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14年目のトヨタ「ランドクルーザー」 競合SUV続出も衰えない魅力とは

くるまのニュース / 2020年11月23日 11時10分

初代モデルの登場から2020年で69年の歴史を誇るトヨタ「ランドクルーザー」。現行モデルは、2007年に登場したため14年目という長いモデルライフですが、いまでも衰えない魅力とはなんなのでしょうか。

■もうすぐ70歳のトヨタ「ランドクルーザー」の魅力とは

 トヨタが世界に誇る本格SUVとして「ランドクルーザー」(ランクル)があります。
 
 日本でも高い知名度を誇るランクルですが、実際のオーナーはどのような部分を魅力と感じているのでしょうか。

 日本自動車販売協会連合会が発表している普通車販売台数によると、2020年度は1か月あたり1300台から2800台ほど販売。

 また、ランクルは世界中に需要があるクルマで、2019年8月末時点で、累計販売台数1000万台以上を記録しています。
 
 もともとは1951年8月に「BJ型」として登場し、警察や官公庁で採用されたものをルーツとしており、1954年6月に一般販売を開始する際に「ランドクルーザー(陸の巡洋艦)」へ改名しました。

 BJ型の登場から現在(2020年)まで69年間にわたるという長い歴史は、同一車名で生産されている国産車のなかでも、トップクラスに長い歴史を持つクルマです。

 現行モデルとなるランクル(200系)は、2007年に発売。日本では、2009年に発売された「ランドクルーザープラド(150系)」と共にランクルシリーズとして展開されています。

 ランクル200系は、2015年のマイナーチェンジでフロント周りのデザインを変更。

 ボディサイズは、全長4950mm×全幅1980mm×全高1870mm-1880mm、ホイールベース2850mm、最低地上高225mmとなっています。

 ランクル最大の特徴は、ラダーフレーム構造を採用していることで、頑丈で信頼性があるうえに、高い悪路走破性を誇っています。

 搭載されるパワートレインは、4.6リッターV型8気筒エンジン+6速ATを採用。駆動方式はフルタイム4WDが採用され、路面状況に合わせて5つのモードを設定できる「マルチテレインセレクト」が搭載されています。

 グレード体系は、エントリーモデルの「GX」、オフローダーらしいエクステリアの「AX」、スタビライザーを自動制御する機構「KDSS」が備え付けられた「AX ”Gセレクション”」、最上級グレードの「ZX」の4種類を設定。

 乗車定員は、エントリーモデルの「GX」のみ5人乗りが設定され、それ以外のグレードは8人乗りとなります。

 価格は、「GX」が482万6800円、「AX」が524万7000円から597万9600円、「ZX」が697万4000円です。

■実際ランドクルーザーに乗っている人はどこが良くてどこがダメ?

 では、ランドクルーザーに乗っているオーナーは、どのような評価をしているのでしょうか。

 外観デザインでは、「迫力満点でかっこいい」「フロントグリルが一段と堂々としたものになり、フロント回りが大きく変わった」と、マイナーチェンジで変更されたフロント周りは高評価であるようです。

 ほかにも、「洗車の料金は車が大きいので特別料金になってしまう」と、車体サイズが大きいからこその苦労話もあれば、反対に積雪が多い地域のオーナーからは「家族の安全を第一に考えて頑丈なランクルを購入してよかった」と、本格SUVならではの高評価もありました。

 内装に関しては、「シンプルであっさりしている」「アルファードやクラウンに比べるとやや劣る」と、トヨタを代表する高級車と比較すると、質感に不満を抱くオーナーも多いようです。

14年目のため、さすがに内装は古さが目立つ?14年目のため、さすがに内装は古さが目立つ?

 しかし、「高級車らしい革シートが良い」「しっとりしていて、触ってみてうれしい」と、革シートに関しては高評価の意見が多くありました。

 また、「高級感はありますが、3列目は本当にオマケ」「子供たちが乗る分には良い」と、3列目の広さを指摘する意見も見受けられます。

 走行性能に関しては、「乗り心地は良いとはいえない」「フレーム付きのボディ構造が影響してはっきりと振動を感じる」「なんかトラックに乗っている感じ」と、走破性も重視して設計されているため、乗り心地は一般的な高級車レベルにまでは届かないようです。

 ただし、「エンジンパワーに余裕があるから余分に回さなくていい」「静粛性が高くて快適」との声もありますので、大排気量で余裕があるパワーを生かして極力エンジンの振動を抑えるように工夫されていることもわかります。

 実燃費は、おおよそ5km/Lから7km/Lと、カタログ燃費の6.7km/Lから6.9km/Lに近い数値であるようです。

 しかし、一般的なSUVやミニバンと比べるとお世辞にも優れているとはいえないため、「燃費を気にするクルマではない」「ハイオクだしガソリン代が異様にかかるけどしょうがない」と、燃費に関して割り切っているオーナーが多いようでした。

※ ※ ※

 オーナーの反応をみると、国内市場ではプラド(150系)のほうが使い勝手が良く、ディーゼル車も設定されているため、現在の販売比率では9割ものユーザーがプラド(150系)を選んでいるといいます。

 しかし、それでもランドクルーザーの存在感や圧倒的な走破性は、ほかのクルマには真似できない大きな魅力です。

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