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車のなかでも3密回避!? 広々座れる後席2人掛けのクルマ5選

くるまのニュース / 2020年12月1日 6時10分

このご時世、「ソーシャルディスタンス」とまではいかなくとも、「密」になりやすいクルマの車内では少しでも他人との距離をキープできるに越したことはありません。そこで今回は、隣の人と距離がある後席2人がけのクルマを、5台ピックアップして紹介します。

■3人座れるスペースを2人で占有!? 後席2人掛けのクルマとは?

 新型コロナウィルスの流行により、人と人との距離を見直すことを余儀なくされました。

 感染しない、させないために、一定の距離「ソーシャルディスタンス」を保つことが常識になりつつありますが、通勤ラッシュの電車などなかなか実現できない状況があるのも事実です。

 そこで、3密を回避できる移動手段として、クルマの利用が見直されていますが、車内でもなるべく隣の人と離れて座りたいところです。

 そこで、後席が2名掛けで広々と座れるクルマを5台ピックアップして紹介します。

●ホンダ「シビックタイプR」

「マンマキシマム・メカミニマム」という居住性を優先した実用車として登場したホンダ「シビック」。

 そのスポーティモデルとして6代目モデルに1997年に追加投入されたのが「タイプR」です。

 以降、シビックのモデルチェンジにあわせて世代を重ね、最新モデルはシビックとしては10代目、タイプRとしては5代目にあたります。

 居住性を優先した車種といってもスポーティモデルということもあり、タイプRはどの世代も2人がけのリアシートが標準で、乗車定員は4名となっています。

 2020年10月8日に登場した新型モデルは、2017年に発売された5代目タイプRのマイナーチェンジモデルです。

 最高出力320馬力、最大トルク400Nmを誇る2リッター直噴ターボはそのままながら、細かい部分をブラッシュアップ。

 冷却性能や空力特性を向上するためにフロントまわりのデザインを変更したり、フィーリングを改善しつつも軽量化するために新しいブレーキシステムを採用するなど、走行性能をさらに追求しました。

 ベースとなる「シビック ハッチバック」後席3人掛けの5人乗りですが、タイプRの2人がけのリアシートは、センターアームレストが省かれ、内蔵型のドリンクホルダーもありません。

 また、ハッチバックでは高さ調節式だったヘッドレストも一体型になるなど、軽量化のための後席2人掛けだということが想像できます。

●トヨタ初代「MIRAI(ミライ)」

 世界初となるセダンタイプの量産型燃料電池車として、トヨタが2014年に発売した「MIRAI(ミライ)」。

 燃料電池とは化学反応によって発電する仕組みで、さまざまな燃料が研究されていますが、ミライでは水素が使用されます。

 酸素(空気)と水素の化学反応で得られた電力で113kW(154馬力)を発生するモーターを駆動。全長4890mm×全幅1815mm×全高1535mm、車重1850kgという大柄な4ドアセダンボディを過不足なく走らせます。

 ミライは、トヨタ「クラウン」と大差ないボディサイズで、しかもスペース効率に優れるFFレイアウトですが、ミライの後席は中央のコンソールで左右のシートが分けられる2人乗車とされています。

 これは約740万円の高額車らしい豪華さを追求したというよりも、燃料電池(FCスタック)を前席の下に、大きな高圧水素タンクを後席の下に配置しているからです。

 650kmもの航続距離(JC08走行パターンの場合)を誇り、ガソリンエンジンを積むハイブリッド車と異なりCO2の排出がゼロだったり、災害などの停電時に発電機として電力を供給できるなど、未来的な魅力にあふれるクルマですが、燃料を補給する水素ステーションの少なさや車両価格の高さなどまだまだこれからな部分も少なくありません。

 現行のミライは2020年6月をもって生産終了とされ、2020年12月には2代目モデルが発売される予定です。

 なお新型ミライはさまざまな部分が大きく進化し、FRレイアウトの5人乗り(後席3人掛け)へと変更されます。

●トヨタ「グランエース」

 トヨタ「グランエース」は2019年11月に登場したフルサイズワゴンです。送迎需要にも対応する、多人数乗車可能なモデルとして開発されました。

 迫力のあるフロントやL字型のリアコンビランプなど強い存在感を放つエクステリアと、金属調加飾や木目調加飾、あるいは本革をあしらい華やかさを演出したインテリアが魅力のクルマです。

