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アキュラの高級3列SUV 新型「MDX」初公開! 史上最強「タイプS」も登場

くるまのニュース / 2020年10月16日 12時5分

ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、3列シートSUV「MDX」の新型モデルを公開しました。新型MDXは、どのようなモデルへ進化するのでしょうか。

■ラグジュアリーで高性能な3列シートSUV アキュラ新型「MDX」

 ホンダが海外で展開する高級ブランドのアキュラは、新型「MDX」のプロトタイプを初公開しました。

 MDXは米国で人気の高級3列シートSUVで、今回登場するモデルは4代目となります。

 新型MDXの北米での発売は2021年初頭を予定、高性能な「タイプS」の登場は2021年夏頃とされています。

 アキュラ史上もっともプレミアムな新型MDXは、パフォーマンスに重点を置いて開発。技術的に洗練されたSUVとして、アキュラのラインナップのフラッグシップモデルとしての役割を担います。

 外観は、直立したグリルと長いボンネットが、力強さと存在感を表現。ワイドグリルでダイナミックなデザインに変更されます。

 新型MDXにはアキュラの次世代デザインが盛り込まれており、立体的なダイヤモンドペンタゴングリルをはじめ、4エレメントのジュエルアイLEDヘッドライト、アキュラのレースカー「ARX-05」にインスパイアされたLEDデイタイムランニングライトなどが見て取れます。

 また、テールランプにも、ヘッドランプと同様のデザインモチーフが取り入れられました。

 新型MDXでは、ホイールベースが約3インチ(約7.62センチ)延長され、乗り心地の向上と3列すべての座席がより広くなっているほか、荷室も拡大されて多目的に使用できるようになりました。

 新たなフラッグシップモデルとしての地位を確立する新型MDXは、従来モデルのプレミアム感と洗練されたキャビンデザインを踏襲し、よりすっきりとしたインパネを採用しました。

 インテリアには、メタリックフレークを吹き込んだオープンポアウッドやポリッシュアルミニウム、ソフトな手触りのミラノレザーなど、上質な素材を使用。

 インパネとハンドルには、エレガントなエボニーレザーとライトオーキッドレザーを組み合わせ、フレンチステッチが入れられています。

 シートはスポーティな形状でパーフォレーション加工が施され、曲線的なキルティングやハイコントラストのステッチとパイピングを採用し、彫刻のようなデザインとしました。

 ワイドなボディデザインにより、3列のシートはすべて足元空間を広く確保し、ファーストクラスのようなシートを実現。とくに前席と3列目の乗員のヘッドルームを拡大しています。

 運転席と助手席は16ウェイパワーアジャストメントが備わるとともに、9つのモードを備えたマッサージ機能も搭載されました。

 さらに、アキュラのIconic Drive LEDは、世界の象徴的な道路やサーキットなど、さまざまな場所を代表する27種類の照明をドライビングモードに関連付けて、MDXのキャビンを照らすという演出も楽しめます。

 また、ワイドなパノラミック・ムーンルーフを採用し、3列すべてに自然光を採り入れることが可能になりました。

 アキュラの最先端テクノロジーを多数搭載した新型MDXは、物理的なメーター類の代わりに、12.3インチのドライバーズメーターを採用した「オールデジタル・プレシジョン・コックピット」を採用しています。

 また、直感的に操作できる最新世代の「トゥルー・タッチパッド・インターフェース」が採用されており、アキュラとしては過去最大となる超ワイドな12.3インチフルHDセンターディスプレイや「アブソリュート・ポジショニング」機能を備えたアキュラ独自のタッチパッド、パフォーマンスを向上させるための新CPUなどが搭載されました。

■タイプSはアキュラ史上最高の355ps

 新型MDXのパワートレインは、標準仕様は3.5リッターV型6気筒エンジン(10速AT)、タイプSは3リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載。タイプSのターボエンジンは、アキュラ史上最高の355psを発生します。

 また、プラットフォームは、ハンドリング性能や乗り心地、キャビンの静粛性などを追求した、新しいライトトラックプラットフォームを採用しました。

アキュラ新型「MDX」(プロトタイプ)アキュラ新型「MDX」(プロトタイプ)

 これまででもっとも剛性の高いアキュラ製SUVボディを採用した新型MDXは、タイプSレベルのパフォーマンスに加え、先進の衝突・歩行者安全性能をサポートするように設計されています。

 超高剛性のボディを支えるのは、MDX初のダブルウィッシュボーンフロントサスペンションを採用したパフォーマンス重視の新しいシャシで、シャープでスポーティなハンドリング性能とロードホールディング性、乗り心地の向上を実現しました。

 新型MDXのハンドリング性能とパフォーマンスを支えるのは、「SH-AWD(スーパーハンドリングオールホイールドライブ)」です。

 MDXのクラスでは唯一の「ダイナミックトルクベクタリングテクノロジー」を備え、新開発のシャシから最大限のグリップ力とコーナリング性能を引き出します。

 また、アイボリー塗装を施したブレンボ製4ピストンブレーキキャリパーを四輪に装備し、優れた制動性能を実現しています。

 さらに、「IDS(Intelligent Dynamics System)」が装備され、乗り心地やハンドリング、ステアリング、サスペンション、パワートレインの性能特性をカスタマイズが可能となります。また、「NSX」をイメージしたドライブモードダイヤルを採用しました。

 安全技術には、アキュラの最新世代の「Advanced Compatibility Engineering (ACE) 」ボディ構造が含まれます。

 乗員および歩行者の衝突保護機能が強化されているほか、強化されたロードディパーチャーミティゲーションや新型トラフィックジャムアシスト、新型低速ブレーキコントロール、充実したアキュラウォッチなど、安全技術やドライバーアシスト技術が進化しました。

 また、新型「TLX」に初めて採用されたアキュラの次世代助手席エアバッグ技術は、さまざまな前面衝突シナリオにおいて乗員保護性能を向上させたもので、新型MDXの全モデルに標準装備されます。

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