アルファードは中古車が狙い目? 条件次第では新車の方がお得な可能性も
くるまのニュース / 2020年11月23日 18時10分
最近では、「いつかはアルファード」といわれるようにトヨタの高級ミニバン「アルファード」の人気が高まっています。しかし、エントリーモデルでも350万円以上となることから手が届きにくい存在でもありますが、その場合に中古車の検討価値はあるのでしょうか。
■アルファード所有しているだけで満足感あり?
トヨタの売れ筋ミニバンである「アルファード」は、存在感のある見た目と高級感溢れる内装で、直近ではミニバンジャンルでトップの販売台数を誇ります。では、アルファードの中古事情はどうなっているのでしょうか。
アルファードは、迫力あるエクステリアやファーストクラス並みの室内空間も持ち味です。また、同社の「ヴェルファイア」の兄弟車でもあります。
しかし、アルファードの新車価格は、エントリーモデルでも350万円以上と高額であるため、「高すぎて手が届かない」と考えてしまう人も少なくありません。
少しでも安くアルファードを購入したいと考えているのであれば、中古車を狙うのもおすすめです。
アルファードは、日本自動車販売協会連合会が発表している普通車販売台数ランキングの2020年度上半期(4月から9月)では5位(4万4311台)にランクイン。同期間のミニバンジャンルでもっとも多く販売されています。
高級ミニバンらしいエレガントなエクステリアは、2015年のフルモデルチェンジによりフロントフェイスが大幅に変更され、より大きな存在感を示すようなデザインとなりました。
また、2018年のマイナーチェンジにより、切れ長のヘッドライトの採用やメッキ部分が追加されたことにより、アルファードの派手さがさらに強調されています。
インテリアは、「大空間高級サルーン」をコンセプトに開発されており、最大限に広げられた車内空間のおかげで、余裕のあるシート配置を実現。このおかげで、ファーストクラスのようにゆったりくつろげられるようになっています。
さらに、足回りはリアにダブルウィッシュボーン式が採用され、2列目や3列も高級セダンに引けを取らないほどの乗り心地のよさを実現。同時に走行安定性もアップしており、長時間運転しても疲れにくいとユーザーから好評を得ています。
搭載されるパワートレインは、2.5リッター/3.5リッターガソリン車と、2.5リッターエンジンに電気モーターが組み合わせたハイブリッド車の3種類を設定。燃費性能は、WLTCモードでガソリン車は9.6km/Lから11.0km/L、ハイブリッド車は14.8km/Lです。
グレード体系は、外観デザインは標準顔とエアロ顔、パワートレインはガソリン車とハイブリッド車、乗車定員は7人乗り/8人乗りなど細かく分けられています。
ガソリン車は、標準顔の「X」「G」「GF」「エクゼクティブラウンジ」の4種類。一方エアロ顔は「S」「SC」「S“Cパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ S」の4種類が設定されています。
ハイブリッド車は「X」「G」「G“Fパッケージ”」「S」「SR」「SR“Cパッケージ”」「エクゼクティブラウンジ」の7種類を設定。また、ガソリン車の「S」グレードと、ガソリン車/ハイブリッド車の「X」グレードには8人乗りが設定されています。
新車価格は、ガソリン車の標準顔が352万円から755万9900円、エアロ顔は386万4000円から775万2000円です。
ハイブリッド車が454万7000円から775万2000円となり、エントリーモデルから最上級モデルの間に約400万円以上の価格差が存在するなど、幅広い価格設定となっています。
■人気アルファードを中古で選ぶには?
アルファードは売れている車種なだけに、中古車市場での流通は多くあります。
グレードや年式、程度によっても大きく異なりますが、初代モデル(2002年発売)の相場は、10万円から150万円が相場です。
登場から20年近くが経過していることもあり、前期型や走行距離が10万キロを超えであれば、数十万円台で購入できます。
ただし、走行距離が5万キロから6万キロの「プラチナセレクション」など、現在の最高級グレード「エグゼクティブラウンジ」と同等グレードのモデルでは、100万から150万円ほどと高値で取引されているようです。
また、2代目(2008年発売)も同様に、走行距離が10万キロを超え、年式が古いモデルであれば、30万円程度で販売されています。
しかし、2代目からはハイブリッド車が追加されており、最上級グレードで走行距離が5万キロ以下のモデルであれば、300万円以上まで価格は跳ね上がることもあるようです。
そして、現行モデルの3代目(2015年発売)になると、一気に値段が上がります。
エントリーモデルの「X」グレードであっても、走行距離10万キロ程度で200万円以上の価格で流通。また、ハイブリッド車を同条件で調べてみると、ガソリン車より30万円程度高い傾向となります。
そのほかに、エアログレードの「S」は、走行距離が8万キロ程度で約250万円。また、ハイブリッドモデルの「G」グレードは、走行距離が6万キロ程度なら約260万円で販売されています。
アルファードに設定される特別仕様車は中古車市場でも人気が高い
アルファードの中古車事情について、都心部の中古車販売店スタッフは以下のように話します。
「基本的に、3ナンバーのミニバンは大人数乗車が目的とされ、地方部で人気があります。
しかし、アルファードは高級志向のユーザーを中心に都心部でも人気があるため、地域によって価格差がないことが特徴です。
中古で安く済ませながらも高級感が欲しいのであれば、先代モデルの上級グレードあたりが狙い目ではないでしょうか」
※ ※ ※
アルファードの中古車相場は、歴代モデルや走行距離などで大きく変わります。
また、ある程度の走行性能があった場合でも比較的値段が高く、グレードによっては新車価格と変わらない値段で販売されていることもあり「新車の方がいいのでは?」とも考えられます。
とくに、現行の購入を検討する場合には、新車購入でも決算や期末セールなどお得に購入出来る可能性もあり、新車と中古車のどちらも交えて検討するのが良いのかもしれません。
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