 それまでトヨタのミニバンでは最大とされた「アルファード/ヴェルファイア」を大きく上回り、全長5300mm×全幅1970mm×全高1990mmという堂々のサイズ。

 2.8リッターのクリーンディーゼルと6段ATを組み合わせるFR車で、これだけ大柄なボディながら最小回転半径5.6m(17インチタイヤ装着車)という取り回しのよさを誇ります。

 グレード展開は8人乗りの「G」と6人乗りの「プレミアム」の2種で、興味深いのが全列2人乗りとなっていることです。

 とくに、上級仕様の「プレミアム」は2人×3列となり、2列目と3列目は左右が完全に別々のキャプテンシートを採用しました。

 さらに、Pプレミアムでは2/3列目、Gでは2列目に「エクゼクティブパワーシート」が備わることもポイントとなります。

 電動リクライニング機能や電動オットマン、快適温熱シートなどが備わる特等席。広大な室内空間とあわせ、現在もっとも密にならないモデルのひとつといえるでしょう。

■2人掛けリアシートがオプションで選べる高級車も

●レクサス「RX」

 レクサス「RX」は世界的に流行しているプレミアムSUVの先駆けともいわれるクルマです。

 2009年登場とそんなに歴史は古くないように思えますが、じつは日本で最初に販売されたモデルは3代目モデル。

 海外では初代は1998年に登場し、2代目が2003年に発売されたクルマで、この初代と2代目は日本ではトヨタ「ハリアー」の名称で販売されていました。

レクサス「RX450hL」レクサス「RX450hL」

 日本では2代目、世界では4代目にあたる現行モデルが登場したのは2015年のこと。「RXでありながら、RXを超えていく」をコンセプトに、力強いエクステリアや心地良い操縦安定性など、さらなる進化を遂げているのが特徴です。

 デビュー当初のラインナップは直噴2リッターのターボエンジンを搭載する「RX200t(後にRX300に改名)」と、3.5リッターV型6気筒エンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドの「RX450h」、それぞれ「標準仕様」と豪華仕様の「バージョンL」、そしてスポーティな「Fスポーツ」を設定。

 これらはすべてリア3人がけの5名乗車モデルでしたが、2017年末にRX450hのロング版で3列シートの「RX450hL」が追加されました。

 とはいえ、これは1列目2名、2列目3名、3列目2名の7名乗車モデル。今回の特集に合致する2列目2人がけとなるのは、2019年のマイナーチェンジ以降に用意されたメーカーオプション「セカンドキャプテンシート」装着車ということになります。

 ちなみに、RX450hLは全長こそ5000mmとベースモデルより110mmほど延長されていますが、ホイールベースは2790mmで変わらず。つまり、後輪より後ろの部分が伸ばされ、そこに3列目シートが配置されています。

●ポルシェ「パナメーラ」

 スポーツカーメーカー「ポルシェ」初となる4ドア4シーターのグランツーリスモ(正確には5ドア)として2009年に発売されたのが「パナメーラ」です。

 スポーツカーの性能とラグジュアリーサルーンの快適さを兼ね備えるモデルで、2016年に登場した現行型は2代目にあたります。

 通常のセダンに加えロング版が設定されるのは初代同様ですが、新しいのが「スポーツツーリスモ」と呼称されるワゴンボディが用意されていることです。

 ボディサイズは全長5049mm×全幅1937mmとセダンと共通で、ロング版セダンの「エグゼクティブ」は150mm長い全長5199mmとなります。

 これだけ大柄なボディながら、リアシートは2人がけで乗車定員は4名という贅沢な仕様。フロントとほぼ同形状のシートがおごられ、快適性と優れたサポート性が両立されています。

 ちなみに、スポーツツーリスモは「4+1シートコンセプト」とされ、リアシートは3人がけが標準で2人がけはオプションです。

 2020年のマイナーチェンジを機にグレード展開が改められ、現在のパワーユニットは2.9リッターV型6気筒ツインターボと4リッターV型8気筒ツインターボのガソリンエンジンと、それぞれにモーターを組み合わせたプラグインハイブリッド仕様を用意。

 合計で4種類となりますが、チューンの異なるさまざまな仕様が存在しています。

 駆動方式はベースグレードのみFRで、ほかはすべて4WD。トランスミッションはポルシェが「PDK」と呼ぶDCTで全グレード8段タイプとなります。

※ ※ ※ ※

 セパレートシートだったとしても、車内でとれる距離はソーシャルディスタンスとされる2mには遠く及びませんが、出来ることは少しでもするのが新しい生活様式といえるでしょう。

 複数人でクルマに乗る場合は必ずマスクをして、エアコンは内気循環ではなく外気導入に、そしてマメな換気を忘れずにおこなうことが大切です。

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