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400万円の価格差も!? トヨタ「アルファード」がオーナーから評価される部分とは

くるまのニュース / 2020年11月11日 14時10分

トヨタが販売するフルサイズミニバンの「アルファード/ヴェルファイア」。とくに、アルファードは販売台数ランクインでも上位を占めるほどの人気ぶりです。では、実際のオーナーから評価される部分とは、どのようなところなのでしょうか。

■高級ミニバンの代名詞にもなりつつあるアルファード

 トヨタのフルサイズミニバン「アルファード」は、ギラついた外観デザインや内装の質感の良さ、高級ミニバンと称される室内空間の快適さなどが高く支持されています。
 
 では、実際のオーナーは、どこが気に入り、どこがイマイチと思っているのでしょうか。

 日本自動車販売協会連合会が発表した普通車の新車販売台数ランキングによると、2020年に入ってから販売台数を伸ばしていき、2020年度上半期(4月から9月)では5位となりました。

 決して安価な価格帯ではないにも関わらず、上位にランクインした理由について、トヨタの販売店スタッフは、「アルファードに対して個人需要が増加していることと、法人利用の増加」を挙げていました。

 それまで社用車や公用車ではセダンが主流でしたが、室内空間の広さなどの理由から、アルファードが選ばれる場面が増えているとのことです。

 現行アルファードは、2015年に登場した3代目となります。パワートレインは、2.5リッター直列4気筒エンジン+CVT/3.5リッターV型6気筒エンジン+8速ATのガソリン車と、2.5リッター直列4気筒エンジン+モーターに電気式無段変速機を組み合わせたハイブリッド車の3種類があります。

 WLTCモード燃費は、2.5リッターガソリン車が10.6km/Lから11.4km/L、3.5リッターガソリン車が9.6km/Lから10.2km/L、ハイブリッド車が14.8km/Lです。

 駆動方式は、ガソリン車に2WDと4WDの2種類が設定され、ハイブリッド車は電気式4WDシステム(E-Four)を採用。

 安全面では、トヨタの安全装備「Toyota Safety Sense」を全車で標準装備しており、人気の「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」や、すべてのグレードに衝突回避をサポートする「プリクラッシュセーフティ」、車線逸脱を防ぐ「レーントレーシングスアシスト」などが備わっています。

 さらに、グレードは多数設定されており、その選択肢の広さも人気を集めるポイントのひとつです。

 外観上での違いは、フロントマスクのグリルやフォグランプベゼルの形状がことなります。 

 以前までは、ノーマルボディとエアロボディという形で分けられ、フォグランプベゼルが縦型のほうがエアロボディという名称が付けられていました。

 ノーマルボディのガソリン車は、エントリーモデルの「X」、17インチホイールや合成皮革のシートが採用された「G」、3.5リッターV型6気筒エンジンを搭載する「GF」、最上級グレードの「エクゼクティブラウンジ」の4種類。

 ハイブリッド車は「X」「G」「G“Fパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ」の4種類が設定されています。

 一方、エアロボディは、ガソリン車に18インチのホイールが装着された「S」、3.5リッターV型6気筒エンジン搭載の「SC」、「S“Cパッケージ”」、最上級モデル「エクゼクティブラウンジ」の4種類。

 ハイブリッド車は「S」「SR」「SR“Cパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ」の4種類となります。

 とくに、最上級グレードの「エクゼクティブラウンジ」の2列目シートは、ゆったり足を伸ばしてくつろげる「エグゼクティブラウンジシート」を採用。VIPや会社役員の送迎車として利用されることも多いようです。

 新車価格は、ガソリン車が352万円から761万9000円、ハイブリッド車が454万7000円から775万2000円と、同モデルながら最大で400万円以上の価格差があります。

■実際アルファードに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?

 では、アルファードに乗っているオーナーはどのような評価をしているのでしょうか。

 外観デザインの評価を見てみると、「フロント、リアとも迫力あるデザインでとても気に入っている」「ギラギラ感が増して好感を持っている」という意見が目立ちます。

 一方では「オラオラ感が強い」「クルマの主張が激しくて、乗ってる自分は恥ずかしいかも」との意見もあります。

 そのため、丸みを帯びたデザインよりも、角ばってエッジが効いたデザインを好む人向けなクルマであると考えられます。

 内装では、「ブラック内装もシートの作りも満足度が高い」「手の触れるところはレザーが使われていて、プラスチック感が少ないのが嬉しい」と、細かい部分の質感も考慮されて設計されていることがわかります。

 ほかにも、「フロントドアの開閉についても改善されて薄っぺらさがなくなっている」など、高級車では気になるドアの開閉に関しても、オーナーは満足している様子でした。

オーラが凄まじい! 高級ミニバンの代名詞「アルファード」オーラが凄まじい! 高級ミニバンの代名詞「アルファード」

 一方で、「2015年に出たモデルだから少しずつ古さを感じるところがあります」「グレードによって内装やシートの色が決まっているのは少し残念」との意見もありました。

 エンジンについての評価は、ガソリン車で「2.5リッターだと非力さが出る」との意見がありました。2トン前後の車重があるアルファードにとって2.5リッターのエンジンでは、加速や発進時にもの足りなさを感じることもあるようです。

 しかし、3.5リッターエンジンは「静かに回転していく感じで気持ちいい」と、ストレスなく走行できると高評価でした。

 また、ハイブリッド車は、「ターボのように加速する」「電気自動車のように静か」との意見が多く、大きなミニバンにも十分通用するトヨタのハイブリッド技術の高さを感じます。

 乗り心地に関しては先代モデルよりも劇的に変化しているようで「一世代前のクラウンに近い」「ミニバンでこれ以上の乗り心地のクルマなんてないのでは」との声もありました。

※ ※ ※

 アルファードは高級ミニバンとして認知されていますが、細かくグレード分けされているため、単なる高級モデルとしてだけでなく、ファミリーカーとしても受け入れられるモデルです。

 それによってオーナーからの見方もさまざまであるため、賛否両論の意見がありますが、内装や乗り心地に関しては不満の声が少なく、アルファードの完成度の高さが伺えます。

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