すでに受注台数2000台越え!? 三菱が新型「エクリプスクロス」を発売
くるまのニュース / 2020年12月4日 13時43分
三菱は2020年12月4日、同社のクロスオーバーSUV「エクリプスクロス」のデザインを一新し、新たにPHEVモデルを設定した新型エクリプスクロスを発売しました。
■一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給可能
三菱は同社のクロスオーバーSUV「エクリプスクロス」のデザインを一新。新たにPHEVモデルを設定し、2020年12月4日に販売を開始しました。
エクリプスクロスは、現行モデルが2017年にグローバルで発売されたクロスオーバーSUVです。
今回の改良では、いっそう伸びやかで流麗なフォルムとされながら、SUVとしてのダイナミズムが高められました。
デザインコンセプトは「Daring Grace(大胆にして、優雅)」。全長の延長と前後デザインの刷新により、より流麗で上質なフォルムを実現しています。
フロントデザインは、SUVの力強いパフォーマンスと、人とクルマを守る安心感を表現する「ダイナミックシールド」を進化させ、各種ランプレイアウトの変更により、いっそう精悍でスポーティな表情となりました。また、バンパー下部にスキッドプレートが採用され、SUVとしての力強さを表現しています。
リヤデザインでは、従来のダブルガラスから、流れるようなシルエットとなるシングルガラスに変更され、より洗練された伸びやかなフォルムを実現するとともに、すっきりとした後方視界を確保。三方向に延びる立体的なリヤランプを高い位置に配置することで、被視認性の良さと独自性を両立しています。
また、分厚いボディパネルやバンパーは、強さや頑丈さを表現しつつ、背面装着式スペアタイヤからインスパイアされた六角形のモチーフと合わせることで、SUVならではのスタビリティと走破性が表現されました。
そして新たにPHEVモデルを設定。PHEVカテゴリにおいて累計販売台数で世界ナンバー1(2013年1月から2020年9月累計販売台数)を誇る「アウトランダーPHEV」と同様に、ツインモーター4WD方式のPHEVシステムが採用されています。
前後1基ずつの高出力モーター、大容量駆動用バッテリー、2.4リッターMIVECエンジンなどで構成されたツインモーター4WD方式のPHEVシステムは、新型エクリプスクロスに合わせて制御を最適化し、電動車ならではの滑らかで力強い加速や軽快感と、安心感のあるハンドリングを実現。駆動用バッテリーは13.8kWhでEV航続距離は57.3km(WLTCモード)と、日常生活の大半でのEV走行を可能としています。
走行モードは、駆動用バッテリーの電力でモーター駆動する「EV走行モード」、エンジンで発電した電力でモーター駆動する「シリーズ走行モード」、エンジンで発生した動力で走行し、モーターがアシストする「パラレル走行モード」の3つが用意され、走行状況に応じて自動で切り替わるなど、さまざまな状況でのモータードライブを楽しむことができます。
さらに、車内に設置された100V AC電源(最大1500W)により、電化製品への電力供給が可能。アウトドアレジャーでは便利な、非常時では頼もしい電力源とすることが可能。
急速充電口を使いV2H機器と接続することで、クルマに蓄えた電力を家で使うことができる家庭用の蓄電池にもなります。
また、自ら発電することもできるため、満タン・満充電の状態からでは、一般家庭の最大約10日分に相当する電力を供給することが可能です。
■2020年11月末時点で月販目標の2倍となる約2000台を受注
新型エクリプスクロスは、2020年10月15日から予約注文の受け付けが開始されており、11月末時点で月販目標の2倍となる約2000台を受注しています。
PHEVが追加された三菱 新型「エクリプスクロス」
三菱自動車CEO 加藤隆雄氏は以下のようにコメントしています。
「当社の命題は、得意とする環境技術をさらに強化し、4WD技術をいっそう磨き上げることで、安心感のある魅力的な商品を世界中のお客さまに提供することです。先鞭をつけたPHEVと、ラリーを通じて培ってきた4WDを両輪として、三菱らしさを追求してまいります。
新型 エクリプスクロスは、積極的にカーライフを楽しみたい、なにか新しいことに挑戦したいといったお客さまの、よきパートナーとして提案します。
また、当社は本モデルを含むPHEVを中心に、EVやハイブリッドなども含め、2030年の電動車比率を50%とする計画であり、電動車の普及を通じて持続可能な社会の実現に貢献してまいります」
新型エクリプスクロスのグレード展開は、PHEVモデルでは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、100VAC電源(最大1500W)やヘッドアップディスプレイなど充実装備の「G」、専用外観とスマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「P」の3グレードを展開。
ガソリンモデルは、予防安全機能を標準装備したベーシックな「M」、ヘッドアップディスプレイやレーダークルーズコントロールシステム[ACC]など、充実装備の「G」、スマートフォン連携ナビゲーションなどを標準装備した上級仕様「G Plus Package」の3グレードの合計6グレードとなっています。
ボディカラーには、三菱独自の高輝度塗装であるダイヤモンドカラーを2色ラインアップ。従来からのレッドダイヤモンドに加え、パールの白い輝きと金属の陰影を併せ持つホワイトダイヤモンドが新たに追加されています。
新型エクリプスクロスの価格(消費税込)は、PHEVモデルのMグレードが384万8900円、Gグレードが415万2500円、Pグレードが447万7000円。ガソリンモデルのMグレード(2WD)が253万1100円、Mグレード(4WD)が275万1100円、Gグレード(2WD)が286万7700円、Gグレード(4WD)が308万7700円、G Plus Package(2WD)が312万6200円、G Plus Package(4WD)が334万6200円です。
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