ギラツキ顔になった! ホンダ新型「オデッセイ」発表! 新旧モデルの違いはどこに
くるまのニュース / 2020年11月5日 14時10分
2020年11月5日にホンダは上級ミニバン「オデッセイ」をマイナーチェンジしました。外観デザインが変更された以外にどのような部分が変わったのでしょうか。
■ギラツキ顔になっただけじゃない! 実は色々変わったんです!
ホンダは、2020年11月5日に上級ミニバンとなる新型「オデッセイ」を発表し、翌6日により発売することをアナウンスしました。
今回のマイナーチェンジ前後では、どのような違いがあるのでしょうか。
新型オデッセイに関しては、2020年9月1日に予告ティザーサイトを公開しており、正式発表の前から大きな話題となっていました。
今回のマイナーチェンジでは、シャシやパワートレインなど基本性能には大きな変更はありませんが、外観デザインの変更や使い勝手面、安全面が刷新されています。
なお、グレード展開ではマイナーチェンジ前に設定されていた標準仕様が廃止され、カスタム仕様の「アブソルート」に統合。さらに、ハイブリッド車は「e:HEV」へと名称変更されました。
ボディサイズは、全長4840mm(マイナーチェンジ前に対して+15mm)×全幅1820mm(+0mm)×全高1685mm-1715mm(+1695mm-1725mm)と全長と全高が若干拡大されました。
外観デザインは、風格あるスタイリングはそのままに、厚みのあるフードと押し出し感の強い大型グリルへ変更され、薄型のヘッドライトを採用することで、これまで以上に力強さが感じられるフロントフェイスへと進化。
マイナーチェンジ前と比べると、フロント上部の水平形状のメッキがヘッドライトまで延びていることや、水平メッキのフロントグリルが横に広がりつつ、上側に移動していることがわかります。
さらに、フロントバンパーの形状も車両先方への張り出しが無くなる代わりに、左右の端から端を繋ぐメッキ加飾が施されたことで、全体的にスタイリッシュで上質なデザインとなりました。
リアは、ソリッドで立体的なリアコンビライトを採用し、横長なメッキ加飾を施すことで、ワイルドでシャープなフォルムが際立つデザインとなり、マイナーチェンジ前に装着されていたナンバープレートの下側を囲むようなメッキ加飾が無くなっています。
また、前後のウインカーには車両の内側から外側に流れるように点灯する「シーケンシャルターンシグナル」を標準装備しました。
内装は、上品な質感の加飾パネルを視界に入りやすい上部に配置し、また触り心地の良いソフトパッドを手の触れやすい位置に配するなど、インパネのデザインを変更。
助手席側とインパネ中央部のエアコン送付口を上段から中段に配置するとともに、形状も四角から横長に変更しています。
コンビメーターパネルは、マイナーチェンジ前の1眼メーターから見やすい大径2眼メーターに変更するとともに、高精細フルカラー液晶パネルを3.5インチから7インチへと拡大。アナログスピードメーターとの組み合わせにより十分な視認性を確保しています。
また、収納面でも運転席側への格納式ドリンクホルダー追加やリッド付きインパネアッパーボックスを新たに設定するなど、室内の収納も使いやすく変更されました。
■魅力的な装着が充実! パワートレインでは大きく変更は無いものの…
機能面としては、「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」を、国内のホンダ車として初採用しました。
ジェスチャーコントロール・パワースライドドアとは、ドアノブにふれることなく、流れる光に手をかざすことでパワースライドドアの開閉が可能となる機能となり、光の演出とジェスチャー操作による新たな体験が楽しめます。
また、パワースライドドアが閉まり切るのを待たずに、ドアクローズ後の施錠を可能とする「予約ロック機能」をホンダとして初めて採用されました。
その場に待機することなく、離れた位置からロックされたことを確認することができるなど、日常での使い勝手が向上しています。
さらに、リアバンパーの下に足先を出し入れするだけでテールゲートの開閉が可能な「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」を「EX」グレードに装備。
開閉途中のテールゲートの保持や、開く高さの設定変更もスイッチ操作により可能です。
安全性能では、安全運転支援システム「ホンダセンシング」に後方誤発進抑制機能を追加。
後方に障害物があるにもかかわらずアクセルペダルを踏み込んだ場合、パワーシステムを抑制することで急発進を防止します。
また、上級ミニバンとして求められる静粛性においては、フロントドアガラスとスライドドアガラスの遮音化やテールゲートガラスの板厚向上、ノイズを軽減するホイールを採用することで、格段に向上したといいます。
迫力が増した新型オデッセイ。マイナーチェンジで商品力に磨きをかける
パワートレインにおいては大きな変更はなく、マイナーチェンジ前と同様に2.4リッターのガソリン車と、2リッターのe:HEV車が設定されています。
しかし、細かな部分ではマイナーチェンジ前には2.4リッターガソリンエンジンに「DOHC i-VTEC(最高出力175馬力)」と「直噴DOHC i-VTEC(最高出力185馬力/190馬力」のふたつが設定されていましたが、マイナーチェンジ後では直噴タイプが廃止されています。
マイナーチェンジ後のWLTCモード燃費は、ガソリン車が11.6km/Lから12.8km/L、e:HEV車が19.8km/Lから20.2km/Lです。
価格面では、マイナーチェンジ前モデルが「G・AERO Honda SENSING(FF/7人乗り/ガソリン車)」の312万3186円から「HYBRID ABSOLUTE・EX Honda SENSING(FF/7人乗り/ハイブリッド車)」の431万4852円です。
マイナーチェンジ後では、「ABSOLUTE(FF/8人乗り/ガソリン車)」の349万5000円から「e:HEV ABSOLUTE・EX」の458万円となっています。
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