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現役女子大生にウケる車はどれ? 運転を「する」と「してもらう」で異なる結果に

くるまのニュース / 2020年10月31日 11時10分

かつて「クルマを持つことがステータス」といわれた時代がありました。同時に女性にモテるためにもクルマは必須アイテムだったようです。では、現在の女子大生にはどのようなクルマが人気なのでしょうか。

■クルマはあくまで「使う」もの?

 販売台数ランキングで上位の人気車種たちは、現役女子大生からはどんな反応があるのでしょうか。もっとも「モテる」クルマや、その理由について調査しました。

 かつて、1980年代中盤から1990年代前半にかけてのバブル景気、男性にとってクルマを持つということは一種のステータスでした。そしてそれは、「デートカー」と呼ばれる言葉が生まれるほど、女性からの気を引くための方法でもありました。

 つまり、その時代は男性はもちろん、一般的にはクルマに興味がないとされる女性もクルマへの興味や関心は強かったといえます。

 しかし、近年は若者のクルマ離れという言葉があるように、男女問わずに若い世代はクルマへの関心が薄れているとされています。

 では、そんな現在で、クルマに興味がないとされる女性からはどんなクルマが人気なのでしょうか。今回は、2020年度上半期(4月から9月)の登録車販売台数のなかで、上位車種を中心に、現役女子大生3人に聞いてみました。

 まず、都内の名門私立大学2年生のMさんは、コンパクトカーに関心があるといいます。

「自分が運転するのと男性が運転する場合で好みは分かれます。自分が運転するなら、小さいコンパクトカーが良いですね。トヨタ『ヤリス』とかホンダ『フィット』は、色もたくさんありますし、角がなくて丸っこいので可愛いです。

 男性が運転するなら、私はSUVが好きです。セダンやスポーツカーも良いとは思いますが、もう少し高さがあった方が存在感もありますし、高級感もあると思います。トヨタ『ハリアー』はもともと知っていて好きですし、このトヨタ『RAV4』は無骨なスタイルがイケてます。

 ただ、あまりクルマにたくさんお金をかける男性は、デートはしたいですが長く付き合うとなると話は別です」

※ ※ ※

 自らが運転する場合は、やはり運転のしやすいコンパクトカーが好まれるようでした。

 確かに、2020年4月から9月では、1位に「ヤリス(トヨタ)」、4位に「フィット(ホンダ)」、6位に「ルーミー(トヨタ)」、9位に「ノート(日産)」と、トップ10のうち4車種がコンパクトカーとなっています。

 なお、話を聞いた3人のうち2人は同意見とのことです。女性は現実的であるとの言葉がありますが、やはり実用的なクルマが人気を集めています。

 また、男性に乗ってほしいクルマは近年ブームのSUVが人気で、これには3人全員が賛同しています。

 その理由には、存在感や高級感のほかにも「走行中が安定してそう」「丈夫そう」「なんか強そう」という安心感も挙げられていました。

 しかし、Mさんが「長く付き合うとなると別」と話すように、女性自身と男性が2人で使用する場合は違った事情があるようです。

 同じく都内の名門私立大学4年生のSさんは、以下のように話します。

「結婚も考えている彼氏がいますが、たまにクルマの話になります。ですが、ミニバンが欲しいというので少し困っています。

 荷物が詰めるのは良いのですが、大きいので運転に自信がないです。なので、この『ルーミー』とかホンダ『フリード』なら、荷物も積めますし大きすぎないので良いと思います。

 また、SUVであればコンパクトなクルマが良いです。トヨタの『ライズ』や『ヤリスクロス』のことは知りませんでしたが、これはとても丁度良いと思います。

 クルマはデザインとか加速が良いとかじゃなくて、1番『使いやすい』ものが好まれると思います」

※ ※ ※

 男性と「少し」デートするなら、ハリアーやRAV4といったサイズのあるSUVが人気のようでした。

 しかし、長期的な女子ウケという観点では、ルーミーやフリード、コンパクトSUVのライズやヤリスクロスなど、コンパクトかどうかが重要となるようです。

■使い勝手志向に反して、ステータス志向も

 今回話を聞いた3人中2人は、自分や2人で使うなら使い勝手の良いクルマを好むようでした。

 しかし、もうひとりの都内名門私立大学4年生のYさんは、以下のように話します。

「クルマは好きで色々乗りますし、運転には自信があるので、タイプはあまり重要視しません。好きなのは、見た目や内装の質が高いものです。

 もちろん、単に高ければ良いとか、外車が良いというわけではありません。国産車でも、トヨタの『アルファード』とか『ハリアー』とか『クラウン』とか、1000万円以下で高級感のあるモデルはたくさんあります。

 ただ、やはり今でもクルマはステータスだと思いますし、値段が高いものはちゃんと質も高いです。クルマは走れて荷物がいっぱい積めれば良い、みたいな男性はちょっとNGです」

かつて「デートカー」の代表的存在だった日産「シルビア(S13型)」かつて「デートカー」の代表的存在だった日産「シルビア(S13型)」

 かつて、デートカーとして人気を集めたモデルには、日産「シルビア」やホンダ「プレリュード」など、デザインや走りの良さを中心に人気を集めていたクルマもあれば、トヨタ「ソアラ」のような「ハイソカー」と呼ばれる高級志向のモデルも存在しました。

 そして、現在も一部の女性の間では、その流れは顕在のようです。たしかに、2020年4月から9月の販売台数ランキングでも、アルファードは5位、ハリアーは8位とトップ10入りしています。

 また、クラウンはランキングこそ31位ですが、セダン人気が低迷しているながら月販で8691台も販売しています。

 昔ほどは減ったとされていますが、現在でも「クルマはステータス」という流れは一定数存在するようでした。

 ちなみに、Yさんは世田谷区在住で、よく遊ぶ地域は六本木や麻布といった港区とのことです。

※ ※ ※

 売れ筋モデルを中心に女子ウケするクルマを調査しましたが、使い勝手志向と高級志向に大きく分かれる結果となりました。また、運転者が誰なのかによっても事情は変わるようです。

 女子ウケを狙うためには、自分が乗るのか相手も乗るのか、そしてどんなタイプの女性にウケたいのか。しっかりと状況を見極めながらクルマ選びをすると良いでしょう。

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