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ホンダのミニバンは迫力顔!? オデッセイとステップワゴンの違いはどこに?

くるまのニュース / 2020年11月11日 11時10分

ホンダ「オデッセイ」と「ステップワゴン」は、どちらも3列シートを備えたミニバンです。両車の違いや共通点はどのようなところなのでしょうか。

■迫力のあるフロントデザインがホンダのミニバンの特徴

 ホンダのフラッグシップミニバン「オデッセイ」が、2020年11月6日にマイナーチェンジして発売されました。

 ホンダの3列シートミニバンとしては、ミドルサイズの「ステップワゴン」がラインナップされています。

 オデッセイとステップワゴンは、どちらも7人乗り/8人乗り仕様を用意する、多人数乗車が可能な3列シートミニバンですが、両車の違いや共通点はどのようなところなのでしょうか。

 現行モデルのオデッセイは、2013年に登場した5代目です。

 2017年のマイナーチェンジでは内外装の変更とともに、先進安全技術「ホンダセンシング」を全車標準装備。2回目となる今回のマイナーチェンジでは、通常のマイチェンでは手を加えない部分にまで改良が施されました。

 そのなかでももっとも大きな改良点は、デザインの変更です。

 外観デザインは、厚みのあるフードや押し出し感のある大型グリルで力強いデザインへと刷新。威圧感を感じさせないよう、細いメッキパーツをあしらっています。

 薄型のLEDヘッドランプは、車両の内側から外側に流れるように点灯するシーケンシャルターンランプを内蔵するとともに、下部に二重のデイタイムランニングライトで目力の強さを表現しました。

 リアのデザインについても、存在感のあるシャープなメッキ加飾でワイドさを演出しています。

 リアコンビランプもLED化し、上段にストップランプ、下段にシーケンシャルターンランプを配置。1本の太いラインと3本の細いラインが交差する、特徴的なデザインとました。

 内装は、乗員の目に入りやすいインパネを変更。横基調でシンプルなデザインへ変更されています。

 ナビゲーションのモニターは従来モデルの7インチ(一部グレードでは非搭載、ディーラー装着ナビは9インチ)から、新型モデルではオプションのナビゲーションが10インチに大型化。メーターは2眼のコンビメーターを採用し、先進的なデザインへと刷新されました。

 ステップワゴンは、現行モデルは2015年に発売された、こちらも5代目モデルです。2017年のマイナーチェンジで、カスタムグレード「スパーダ」の外観デザインを変更しています。

 シャープなLEDヘッドライトや専用デザインの横基調のメッキバーを備えたフロントグリルを採用し、スパーダの個性をさらに際立たせるスタイリッシュで迫力のあるフロントマスクへと刷新されました。

 それに対して内装は、シンプルかつリラックスできる空間が広がります。水平基調のインパネと大きなフロントガラスによって、視界が良いのが特徴です。

 インテリアカラーは、スパーダはスタイリッシュなブラック、標準グレードは落ち着いた色合いのブラウンとなります。

※ ※ ※

 オデッセイとステップワゴンのデザインは、シャープなヘッドライトに大きなグリルという、ホンダ車として共通点があるようです。

 ボディサイズは、オデッセイが全長4855mm×全幅1820mm×全高1695mm-1725mm、ステップワゴンが全長4690mm-4760mm×全幅1695mm×全高1840mm-1855mmと、オデッセイのほうが全長と全幅は長いものの、ステップワゴンのほうが背が高いです。

 室内の広さは、オデッセイは室内長2920mm×室内幅1560mm×室内高1300mm-1325mm、ステップワゴンが室内長3220mm×室内幅1500mm×室内高1405mm-1425mmと、ステップワゴンのほうが室内が広く取られています。

 その一方で、両車はともにホンダ独自の低床プラットフォームを採用し、2列目のステップ高は、オデッセイが約300mm、ステップワゴンが390mmを確保。

 背の高いミニバンが多いなか、オデッセイとステップワゴンは床面を低く設定し、乗り降りしやすいことで定評があります。

■オデッセイとステップワゴンは“わくわく”する機能を搭載

 オデッセイとステップワゴンのパワートレインはどうでしょうか。

 オデッセイに搭載されるエンジンは、2.4リッターガソリンと2リッターハイブリッドの2機種です。

 ステップワゴンのエンジンは、1.5リッターターボと2リッターハイブリッドの2機種で、スパーダのみハイブリッドが設定されています。

ホンダ「オデッセイ」(2020年11月6日マイナーチェンジ)ホンダ「オデッセイ」(2020年11月6日マイナーチェンジ)

 ホンダの2モーターハイブリッドは、優れた燃費性能と力強い走行性能が魅力です。

 この2モーターハイブリッドシステムは、これまでは「i-MMD」という名称で展開されていましたが、2020年2月に発売された新型「フィット」や新型「アコード」から「e:HEV(イーエイチイーブイ)」という名称に変更され、さまざまな車種に搭載されています。

 機能面においてオデッセイとステップワゴンは、独自のアイテムを備えているのも特徴です。

 オデッセイには、ホンダ国内初の機能として、「ジャスチャーコントロールパワースライドドア」が搭載されました。

 静電センサーを使ってジェスチャー操作を認識。ドアに触れなくてもスライドアの開閉を可能にする世界初の機能で、先進性や操作の楽しさを実現しています。

 また、ユーザーの要望が非常に高かったハンズフリーパワーテールゲートを採用。キックセンサーを搭載し、足の出し入れによってテールゲートの開閉が可能になりました。

 さらに、ホンダ初の予約ドアロックを新たに追加し、日常での使い勝手が向上しています。

 ステップワゴンは、大開口のテールゲートに横開き式のサブドアを備えた独自の「わくわくゲート」を採用。

 3列目のシートを床下格納できる「マジックシート」と組み合わせて、テールゲートを開けずに横開き式のサブドアから乗り降りを可能とするほか、荷物の出し入れなども容易におこなえます。

 なお、わくわくゲート非搭載のモデルを選択することも可能です。

 安全運転支援システム「ホンダ センシング」は両車ともに全車に標準装備されていますが、オデッセイには後方誤発進抑制機能が備わっています。

 オデッセイはマイナーチェンジを機に、標準グレードを廃止してカスタムグレードの「アブソルート」に一本化されました。

 従来モデルでは95%のユーザーがアブソルートを選択していたことから、グレード体系が見直されたといいます。

 ステップワゴンにおいてもハイブリッド車の設定はスパーダのみと、需要のあるグレードを中心にテコ入れを図っているようです。

 価格(消費税込)はオデッセイが358万3000円から458万円、ステップワゴンが271万4800円から364万1000円です。

 オデッセイのほうが高額であるものの、3列シートミニバンという点でターゲット層が重なることが多い両車ですが、それぞれどのような人に向いているのでしょうか。

 子供がある程度大きくなって、クルマに高級感を求める人はオデッセイ、子供が小さいファミリーはステップワゴンというように、すみ分けされているとホンダは説明しています。

※ ※ ※

 ミニバンでは、トヨタ「アルファード」が絶大な人気を誇っていますが、ホンダは低床技術による乗り降りのしやすさや、ジャスチャーコントロールパワースライドドアやわくわくゲートといった便利な機能を搭載しています。

 他社にはない独自性が、オデッセイとステップワゴンの魅力といえそうです。

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