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ライズ&ジムニー人気止まらず!? 全長4m以下SUVの売れる共通点はどこにある?

くるまのニュース / 2020年11月4日 10時10分

5ナンバーサイズSUVとして、人気を誇るトヨタ「ライズ」とスズキ「ジムニーシエラ」ですが、ともに全長4m以下という共通点があります。販売台数で上位を維持するライズと納車1年待ちが続くジムニーシリーズには、どのような共通点があるのでしょうか。

■トヨタ「ライズ」とスズキ「ジムニーシエラ」、小さなSUVはなぜ人気なのでしょうか。

 昨今は、コンパクトSUVが人気ですが、なかでも販売台数上位のトヨタ「ライズ」と納車1年待ちが続くスズキ「ジムニー/ジムニーシエラ」には、どのようなポイントが人気なのでしょうか。

 2020年度上半期(1月から6月)の普通車販売台数において、6万1035台を記録して2位となったライズは、2019年11月にダイハツ「ロッキー」のOEM車として登場しました。

 一方の軽自動車のジムニーと小型車のジムニーシエラ(以下、シエラ)は、2018年7月に20年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施して4代目モデルとして発売。

 2020年11月時点でも1年近く納車待ちが続くという状態が続くほど、人気が継続しています。

 またライズとシエラは、全長4m以下という昨今のコンパクトSUV市場のなかでも、ひと際小さなSUVです。

 ボディサイズサイズは、ライズが全長3995mm×全幅1695mm×全高1620mm。シエラは全長3550mm×全幅1645mm×全高1730mmで、ともに5ナンバーサイズとなります。

 では、パワートレインや駆動方式、悪路走破性能ではどのような違いがあるのでしょうか。

 ライズのパワートレインは、1リッター直列3気筒ガソリンターボエンジン(最高出力98馬力)を搭載。WLTCモード燃費は、FF車が18.6km/L、4WD車は17.4km/Lです。

 トランスミッションはCVTを採用し、駆動方式は全グレードにFFと4WDを設定。4WDシステムは、ドライ路面の発進時や登坂時や雪道などの滑りやすい路面では低速走行中でもリアに駆動力を自動で配分するダイハツが開発した「ダイナミックトルクコントロール4WD」を採用しています。

 シエラには、1.5リッター直列4気筒エンジン(最高出力102馬力)を搭載。WLTCモードで15.0km/L(5速MT)、13.6km/L(4速AT)です。

 トランスミッションは、副変速付きパートタイム4WDを継続採用することにより、舗装路などの通常走行から雪道、急勾配など大きな駆動力が必要になる走行までの3段階となっています。

 ジムニーシリーズの特徴でもある「悪路走破性」を高めるため、新開発ラダーフレームの採用や伝統的な縦置きエンジンFRレイアウトを継続採用。

 リジットサスペンションの改良により荒地や障害物などでの走行性能が格段に向上しているほか、「ブレーキLSDトラクションコントロール」や「ヒルホールドコントロール」などの機能でもドライバーをサポートします。

■使い勝手や価格、ユーザーの反響はどうなの?

 ライズとシエラでは、デザインや使い勝手においてどのような違いがあるのでしょうか。

 ライズの外観デザインは、大きく口を開けたように見えるフロントグリルや、角張ったバンパーコーナーなどの視覚的効果により、5ナンバーサイズのボディとは思わせない迫力ある外観を実現。

 大径の17インチタイヤ(一部グレードに採用)や、張り出したフェンダーも、ボディの踏ん張り感を演出します。

 内装では、操作パネル類が運転席側に向けられドライバーにとって心地よい空間を実現するよう、各スイッチおよびボタンが配置されています。

 また、あらゆる場所に収納スペースを確保しているほか、クラストップレベルの荷室容量となる369リッターを誇るなど、使い勝手面も工夫されています。

 一方のシエラは、内外装ともに「機能に徹した飾らない潔さ」というコンセプトをデザインに盛り込み、外装デザインは車両状況が把握しやすい角張ったスクエアボディを採用しました。

 内装は、厚手の手袋を着用しても操作が可能なスイッチ類を採用し、どんな状況でも運転に支障をきたさない機能的なレイアウトを実現。

 さらに、先代モデルからの荷室容量拡大(352リッター)や「脱着式後席シートベルト」「ユーティリティナット」などの装備により使い勝手を向上させています。

納車待ちが続く、ジムニー(左)とジムニーシエラ(右)納車待ちが続く、ジムニー(左)とジムニーシエラ(右)

 価格面では、ライズが167万9000円(2WD)から228万2200円となり、グレードは「X/G/Z」の3グレードを基本としています。

 人気グレードに関してトヨタの販売店は「ライズを検討されるお客さまの大半は上級グレードのZを選ばれる傾向です」と説明するように、最初から装備類が整っているモデルを選ぶようです。

 一方のシエラは、「JL/JC」の2グレード展開となり、JLの179万3000円からJCの205万7000円となっています。

 スズキの販売店によると「軽自動車のジムニーを購入されるお客さまは、用途によって好まれるグレードやオプションが異なります。

 一方のシエラを購入されるお客さまは、どちらかというとスタイルが気に入った人が多い傾向にあり、ある程度最初から装備が付いている上級グレードを選ぶ人が多いかもしれません。また、最初からカスタムを前提にしている人はJLを購入しています」

 ともに、コンセプトやキャラクターが違うため、大半のユーザーが比較対象にしていないようですが、両販売店はそれぞれ次のように話しています。

「最近では、ライズは同じトヨタの『ヤリスクロス』と比較されることが多いです。あとは、ホンダ『フィットクロスター』や日産『キックス』などひとつ上のクラスが比較対象かもしれません。

 たまに、アクティブな趣味を持つ人でシエラと比較される人もいます」(トヨタ販売店)

「シエラの場合は、軽自動車のジムニーと比較される人が意外に多いです。価格・装備・機能など、ほとんど見た目は一緒ながら細かな部分を比較されるようです。

 見た目でシエラを検討される人は、同じスズキの『ハスラー』や、最近だとダイハツ『タフト』も対象になるようです。

 ライズはやはり売れ筋モデルであることや、シエラと同じく全長4m以下ということで比べられることも少なくありません」

※ ※ ※

 このようにライズとシエラは、キャラクターが違うモデルながらアクティブな趣味を持つユーザーからは比較対象となるようです。

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