX」、「TLX」、「RLX」、SUVには「RDX」、「MDX」が存在。
さらに、日本でも同車名で販売されるスーパースポーツの「NSX」はフラッグシップスポーツとして販売されています。
今回、新たに発売された新型TLXのボディサイズは、全長4943mm×全幅1910mm×全高1433mmとなり、日本で発売される「アコード」の全長4900mm×全幅1860mm×全高1450mmと同等サイズです。
スポーツカーのようなシルエットに、アキュラを象徴する大型のダイヤモンドペンタゴングリルがダイナミックな外観デザインを採用。
また、デイタイムランニングライトと4ランプジュエルアイヘッドランプを組み合わせ、パワーとパフォーマンスを表現しています。
内装では10.2インチHDセンターディスプレイを備えたアキュラの「トゥルータッチパッド インターフェイス」や17スピーカーのELS STUDIO 3Dプレミアムオーディオシステム、最大27のテーマを備えた色と強度の調整が可能なLEDインテリアアンビエント照明なども装備されました。
新型TLXのパワートレインは、272馬力を発生する新設計の2リッターターボと10速ATが組み合わせています。
また足回りには、ダブルウィッシュボーン式フロントサスペンションを採用したスポーツチューンシャシや、「NSX」由来の電動サーボブレーキシステム、アダプティブダンパーの採用など、性能面でのさらなる向上が図られています。
運転支援システムとして、最新の「アキュラウォッチ」を標準装備。渋滞時に先行車の追従しながら車線中央を維持するようにステアリング操作をアシストする「トラフィックジャムアシスト(渋滞運転アシスト機能)」と、走行中に認識した道路標識情報をメーター内などに表示する「標識認識機能」を搭載しました。
さらに業界初の次世代助手席フロントエアバッグを採用。助手席横サイドから包み込む形状のエアバッグを装備することで被害軽減を図ります。
新型TLXの現地価格は、3万7500ドルから4万6300ドル、日本円で約395万円から約487万円です。
さらに、新型TLXでは 「アコード」以来7年ぶりの復活となる「タイプS」も設定されました。
パワートレインには、355馬力の3リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載し、20インチアルミホイールやブレンボパフォーマンスブレーキシステムを採用。
タイプSの発売は2021年春を予定しており、価格は5万ドル台前半から中盤になる予定です。
なお、NSXにも搭載されている全輪駆動システム「SH-AWD(スーパーハンドリングAWD)」は、全グレードに2000ドル(約21万円)のオプションで設定出来ます。
新型TLXは、アキュラの35年の歴史のなかでももっとも速く、最高のハンドリングと装備を備えたセダンです。
北米では発売に伴い、斬新な映像とサウンドで展開されるCMを展開し、従来の無声映画のような雰囲気から背景にテンポの速いアクションシーンは、ブルカラーが際立つタイプSが際立つ演出となっています。
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