金ピカ「GT-R」がヤバ過ぎる! 石油王用のド派手モデルが4500万円超え!
くるまのニュース / 2020年10月23日 14時10分
日産「GT-R」といえば、世界に誇る国産スーパースポーツカーです。2007年の登場後も常に改良が施され、進化し続けているモデルですが、お金持ちが多い中東・ドバイでは眩しすぎて直視出来ないほどの金ピカGT-Rが存在するといいます。
■「スカイライン」の名を捨て、真のスーパースポーツカーへ
世界に誇る国産スーパースポーツカーといえば、日産「GT-R」はその筆頭でしょう。そんなGT-Rを金、金、金ピカに仕上げた超ド派手モデルがドバイで発見されました。
GT-Rは、それまでは日産「スカイライン」のスポーツグレードに与えられる名でしたが、2007年に発売されたR35型は、史上初めてスカイラインの名を冠さず、シンプルにGT-Rとして世に送り出されました。
R35という型式名こそ、先代のR34型の後継車であることを示していますが、そのコンセプトは大きく変わり、ワールドクラスのパフォーマンスを持ったスーパースポーツカーへと変貌を遂げたのです。
心臓部に搭載されるのは、職人の手によって作られる3.8リッターV型6気筒ツインターボエンジン。
発売当初のモデルで、最高出力は480馬力、最大トルクは60.0kg・mと日本車離れしたパフォーマンスを有していました。
そして最高速度は300km/hを楽に超えるなど、海外の高級スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを誇っていたことで、大きな話題を呼びました。
その後改良を重ね、現在販売されているモデルは、最高出力570馬力、最大トルクは65.0kg・mへと引き上げられています。
そんな「ジャパニーズ・スーパーカーの雄」ともいえるGT-Rは、日本のみならず海外でも人気を集めています。
それまでのスカイラインGT-Rは、基本的に日本国内専用モデルであったことから、海外で購入することは至難の業です。
しかし、グローバルでR35型GT-Rが販売されたことで、アジアや北米などを中心に多くのGT-Rが輸出されていきました。
GT-Rの人気が高い地域のひとつに中東があります。砂漠が多いという過酷な道路環境に耐えうるクルマとして、元々日本車の需要が高い地域ではありました。
さらに近年の経済成長の結果、都市部を中心にインフラも整備されたことと、多くの富裕層が住む地域ということもあって、世界中のスーパーカーを見ることができる場所となっています。
そんな中東の中心的都市である、アラブ首長国連邦のドバイで、とんでもないGT-Rが販売されています。いったい、どんなクルマなのでしょうか。
■これが石油王の王道スタイル!? 金ピカド派手なGT-Rの正体とは
スーパーカーなどの超高級車を専門に扱うドバイの中古車販売店に並んでいるのは、ド派手な金ピカのGT-Rです。金ピカといっても、単に金色のラッピングをしているだけではありません。
GT-Rのチューニングを手掛ける日本のチューナー、「KUHL RACING」のエアロパーツでフルカスタムされたボディにゴールドのラッピングを施し、さらにボディのあらゆる場所にまるで美術品のごとく彫刻(エッチング)があしらわれています。
アジアやヨーロッパの感覚とも異なる、東西が入り交じる中東らしいエキゾチックなデザインはもはや「トンデモカスタム」の域を越えています。
ベースとなったのは2014年モデルのGT-Rで、販売店によると最高出力は545馬力とノーマルと同等とされていますが、まるでGTレーシングカーのような大径の3連センター出しマフラーが装着されているなど、パフォーマンスの向上もおこなわれているようです。
一方、インテリアはエクステリアに比べると極端に地味に仕上げられています。
エアコン吹出口のリングや、センターコンソールにゴールドが差し色として入っていますが、それ以外はほぼ純正のままです。
外見の豪華さと中身の地味さのコントラストは、中東独特の国民性なのかもしれません。
とはいえ、エンジンパーツの一部が金メッキ仕様となっているなど、「見えないところはこだわらない」というわけでもないようです。
外観に比べて内装は意外とシンプル。でも、エンジンルームには金ピカがアクセントになっている。(Copyright c JamesEdition.com)
なんとも中東らしい、まるで石油王が好みそうなスタイルのこのGT-Rですが、実際にお値段も石油王価格です。
ワールドクラスのパフォーマンスを持ちながら、当初777万円という破格で発売されたGT-Rですが、この金ピカGT-Rにはおよそ4500万円というプライスカードがつけられています。
4500万円あればフェラーリやランボルギーニなども買えてしまいますが、 “普通の”スーパーカーを買うよりも、ド派手にカスタムしたものを好む富裕層がいるということなのかもしれません。
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