フル装備で900万円以下!? トヨタ新型「ミライ」超豪華仕様の全容は? 「1台1億円」から超絶進化
くるまのニュース / 2021年1月13日 11時10分
トヨタは2020年12月9日に新型FCV「ミライ」を発売しました。クーペライクのセダンとして登場した新型ミライですが、先進技術が詰め込まれた高級モデルです。メーカーオプションをフル装備したら、いったいいくらになるのでしょうか。
■クーペ風セダンとして登場した新型FCVの価格は?
トヨタは2020年12月9日に新型「ミライ」を発売しました。2014年に世界初のセダン型量産燃料電池自動車(FCV)として初代ミライが発売されましたが、今回の新型では流麗なクーペライクのシルエットで登場。全高は-65mm、全幅は+70mmとすることで、より魅力的なスタイリングを得ました。
そんな新型ミライですが、トヨタのラインナップのなかでの立ち位置を見ると、じつはエントリーモデルの価格がブランド内の旗艦車種「センチュリー」の次に高いという、相当な高級車にあたります。もし、新型ミライに選択可能なメーカーオプションをすべて装着したら、いったいいくらになるのでしょうか。
最上級グレードに選択可能なメーカーオプションをすべて装着した仕様を見ていきます。
新型ミライのグレードは、上位グレードから「Z“Executive Package”」「Z」「G“Executive Package”」「G“A Package”」、「G」の5グレード展開です。4WDはなく、全車後輪駆動となります。エントリーモデルの価格(消費税込、以下同様)は710万円です。
今回は、価格が805万円の最上位グレード Z“Executive Package”で選択できるメーカーオプションを見ていきます。
設定されるメーカーオプションのなかで、新型ミライの足元をグッと引き締める装備が20インチの大径タイヤとブラックナット付アルミホイールのセットです。
この20インチというタイヤサイズは2019年10月に公開されたコンセプトモデルでも装着されていました。
アルミホイールにはブラックスパッタリング塗装が施され、近未来感とスポーティ感を併せ持つ新型ミライのスタイリングをよりダイナミックに演出しています。価格は12万7600円です。
また、新型ミライの世界観を演出する新規開発色として、「フォースブルーマルティプルレイヤーズ」というボディカラーが設定されました。
塗装においてシルバーとブルーを重ねる複層工程を経ることにより、陰影感と鮮やかさを両立。新型ミライが持つボディの抑揚をいっそう際立たせます。価格は16万5000円です。
※ ※ ※
今回選択した新型ミライのメーカーオプションは、前出のものも含めて全部で5つです。そして、ディーラーオプションとして定番のフロアマットを選択すると、オプションの一覧は次のようになります。
●メーカーオプション(総額:46万3100円)
・有償色:フォースブルーマルティプルレイヤーズ(16万5000円)
・245/45ZR20タイヤ&ブラックスパッタリング塗装・ブラックナット付アルミホイール(12万7600円)
・パノラマルーフ 電動ロールシェード&挟み込み防止機能付(13万2000円)
・ITS Connect(2万7500円)
・リヤフォグランプ(1万1000円)
●ディーラーオプション
・フロアマット ロイヤルタイプ(5万8300円)
以上の装備を選択した新型ミライ Z“Executive Package”の総額は、857万1400円となりました。
※ ※ ※
かつて「1台1億円以上」ともいわれた燃料電池車ですが、2020年現在はメーカーオプションフル装備でもこの価格で購入できるようになっています。
また補助金などを活用すれば、さらに安価に手に入れられます。
水素スタンドの数などの問題もあり、私たちの生活に溶け込むにはまだ時間がかかるかもしれませんが、住環境さえ許せば、「夢のエコカー」とまで呼ばれていた燃料電池車に人生で一度くらい乗ってみるのも良いかもしれません。
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