「みんなの評判はどう?」 e-POWERオンリーの日産新型「ノート」の評判はいかに
くるまのニュース / 2020年12月12日 9時10分
日産が持てる技術を盛り込んだモデルとして、新型「ノート」を2020年12月23日に発売します。すでに詳細情報は発表されており、それを知ったユーザーからはどのような反響があるのでしょうか。
■新時代を見据えてe-POWER専用車種となった3代目ノートの反響は?
2020年11月24日に日産「ノート」の3代目が発表されました。ガソリン車を無くし、e-POWER専用になったことが大きな話題となっています。
今回のフルモデルチェンジは、市場ではどのように評価されているのでしょうか。
ノートは2005年に日産から登場したコンパクトカーで、2016年のマイナーチェンジでは日産独自のハイブリッド技術となる「e-POWER」が導入されました。
性能の良さと使い勝手の良さがニーズを掴み、2018年には13万1760台を販売し、乗用車販売台数1位を獲得。
外観デザインは、日産のEVモデル「アリア」と共通のデザインコンセプトとなっており、2代目に比べてスタイリッシュで、ラグジュアリーな雰囲気も感じられるデザインとなっています。
ボディサイズは、全長4045mm×全幅1695mm×全高1505mmと、2代目と比べて全長がマイナス55mm、全高がマイナス15mmとわずかにコンパクトになっています。
最小回転半径は2代目と比べて+20cmの4.9mとなっていますが、微増したものの小回りの良さは顕在です。
今回のフルモデルチェンジの最大の特徴が、搭載される「第2世代e-POWER」です。
基本構造はこれまで通り、1.2リッター直列3気筒のエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッド車となっています。
モーター部分に大幅な改良が施されており、最高出力が116馬力となり7馬力の増加、燃費性能も34.0km/Lから38.2km/Lへと改善。
安全面では、日産初の「ナビリンク機能付きプロパイロット」が搭載され、これまでのプロパイロットと比べると、標識検知機能、カーブ減速支援、追従機能の進化の3つの点がパワーアップしています。
また、クルマの根幹となるプラットフォームも「CMF-B」へ進化。次世代上級小型車向けのものとなっており、ルノー「ルーテシア」と共通のものが使用されています。
日産とルノーが共同開発することで、高品質でかつコストを抑えたプラットフォームになっており、価格よりもはるかに上の質感を持った走りになっています。
■新型ノートは発売前から期待大! 事前カタログが在庫切れの店舗も
それでは、今回のフルモデルチェンジに対する市場の声を見ていきましょう。
さまざまなメディアで「走り」について高評価であることから、SNSや口コミサイトでも期待感が高まっています。
第2世代e-POWERと新世代プラットフォームCMF-Bを始めとした走行性能の進化がその高評価を裏付けています。
外観デザインは、よりスタイリッシュでシャープなデザインに舵を切ったことにより、一部のコスト削減のため見劣りする場所が出てきているようです。
例えば、前後のウィンカーがLEDで無いという点でも、ラグジュアリーな見た目とそぐわないと考える声もあります。
価格については賛否分かれるところですが、わずかに「高い」という声が多く見られます。
上位グレードにオプションを入れると、300万円オーバーになるという声もあるように、コンパクトカーのメリットでもあった「お手頃感」が感じられないようです。
高評価である「走り」の部分が、体感していない部分もあるため、発売され試乗車に乗れる機会が出てくると評価が覆る可能性があるといえます。
進化したe-POWER。その走りはどれほどの感激が待っている? 大注目の新型「ノート」
また、アクセルの操作性は変更され、第一世代e-POWERの際は、アクセルを離すと減速し、最終的には完全に止まっていたのに対して、第二世代e-POWERでは停止することはなく、クリープするようになりました。
開発担当者は、「これまでのアクセル操作では、ペダルを離すと完全停止まで可能でしたが、ユーザーから『駐車時など低速で移動したい』という声に応えるため、第二世代e-POWERではクリープ走行を可能としました」と説明しています。
しかし、従来モデルのノートユーザーからは、このような細かい仕様変更を嘆く声も見られ、良くも悪くもe-POWER特有の運転感覚が際立っている結果かもしれません。
※ ※ ※
3代目ノートのコンセプトは、「コンパクトカーの常識を変える運転の快適さと楽しさが詰まった先進コンパクト」 とされています。
実際に市場の評価も、近未来感を感じる外観デザインや、新たな強い技術の詰まった走りに期待を寄せる声が多く見受けられます。
価格については議論が活発になっていますが、ユーザーの関心が非常に高いことがうかがえるといえるでしょう。
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