1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

まるでランボ「ウルス」のクーペ版! ABTがつくった「RS5クーペ」とは?

くるまのニュース / 2020年12月26日 19時10分

アウディのスポーツクーペ「RS5クーペ」をVW&アウディ・チューナーであるABTが手がけた。カラーリングやインテリアのステッチなど、どことなくランボルギーニの雰囲気がしないでもないABT版RS5クーペを紹介しよう。

■チューナーの意地が詰まった「RS5クーペ」

 VW&アウディ・チューナーとして、世界的にその名を知られるABTスポーツラインから、アウディのスポーツクーペ「RS5クーペ」をベースとしたニューモデルが誕生した。

 RS5クーペといえば、アウディ・スポーツがモータースポーツで鍛え上げた走りを、オンロードで実現するといってもよいほどのハードコアモデルだ。

 ABTスポーツラインにとっても、RS5クーペは自社の持つ技術力の高さを広くアピールするために、とりわけ重要な意味を持つモデルだ。

 これまでDTMを始め、ドイツのモータースポーツにおけるトップカテゴリーで活躍してきたABT。その実力をこのRS5クーペによって、より幅広いカスタマーに伝えようというのがその目的だ。

 ソノマグリーンメタリックで仕上げられたボディは、レーシングゴールドマットの21インチ径「ABTスポーツGRアルミホイール」とは対照的なカラーリングで、そのリムが持つ幾何学的なデザインも特徴的なものとなっている。これだけでもアウディのカスタマーには十分に満足できるアイテムといえるのではないだろうか。

 ボディにフィットされるエアロパッケージは、コンパクトなデザインでありながら、十分なダウンフォースと放熱効果を生み出すように設計されている。

 フロントバンパー下のリップスポイラーやフロントフェンダー後方のエアアウトレット、リアではトランクリッド後端のエアスポイラーがわずかに大型化されていることが分かる。

 ほかにはリアに備わるABTのエンブレム、そしてフロントフェンダーのフェンダーバッジなどが、アクセサリーとして装着されているが、以上すべてのボディパッケージはカーボン製と軽量化をも意識しているものだ。

■80馬力アップ! ABTのチューニングテクニックとは

 それではエンジンルームの中身はどうか。これはこのABT RS5クーペの大きな見どころのひとつだ。

ABTがチューニングの技術力の高さ、そしてモータースポーツでの実績をアピールする目的で重要なモデルとなる「ABT RS5クーペ」ABTがチューニングの技術力の高さ、そしてモータースポーツでの実績をアピールする目的で重要なモデルとなる「ABT RS5クーペ」

 オリジナルのRS5クーペに搭載されるエンジンは、2.9リッターV型6気筒ツインターボで、その最高出力&最大トルクは、450ps&600Nm。それをABTスポーツラインは、AECハイテクコントロールユニットと呼ばれる独自のECUと、追加のラジエーターキット、エアインテークカバーなどを装備することで、一気に80psと80Nmのエクストラを得ることに成功。ABTのRS5クーペの最高出力&最大トルクは、530ps&680Nmに引き上げられた。

 もちろんこの性能向上は実際の運動性能にも大きく貢献し、0−100km/h加速はノーマルの3.9秒から3.6秒に短縮。オプションのセラミックブレーキを装着したモデルの場合には最高速を300km/hに上げることもできる。

 サスペンションはABTスポーツラインの車高調節可能なスプリングを採用し、最大で25mmのローダウンを可能にした。独自の前後スタビライザーとの組み合わせで、コーナリング時の安定感がさらに改善されるという。

 インテリアのフィニッシュも魅力的だ。ドアオープン時にはABTの文字が路面に映し出されるエントランスライトに始まり、カーボン素材はシートシェル、シートフレームカバー、ダッシュボードカバーなどにも使用されている。いかにもモータースポーツでさまざまなノウハウを得たチューナーの作といった印象だ。アウディが誇るスーパースポーツ「R8」にも肉薄する魅力を持つモデルに仕上がったといっていいだろう。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください