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ファン歓喜! トヨタ「スープラ」オープン仕様登場!? 市販化の可能性はいかに

くるまのニュース / 2020年12月22日 18時10分

2019年に全世界のクルマ好きが歓喜したトヨタ「スープラ」の登場から約2年。トヨタの北米法人はオープン仕様のコンセプトモデルをお披露目しました。待望のオープン仕様は市販化されるのでしょうか。

■スープラに待望のオープン仕様が現れた!? 市販化の可能性はいかに

 2020年はオンライン開催となったSEMAショーにて、発表が予告されていた「GRスープラ」のスポーツトップコンセプトが同年12月21日(現地時間)に正式発表されました。

 トヨタがおこなうSEMAショー関連の発表は今回二段階に分けて用意され、ドリフト仕様にカスタムされた2台のGRスープラや「タコマ」のカスタム車を含む4台のカスタムカーは、11月上旬に開催されたSEMAショーの場ではすでに発表されていました。

 そして今回、クリスマスまで残りわずかのこのタイミングで一番の目玉であるスポーツトップ仕様のGRスープラが発表され、まさにスープラファンへのスペシャルな贈り物だといえるでしょう。

 今回、発表された2021年型の「GRスープラ スポーツトップコンセプト」は、2019年に先代モデルである「80スープラ」へのオマージュとして作られた「GRスープラ ヘリテージ・エディション」をさらに発展させたものとなります。

 ベースとなったヘリテージ・エディションは先代スープラに装着されていたリアスポイラーのみならず、ヘッドライトやテールライト、ディフューザーまでもが先代スープラを想起させるオリジナル品となっています。

「リエントリー・レッド」(re-entry=帰還、再突入の意)と名付けられたカラーもこのヘリテージ・エディション専用に調色されたもので、80スープラに採用されていた「スーパー・レッドIV」を彷彿とさせるカラーとなります。

 ヘリテージ・エディションは見た目のみならず、中身にも手が加えられています。

 ターボチャージャーは老舗ターボチューナーの「プレシジョン・ターボ&エンジン」によって手が加えられており、これにより純正のB58エンジンと比較して吸気効率が18%向上しました。

 また、エンジン制御やインテーク周りは「ミッション・パフォーマンス」が担当し、これらを組み合わせることにより最高出力は500馬力以上を叩き出します。

 足回りには「スカーボ・パフォーマンス」がこの特別な一台のために専用設計したインボードサスペンションを搭載し、これにより元のボディラインを維持しながらも、より大口径のタイヤとホイールを装着することが可能となりました。

 ホイールは19インチのHRE P107SCを採用し、タイヤはフロントが295/30R19、リアが305/30R19のトーヨーの「プロクセス R888R」を履いています。

 また、テインの車高調キットがより最適な車高へ落とすために装着され、ブレーキ周りはブレンボ製のローターを採用しました。

 今回のスポーツトップコンセプトはヘリテージ・エディションといわば「双子」のような存在を成しており、チューニングのメニューも同様のものとなっています。

 制作に至っての一番の課題はいかに車体の剛性やデザインを保ちながら、屋根を無くすかとのことでした。

 Tバー形状にすれば多少の剛性は確保できますが、スタイルを損なうこと、そしてやはり先代のスポーツトップをそっくり再現することを考えて見送られたといいます。

 色々な案が検討された結果、剛性に関してはボディ下部に補強用のフレームを追加することで解決したとのこと。

 ルーフに関しても当初は切り話されたルーフ部分をそのまま使うことが想定されていましたが、それでは上手く戻すことができず、専用設計のルーフを新たに3Dプリンターで印刷したようです。

 ルーフは左右で二分割できる構造になっており、これはGRスープラのトランクに収納することを考えての設計です。

■スープラオープン市販化の可能性はいかに?

 制作の流れは3つの動画を通して見ることができ、第一弾では2019年に発表されたヘリテージ・エディションの紹介、そしてスポーツトップコンセプトを制作するに至った経緯がチームマネージャーのマーティー・シュワーター氏によって語られています。

 また、この動画で初めて制作前のコンセプトアートが映されていました。
 
 第二弾は手作りされたディフューザーの装着やフレームの補強が施された車体、そして「KC’s ペイント・ショップ」にてルーフにけがきを施し、実際にグラインダーで切る様子が公開されています。

 切られたルーフ部を見るとかなり薄くしなっており、当初の想定であった「切ったルーフを再利用する」案が難しいということがわかります。

 ただ、実際の切断作業は予想よりも時間がかかったと動画内で語られており、20分から30分かけても1インチ(約2.5センチ)しか切断することができなくて別のグラインダーを試したりと、その作業の難しさが垣間見えます。

 そしてこの度の発表と同時に公開された動画の第三弾では、ルーフの設計や調整の段階、そして最終完成形の車体からどのようにルーフを外すのかなどが映されています。

「GRスープラ スポーツトップコンセプト」の制作模様「GRスープラ スポーツトップコンセプト」の制作模様

 動画に対する反応のコメントは「これを待っていた!」「実際の製品化が待ちきれない」などの好意的なもので溢れかえっており、いかに現行スープラのスポーツトップが期待されていたかが伺えます。

 スープラは現行モデルはもちろんのこと、先代の80スープラも依然として高い人気を誇っています。

 トヨタの北米法人であるトヨタモーター ノースアメリカ(TMNA)にて広報を担当するザカリー・リード氏は、次のように説明しています。

「北米でのスープラに対する人気はやはり映画『ワイルド・スピード(原題: The Fast and the Furious)』の影響によるものです。

 販売が終了した1998年まではそこまでスープラに対する人気がなかったものの、2001年にワイルド・スピードの1作目が公開されて以来、人気が爆発しました。

 現行のスープラも先代モデルの人気を受け継いでおり、現在の月間販売台数は500台、消費者層は40代から50代の大人が中心となっています」

※ ※ ※

 しかし、「実際に販売されるのか」という質問に対しては、「製品化は未定です」といいます。

 現時点で製品化は現実的ではないかもしれませんが、今後の反応次第では製品化が実際にされる可能性もあるため、状況を注視していきたいと思います。

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