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なぜ買えない? 国内で売れば爆売れ確実! 海外専売の日本車5選

くるまのニュース / 2020年12月21日 6時10分

グローバルでクルマを販売している日本の自動車メーカーですが、海外でのみ販売しているモデルも存在します。日本で売ればヒットしそうな海外専用車を紹介します。

■欧米で売っているカッコいい日本車とは

 昨今の国産メーカーは、日本だけでなく世界中でさまざまなクルマを販売しています。

 そのなかには日本でも世界でも販売されているモデルもあれば、軽自動車のような日本専用モデルもあります。

 そして、日本で販売されていない、海外専売モデルも存在。聞きなれない名前の日本車が現地では人気を得ているというケースもあるのです。

 そこで今回は、日本で売れば人気が出そうな海外専売モデルを5台ピックアップして紹介します。

●ホンダ「WR-V」

 ホンダのSUVとして現在販売されている「CR-V」や「ヴェゼル」といったモデルは知っている人も多いと思いますが、海外には「WR-V」というモデルがあります。

 WR-Vはブラジルで販売されているコンパクトSUVで、2017年に発売されました。

 3代目「フィット(海外名:ジャズ)」ベースとしたボディは、全長4000mm×全幅1734mm×全高1599mmと、日本で販売されている「ヴェゼル」と全幅は同等ですが、全長は短く全高は低くなっています。

 外観は、ホンダのSUVに共通するフロントデザインを取り入れつつ、目力強めのLEDデイタイムランニングライトを採用。前後バンパー下部に装着されたスキッドプレートでワイルド感を演出しました。

 パワートレインは1.5リッターガソリンエンジンを搭載。トランスミッションはCVTです。

 バイオエタノール燃料が広く普及しているブラジルでは、FFV(フレキシブル・フューエル・ビークル)が主流となっていることから、燃料はガソリンとエタノールのどちらにも対応可能としました。

 国内では、ヴェゼルよりも小さなSUVとして、2020年2月にフルモデルチェンジしたフィット(4代目)に設定されたSUVテイスト「クロスター」グレードがカバーできるという理由で、このWR-Vの日本導入はないとされています。

●日産「マイクラ」

 日産が欧州で販売する5ドアハッチバックの「マイクラ」ですが、これは日本の「マーチ」の海外名です。

 ただし、日本の現行マーチは2010年に登場した4代目である一方、欧州では2017年にマーチから独立した5代目モデルとして、独自の進化を遂げています。

 マイクラのボディサイズは、全長3999mm×全幅1743mm×全高1455mmと、マーチよりも全長と全幅は長く、全高は低くなっています。

 デザインは、日産車に共通するVモーショングリルやブーメランランプシグニチャーなどを採用し、ロー&ワイドなスタイルも相まってスポーティな印象です。

 パワートレインは、1リッター3気筒ターボエンジンを搭載し、100馬力を発生する「IG-T 100PS」と117馬力を発生する「DIG-T 117PS」が設定されています。

 トランスミッションは、「IG-T 100PS」が5速MTとCVT、「DIG-T 117PS」が6速MTです。

 なお欧州では、日本では1代限りで販売終了したコンパクトSUVの「ジューク」が2代目にフルモデルチェンジして販売されています。

 日本と欧州のユーザーニーズが異なるため、マーチもジュークも各仕向け地にふさわしい仕様に適合させているようです。

●スバル「アセント」

 北米で販売されているスバル車に「アセント」があります。

 アセントは3列シートSUVで、ボディサイズは全長4998mm×全幅1930mm×1819mmと堂々たるスタイル。

 スバル史上最大のSUVで、日本ではラージサイズに入りますが、アメリカではミドルサイズに分類されています。

 デザインは、スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」と似ていますが、SUVらしいたくましさや躍動感が感じられるスタイルです。

 内装は上質なデザインで、ファミリー層のニーズとして求められる、使いやすさや快適性を追求し、どの席においても気持ちよく過ごせる空間としました。

 搭載されるエンジンは2.4リッター4気筒水平対向直噴ターボエンジンで、自然吸気エンジンであれば3.5リッターエンジンと同等のスムーズな加速性能を実現。トランスミッションは、リニアトロニックCVT、駆動方式はAWDです。

 さらに、スバル初となる最高5000ポンドのトーイング性能により、キャンピングカーやボートのけん引もでき、アクティブな使い方にも対応可能です。

 なお、国内におけるスバル車では、2018年に販売終了した「エクシーガクロスオーバー7」を最後に、現在では3列シートを備えたモデルはラインナップされていません。

■アジアでは「ミニバン×SUV」の海外専用車が人気

●三菱「エクスパンダークロス」

 アセアンでヒットしている三菱車として、「エクスパンダークロス」があります。

 エクスパンダークロスは、コンパクトMPV(マルチパーパスビークル)として人気を誇る「エクスパンダー」をベースとし、SUVスタイルを取り入れました。

三菱「エクスパンダークロス」三菱「エクスパンダークロス」

 ボディサイズは全長4500mm×全幅1800mm×全高1750mmと、日本のミドルサイズミニバンと同等の大きさです。

 外観は三菱の「ダイナミックシールド」を取り入れた存在感のあるデザインが特徴。さらにバンパー下部にスキッドプレートを装着するなど、ワイルドさも感じられるスタイルとしました。

 また、エクスパンダーに比べて20mm車高を高くし、最低地上高はクラストップの225mmとし、荒れた道路や浸水した道路での走破性を高めたほか、ドライバーの視認性も良好です。

 3列シート7人乗りを実現した室内は広々としています。フル乗車しても、5ガロンボトル(19リットル)4本、もしくは標準的なベビーカーを入れるのに十分な荷物スペースを確保するなど、実用性も備えました。

 パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンを搭載し、トランスミッションは4速ATと5速MTを用意しています。

 エクスパンダーとエクスパンダークロスは、アセアンでの販売を目的に開発されたモデルです。

 日本での発売を要望する声があるものの、規制対応の面やコスト面などで難しいとのことから、現段階では日本での販売予定はないようです。

●トヨタ「シエンタクロスオーバー」

 2020年12月7日に台湾で発表されたトヨタ「シエンタクロスオーバー」。コンパクトミニバン「シエンタ」の現地仕様をベースに、SUV風に仕上げたモデルです。

 シエンタクロスオーバーのボディサイズは、全長4350mm×全幅1695mm×全高1700mmと、シエンタ(日本仕様)に比べて全長は+90mm、全高は+25mm拡大しています。

 最低地上高が165mmに高められたり、専用サスペンションを採用し、悪路走破性が向上しました。

 外観は、前後にスキッドプレート調のパーツやルーフレールなど、専用デザインを採用し、クロスオーバーらしさを表現。さらに、ブラックの樹脂パーツが装備されるなど、力強い印象になっています。

 シエンタクロスオーバーは全車1.8リッターエンジンを採用。ハイブリッド仕様の設定はありません。

 安全装備としては、予防安全装備「トヨタセーフティセンス」などが標準装備されました。

 日本でも人気のシエンタですが、このシエンタクロスオーバーが発売される予定はなさそうです。

※ ※ ※

 魅力的な海外専売の日本車はほかにもたくさんあり、世界のさまざまな国で販売されています。

 もし日本へ導入するとしたら、法規対応や安全性、内外装の仕様など、越えなければならないハードルがいくつもあります。

 いくら導入を望む声があったとしても、現実的ではないことが多いようです。

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