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その時速はなんと533km/h! ハイパーカー「トゥアタラ」が量産車の世界最速記録を樹立

くるまのニュース / 2020年10月27日 8時10分

アメリカ初のハイパーカーメーカーであるSSCノースアメリカは2020年10月19日、1750馬力の「トゥアタラ」で世界最速の量産車のタイトルを獲得したと発表した。

■ハイパーカー SSC「トゥアタラ」による最速記録

 アメリカ初のハイパーカーメーカーであるSSCノースアメリカは2020年10月19日、1750馬力の「トゥアタラ」で世界最速の量産車のタイトルを獲得したと発表した。

 レーシングドライバーのオリバー・ウェブ選手がトゥアタラのハンドルを握り、米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にてタイムアタックがおこなわれた。

 世界記録には、○顧客が購入する可能性のある車両と同一の生産車 ○同ルートを往復し、ふたつの速度を平均すること ○検証のためにふたりの世界記録の公式オブザーバーを配置すること ○ストリート用タイヤと非レース燃料を用いること、という条件をクリアしないといけない。これは風や道路の勾配なども影響するためだ。

 ウェブ選手は、往路で484.53km/h、復路ではなんと532.93km/hの最高速を記録。15個の衛星を使ったGPS測定により、すべての世界記録基準が満たされていることを確認、往復の平均速度508.73km/hの「最速の生産車」の世界記録を更新した。

 またトゥアタラは、世界最速の量産車の新記録に加えて、公道で達成された世界最高速532.93km/hなど3つの世界新記録も同時に打ち立てた。

タイムアタックは米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にておこなわれたタイムアタックは米国ラスベガス郊外のネバダ州パーランプの州道160号線にておこなわれた

※ ※ ※

 トゥアタラは、5.9リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。燃料「E85」(エタノール85%+石油15%)を使用すると1750馬力を発生。オクタン価91のハイオク燃料だと1350馬力となる。組み合わされるトランスミッションはCIMA7と呼ばれる7速AMTだ。

 エアロダイナミクスは「カリストリオタデザイン」のデザイナー、ジェイソン・カリストリオタ氏と共同で設計。史上最高となるCd値0.279を達成した。超高速域でもフロント37%、リア63%という完璧な空力バランスを維持、4輪すべてで正確なダウンフォースを確保したという。

 SSCのCEOであるジェロッド・シェルビー氏は「10年前、『アルティメットエアロ』というモデルで最速記録を樹立しました。あれから10年が経ち、トゥアタラで世界をリードします。理論上の数値にかなり近づきました。公道という現実の環境下で、この記録を破るのは難しいでしょう」とコメントした。

 ドライバーのウェブ選手は、「今日は横風がありました。もっと良いコンディションだったならば、もっと速く走ることができたはずです。最高速の533km/hの直前の5秒で、速度は30km/h以上伸びていました」と話している。

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