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軽自動車よりスゴいかも!? 「ホンダe」はくるくる扱いやすい! 狭き道も走破出来るスゴイ奴

くるまのニュース / 2020年10月13日 11時10分

ホンダが2020年10月30日に発売する電気自動車「ホンダe」。実は、軽自動車よりも小回りが可能だといいます。ボディサイズでは、3ナンバー枠に分類されますが、なぜ軽自動車並みの小回りが出来るのでしょうか。

■軽自動車よりも最小回転半径が小さなホンダe

 昨今の新型車は、衝突時の安全性やさまざまなセンサーなどの装備が搭載されている結果、ボディサイズが大きくなりつつあります。
 
 日本の道路事情にマッチした軽自動車でもその傾向はあり、規格ギリギリまでボディサイズを拡大しているので、ひと昔前のモデルよりも運転感覚として扱いづらさを覚える人もいるようです。

 運転の扱いやすさの目安として、最小回転半径という数値があります。この最小回転半径は、「道路運送車両の保安基準」に基準が記載されており、それに沿って各メーカーが測定している数値です。

 基本的には、停止時からハンドルを最大値まで切って低速で走行した際に旋回外側の車輪が描く円弧の半径のことを指します。

 この際の数値が小さいほど小回りが効きますが、車輪よりボディ面が飛び出しているために最小回転半径の数値と同じ道幅でUターンすることは出来ません。

 2020年9月現在、日本で販売されている軽自動車で人気となる背の高いスーパーハイトワゴンでは、ホンダ「N-BOX」が4.5m-4,7m、ダイハツ「タント」が4.4m-4.7m、スズキ「スペーシア」が4.4mです。

 ハイトワゴンでは、ホンダ「N-WGN」が4.5m-4.7m、ダイハツ「ムーヴ」が4.4m、スズキ「アルト」では、4.2m-4.6mとなっています。

 一方、日本においては軽自動車以外のクルマについて小型自動車を5ナンバー、普通乗用自動車を3ナンバーと区分しています。

 この区分では、排気量が2000cc以下もしくは、全長4700mm以下、車幅1700mm以下、全高2000mm以下のクルマが5ナンバーとして分類され、どれかひとつでも数値が上回れば3ナンバーです。

 比較的にボディサイズが小さな5ナンバーではトヨタ「ヤリス」が4.8m-5.1m、ホンダ「フィット」が4.9m-5.2m、日産「ノート」が4.7m-5.2mとなり、最小回転半径が5m近くなっています。

 そんななか、ホンダが2020年10月30日に発売を予定している電気自動車「ホンダe」は、ボディサイズが全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mmとなり、全幅が5ナンバー枠を超えるため3ナンバー枠に分類されます。

 また、全長もヤリスの3940mmに近しいため、最小回転半径も5m近くなるのではないかと予想出来ますが、ホンダが公表している数値は、4.3mという軽自動車の平均を下回るものです。

 軽自動車並みの最小回転半径を実現していることについて、ホンダの開発スタッフは次のように説明します。

「ホンダeは、『都市型コミューター』として街中ベストを目指して開発されました。そのため、街中での取り回し性を重視しています。

 この4.3mを実現出来たのは、モーターのリア配置とステアリング機構やサスペンションの配置などを工夫した結果で、16インチや17インチという大きめなタイヤを装着しているにも関わらず、約6m幅の片側1車線の道路でも簡単にUターンが可能です。

 最小回転半径以外にも可変ステアリングギアレシオにより、ステアリングを回す量が少なく出来るので、狭い道場所での駐車が楽におこなえます。

 また、小回りが効く扱いやすさに加えて、従来のようなドアミラーではなく、『サイドカメラミラーシステム』を採用したことで、ドアに付いているカメラ部分が全幅に収まっているので、クルマ同士のすれ違い時にも安心して運転出来ます」

■ホンダeはRRを採用! 実際に極狭な特設コースで見せた実力とは

 今回、ホンダeの試乗会では狭い道路シーンをイメージした特設コースが作られ、実際にホンダeの取り回し性を体感できました。

 RR(リアモーター・リアドライブ)というレイアウトを活かすことで、同等のボディサイズを持つクルマよりもタイヤのキレ角が増しているホンダeは、道幅いっぱいの直進路でも不安なく運転が出来ます。

 また、特設コースにはホンダeの車幅いっぱいとなる曲がり角やクランクも用意されています。

 しかし、ギリギリの幅となる場所でもコーナーセンサーやディスプレイに表示されるカメラの映像によって、数十cm単位まで壁に寄せることが出来るため、感覚が掴めれば問題なくクリア可能です。

街中ベストなホンダe。キビキビ走る姿が可愛すぎる!街中ベストなホンダe。キビキビ走る姿が可愛すぎる!

 ホンダeのタイヤキレ角は、タイヤを外側に切る「内輪切れ角」が約50度、逆にタイヤを内側に切る「外輪切れ角」が約40度と、停止時から目一杯ハンドルを切った状態で走り出すと、その場でくるりと180度回れるほどの性能を持っています。

 同様の特性を持つモデルとしては、ルノー「トゥインゴ」もRRレイアウトを採用し、最小回転半径4.3mを実現。

 10m四方の円形でも問題なく曲がり切ることが出来るなど、従来のクルマとは異なる運転感覚を味わえるのです。

 電気自動車と聞くと、まだ身近な存在に思えない人もいますが、ホンダeは街中ベストという日常の移動を考えたクルマだといます。

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