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10台限定のダラーラ「ストラダーレ」発表! クラブイタリアとはどんな組織?

くるまのニュース / 2020年11月20日 19時10分

2020年11月16日、イタリア・ヴァラーノ・デ・メレガリにあるダラーラアカデミーからライブ配信されたデジタル記者会見で、ダラーラ「ストラダーレ・クラブイタリア・リミテッドエディション」が発表された。

■ダラーラがクラブイタリアのために10台限定モデルを発表

 ダラーラは、1985年以来、イタリアの自動車文化を世界に知らしめるアンバサダーとして活動しているエクスクルーシブなクラブ組織「クラブイタリア」のために、ダラーラ「ストラダーレ」の限定モデルを製作することを決定した。

 最初にクラブイタリアのメンバーのために企画されたクルマは、1992年のランチア「デルタHFインテグラーレ・エボルツィオーネ16V・クラブイタリア」だ。

 その後、フィアット「バルケッタ・クラブイタリア」、アルファ ロメオ「4C・クラブイタリア」などがクラブイタリアのメンバーに向けて企画された経緯がある。

 このほか、メイド・イン・イタリー製品へのパッションをコンセプトとして、マラネッロで作られた歴史的名車にインスパイアされたピエロ・フェラーリ監修の1995年ドゥカティ「モンスター900クラブイタリア」や、2020年のドゥカティ「スクランブラー・クラブイタリア」などの特別仕様車も製造されたことがある。

 今回、ダラーラは、創始者であるジャンパオロ・ダラーラの夢の実現に向けた情熱に賛同するクラブイタリア・メンバーのために、特別仕様車の生産を決定。

 ダラーラ・ストラダーレの総生産台数は600台に限定されており、すべてにオーナーが選択可能なシリアルナンバーが付けられている。クラブイタリアの特別仕様車は、「201」から「210」の特別なナンバーが用意されることになっている。

 ダラーラ・グループ プレジデントのジャンパオロ・ダラーラは、次のようにコメントしている。

「クラブイタリアの友人たちに向けてダラーラ・ストラダーレの限定車を作ることができたのは、我々にとって何より光栄なことです。

 創設以来、クラブイタリアは常に、世界におけるイタリア車のイメージ作りの重要な役目を担ってきました。ですのでその一助になれることは私たちにとっても大いなる誇りなのです」

 それでは、ダラーラ・ストラダーレのクラブイタリア仕様とは、どのような仕上がりになっているのだろうか。

■トリコロールカラーの効いたリミテッドエディションとは

 クラブイタリアの社会的な目的は、文化的、技術的、社会的な価値観を問わず、イタリア車の存在を知らしめることにある。

 このため、クラブは長年にわたり、クラブのトリコロールバッジ備えた小規模な限定シリーズを製作するための様々な活動をおこなってきた経緯があるが、とにかく一目でスペシャルでイタリアのプロダクトであることがわかるのが特徴といってもいいだろう。

ダラーラ「ストラダーレ・クラブイタリア・リミテッドエディション」ダラーラ「ストラダーレ・クラブイタリア・リミテッドエディション」

●エクステリアの特徴

・マット・ブルーカーボンのコンプリートボディワーク
・グロス・ブラックカーボンのヘッドライトベセル、ミラーカバー、エアロデバイス
・イエロー・ブレーキキャリパー

●クラブイタリア・リミテッドエディションの特別仕様

・フロントエアロデバイス、ミラーカバー、リアウィングのホワイト仕上げ
・ドライバーサイドとミラーカバーの3色カラーライン
・車体両サイドの手塗りクラブイタリア・バッヂ
・ステッチ同色のココアレザー
・助手席側の3色アクセントカラー
・クラブイタリアバージョン限定プレート
・シャシにダラーラ氏のサイン

●クラブイタリア・リミテッドエディションのスペシャルパーツ

・メーター画面における専用グラフィック
・六角形のアルミメッシュによる専用ラジエーターグリル、エンジンフード
・専用デザインのミルド&アノダイズド・エアコン、エンジンマッピング調整用ノブ

* * *

 クラブイタリアは1989年に創設された、数多くのモーターファンを有するスポーツ文化協会であり、その目的は「イタリア車のレストア、保存、トレース、取り扱い、研究」にある。また自動車の発展に大きなインパクトを持つ文化的なヘリテージと技術的なスポーツの倫理を広めることを目的としている。

 クラブイタリアとその会員にとって、自動車は情熱を傾けるものだけにとどまらず、イタリア人のクリエイティビティ表現のひとつでもある。

 現在約60名の会員がおり、法令により最大でも80名と決められている。会員にはパオロ・カンタレラ氏、ルカ・コルデーロ・ディ・モンテゼーモロ氏、ジャンパオロ・ダラーラ氏、ピエロ・フェラーリ氏、マウロ・フォルギエリ氏、チャールズ・リッチモンド卿、リッチモンド公爵、ゴードン公爵、ジャン・アレジ氏、ミキ・ビアシオン氏、サンドロ・ムナーリ氏など、その他にもイタリア製造界、政財界、文化界の代表者が集っている。

 また、FIA会長のジャン・トッド氏、イタリア自動車クラブの会長であるアンジェロ・スティッチ氏、トリノ国際自動車博物館の館長、ベネデット・カメラナ氏もその会員である。

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