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冬タイヤに履き替えの時期 外したタイヤはどう保管!? 長持ちさせる方法とは

くるまのニュース / 2020年10月25日 8時30分

クルマにおける冬の準備として、この季節はスタッドレスタイヤへの交換をおこなう時期だ。タイヤはいうまでもなく「ゴム」でできており、保管方法によって劣化具合に差が出るといわれているが、交換して外した夏タイヤはどのように保管すればいいのだろうか。

■タイヤを長持ちさせる保管方法とは

 北海道では早くも初雪のニュースが届いたこの季節。10月は、これからやってくる冬に備えて、サマータイヤからスタッドレスタイヤへの交換時期となる。

 最新のスタッドレスタイヤはライフ性能も高いから、毎日よほど長い距離を走行するクルマでない限りは、雪が降り出す前に早めに交換しておいても問題はないはずだ。

 そこで気になるのが、交換したサマータイヤの保管方法だろう。タイヤは保管方法によって劣化具合に差が出るといわれているが、正しい保管方法はどういったものなのだろうか?

 最近では春夏秋のドライ路面・ウエット路面に加え、冬のスノー路面でも走ることができる「オールシーズンタイヤ」が注目されているが、アイスバーンと呼ばれる凍った路面にはスタッドレスタイヤを装着していないと対応できない。

 北海道や東北、日本海側の降雪地域だけでなく、都内など大都市部でも、一度雪が降ってしまうと何日もアイスバーンになってしまう路面もあり、そうした道沿いに住むドライバーは、日常的にクルマを使用するためにスタッドレスタイヤに履き替えるユーザーは少なくない。

 タイヤの保管方法で気をつける点は、まずは直接、太陽の光が当たらない場所に保管するというのが大切になってくる。

 紫外線はゴムの劣化を早めるし、湿度が高い場所もタイヤに悪影響を与える。自宅にガレージがあればガレージ内に保管、物置などがあるならば、その中に保管したい。マンション住まいなどでベランダしか保管する場所がない場合は、そのままタイヤを置いておくのではなく、遮光性のあるタイヤカバーをかけておくのがよい。

 また、タイヤラックに縦置きで保管する人も多いが、一番良いのは横にして置いておく方法になる。これは、タイヤラックに保管すると、タイヤの重みが点や線でかかってしまうため、変形の可能性があるためだ。

 横に寝かせて置くと、サイドウオール全体の面でタイヤの重さを受けられるので、変形のリスクが少なく済む。重ねることで下のタイヤへの負担が気になるかもしれないが、ホイールに組んである状態であれば問題はない。

 またタイヤの空気圧は、半分くらいに落として保管することが良いといわれている。保管中はタイヤの空気がどうしても抜けてしまうため、それを嫌って空気圧を高めにして保管をする人がいるが、これはタイヤに大きなストレスを与えることになってしまう。

■保管場所に困るタイヤ ショップの保管サービスを利用するのもあり

 正しい保管方法はわかったけれど、マンション住まいなので外したタイヤを置く場所は、日当たりのいいベランダくらいしかない、という人も多いだろう。そんな人にオススメしたいのが「タイヤ保管サービス」だ。

最近では春夏秋のドライ/ウエット路面から冬のスノー路面まで対応する「オールシーズンタイヤ」も流行している。写真はグッドイヤーのSUV用オールシーズンタイヤ「アシュアランスウェザーレディ」最近では春夏秋のドライ/ウエット路面から冬のスノー路面まで対応する「オールシーズンタイヤ」も流行している。写真はグッドイヤーのSUV用オールシーズンタイヤ「アシュアランスウェザーレディ」

 これは近年、タイヤショップやカー用品店で実施しているサービスで、これを利用すれば保管場所はもちろん、タイヤ交換時にいちいち運ぶ手間などを省けるだけでなく、プロの目でタイヤの状態を管理してくれるため、交換時期などのアドバイスもしてもらえるというメリットもある。

 しかもこういうサービスの場合、温度や湿度を管理した倉庫に保管することが多く、直射日光や雨風にさらされることもない。結果としてタイヤを長持ちさせることにもつながるはずだ。

 コスト的には、サービスをおこなっている店や預けるタイヤサイズなどによりさまざまだが、だいたい1か月1000円から1500円というところが多いようだ。

※ ※ ※

 いうまでもなく、タイヤはおもにゴムでできている。だから製造から年数が経っていくと徐々に硬化していくのだ。これは、サマータイヤでもスタッドレスタイヤでも同様になる。

 乗用車用タイヤの場合、タイヤの溝深さが残り1.6mmになると表れる「スリップサイン」というものがある。スリップサインが出た状態で走行し続けると、道路運送車両法に違反していることになるし、その状態では車検も通らない。

 ただし、十分に溝が残っているタイヤでも、年数が経ったタイヤはゴムが硬化していることもあり、本来の性能が出せないケースもある。とくに、直射日光にさらされた場所や高温多湿の場所で保管していたタイヤは劣化が早く、結果としてタイヤの寿命が早くなってしまいがちだ。

 タイヤは決して安いものではないので、正しい保管方法を知って長持ちさせるのも大切なこと。本来ならまだ使えるタイヤをダメにしないためにも、もう一度保管方法を見直してみてはどうだろうか。

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