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コンパクトSUVが今後のスタンダードになる!? オーナーが語る長所と短所とは?

くるまのニュース / 2020年11月13日 17時10分

最近コンパクトSUVの新型車が続々と登場し、盛り上がりを見せています。コンパクトSUVは以前からあったジャンルですが、果たしてどんなところに魅力があるのでしょうか。実際に所有するユーザーに、コンパクトSUVの長所と短所を聞いてみました。

■コンパクトSUVが続々登場! その魅力とは?

 最近のクルマでは、コンパクトSUVがトレンドになっています。トヨタ「ライズ」&ダイハツ「ロッキー」やトヨタ「ヤリスクロス」、日産「キックス」などニューモデルが続々と登場しています。

 最新モデルの特徴として、小排気量ターボやハイブリッド、モーター駆動など最新の環境性能(燃費性能)をSUVに組み込み、楽しさと高燃費や高い安全性の両立を実現させているのがポイントになっています。

 盛り上がりを見せるコンパクトSUVの魅力とは、ところにあるのでしょうか。

 今回は、実際にコンパクトSUVのオーナーに、所有して乗ってみたからこそわかる良いところと悪いところを聞いてみました。

 コンパクトSUVは最近急に登場したジャンルではなく、以前から存在していたジャンルで、2010年に登場した日産「ジューク」もその1台です。

 今回、ジュークを所有している会社員のMさん(30代男性・埼玉)に話を聞きました。

「クーペのようなSUVというのは斬新で、ジュークのスタイリングはいまでも新鮮さがあります。乗降性も悪くなく、取り回しも良好です。また、車高が高いことから視線も高く、コンパクトカーほどの窮屈さはないのですが、運転席と助手席は包まれ感があるデザインのため、広々としているといった感じはありません。また、リアシートが狭いので、大人が4名乗車するのは少々辛いです」

 2010年から2019年まで生産されたジュークは、曲線を多用したボリューム感のある個性的なデザインが、ジューク最大の魅力だといえます。

 クーペのようなボディラインと大きく盛り上がったフェンダーで、コンパクトSUV以上の存在感が感じられます。

 17インチタイヤを履く足回りも迫力があり、最低地上高は170mmも都会派SUVとしては十分な高さを確保しています。1565mmという全高は、都市部での使い勝手も良さそうです。

 ちなみに最小回転半径は5.3mと扱いやすく、1.5リッター自然吸気エンジンは114馬力、1.6リッターターボは190馬力という動力性能を備えています。

 一方で、インテリアは室内幅1470mmと決して狭くはないのですが、全体的にクーペのような包まれるデザインのため、人によっては圧迫感を感じる部分もあるかもしれません。

 また、デザインを優先したために犠牲になっているのが後席部分でしょう。幅だけでなく頭上空間も狭いため、後席に座っての長距離移動は少し辛いかもしれません。

 それでも「キックス」誕生により生産が終了した「ジューク」は中古車価格も手頃で、安く手に入れたい人には最適なコンパクトSUVといえます。

 また中古車では2WDモデルが多く流通していのも、SUVというよりもクーペのような感覚で選ばれているからでしょう。

■20年以上前の小型SUVを所有するオーナーはどう感じてる?

 次に話を聞いたのは、ホンダ「HR-V」のオーナーであるKさん(50代男性・沖縄)です。

 もともと東京で仕事をしていましたが、故郷の沖縄へUターンした際、知り合いの整備工場の代車として活躍していたHR-Vを譲り受けたそうです。あえてこのクルマを選んだのは、MT車だったのが最大のポイントだったといいます。

1998年に登場したホンダ「HR-V」1998年に登場したホンダ「HR-V」

「HR-Vは5ナンバーサイズに収まる見切りの良いボディサイズで、背が高すぎないクロスオーバーSUVということもあり、峠道でもスイスイ走れます。また、リアシートを前に倒せば、ラゲッジスペースにかなりの量の荷物を載せられるのも便利です。

 不満なところはあまりないのですが、4WDが簡易式のため、悪路がそれほど得意ではないところでしょうか」

 HR-Vの3ドアモデルは、全長3995mm×全幅1695mm×全高1580mmと、全高、全幅は現代の大ヒットモデルであるライズと同じですが、全高はライズよりもさらに低いサイズを実現。5ナンバーサイズで見切りが良いのが特徴です。

 デビューが1998年といまから20年以上前に登場したモデルなのに(国内販売期間:1998年から2006年)、現在のコンパクトSUVに求められる要素を多く満たしており、当時としては画期的なクロスオーバーでした。

 当時の1.6リッターエンジンの最高出力は105馬力と控えめですが、5速MTを駆使すると、キビキビ走ることも可能だそうです。

 またボディの後ろ側は直線基調のため積載性も高く、リアシートを倒せばステーションワゴン並みに使えるのも高ポイントです。

 4WDはリアルタイム式4WD(デュアルポンプシステム)を搭載。本格的なオフロード車ではありませんが、昨今主流のコンパクトSUVでは2WDしか設定されていないモデルも存在していることから、コンパクトSUVは、SUVというよりも、スタイルの良いコンパクトカーとして選ばれている一面もあるのではないでしょうか。

※ ※ ※

 今回、古いコンパクトSUVのオーナーの話になりましたが、オーナーの満足度が高いことがわかりました。

 都市部ではCセグメントやDセグメントのSUVだと、性能的にもサイズ的にも持て余してしまうことも多いものですが、取り回しのしやすいサイズと良好な前方視界を併せ持つコンパクトSUVは、これからのコンパクトカーのスタンダードになる可能性を十分に満たしているようです。

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