名前は知ってるけどアナタは誰? 海外で独自に進化した車5選

くるまのニュース / 2020年12月28日 6時10分

日本で販売されているモデルや、かつて販売されていたモデルのなかには、同じ名前で海外へ渡り、独自の進化を遂げているものがあります。まったく別のクルマになったモデルを5台紹介します。

■かつて販売されていたクルマが海の向こうで別のモデルになった!?

 国産自動車メーカーは、グローバルでクルマを販売しており、日本よりも海外が主体になっているメーカーもあるほどです。

 そして、海外で販売されている日本車のなかには、現地のニーズに合わせて、日本仕様とはまったく別のモデルに独自進化しているものがあります。

 今回は、海外で独自に進化したクルマを5台ピックアップして紹介します。

●ホンダ「エリシオン」

 2004年に国内で登場したホンダ「エリシオン」は、フラッグシップミニバンとして2013年まで販売されていましたが、現在は中国専用車となりました。

 現在は2代目にモデルチェンジしており、日本の5代目「オデッセイ」とは兄弟車にあたりますが、ボディサイズはエリシオンのほうがひと回り大きくなっています。

 外観デザインは、4つのクリスタルダイヤモンドLEDヘッドライトと水平基調の大型グリルを装備。メッキパーツも多用することで、中国の富裕層が好む豪華な仕様としました。

 内装はシンプルなデザインであるものの、センターコンソール全体が手触りの良い革で包まれており、高級感のある造りが特徴です。

 パワートレインは、2.4リッターガソリンに加え、2リッターハイブリッドが用意されています。

 おもてなしを重視する中国らしく、2列目シートを前後に超ロングスライドする機構や車両に触れずにスライドドアの開閉が可能な「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」も採用されました。

●トヨタ「スターレット」

 トヨタが1999年まで販売していた小型車「スターレット」。21年ぶりに車名が復活し、2020年9月中旬から南アフリカでの販売を皮切りに、アフリカ47か国で導入されることになりました。

 アフリカ仕様のスターレットは、ボディサイズが全長3995mm×全幅1745mm×全高1470mmの5ドアハッチバックボディで、乗車定員は5名です。

 搭載されるエンジンは1.4リッターガソリンで、最高出力92馬力、最大トルク130Nmを発揮。組み合わされるトランスミッションは4速ATと5速MTとなります。

 この新型スターレットは、スズキのインド法人であるマルチ・スズキが生産する「バレーノ」のOEMモデルです。

 なお、バレーノは日本でも販売されていましたが、2020年6月頃に販売を終了しています。

●三菱「パジェロ」

 日本では2019年8月に生産終了となった三菱「パジェロ」ですが、タイをはじめとするアジア圏では「パジェロスポーツ」というモデルが販売されています。

 パジェロスポーツは、パジェロで培ったオフロード性能と耐久性に加え、乗用車並みの快適性、機能性を融合させたミドルサイズSUVです。

 三菱のデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を進化させたワイド感を強調するデザインとし、本格四駆のパジェロとはひと味違う上質さを感じさせます。

 パワートレインは、2.4リッターディーゼルターボエンジンと8速ATの組み合わせにより、高い環境性能と軽快な走りを両立。

 4WD車には、あらゆる路面状況で最適なトラクション性能と優れたハンドリング性能を両立する「スーパーセレクト4WD-II」を搭載し、悪路での走破性を高めています。

■現行モデルも海外では独自に進化?

●ホンダ「オデッセイ」

 海外で独自に進化したミニバンとして、北米で販売されているホンダ「オデッセイ」があります。

 北米版オデッセイは、初代こそ日本と同じですが、2代目以降はかつて日本で販売されていた「ラグレイト」がベースとなりました。

ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)ホンダ「オデッセイ」(北米仕様)

 現行モデルは2017年に登場した5代目で、デザインは最新のホンダフェイスになっていますが、日本のオデッセイよりも控え目なグリルを装着。

 ボディサイズは全長約5161mm、全幅約1993mm×全高約1767mmという迫力満点のラージサイズミニバンです。

 パワートレインは、可変シリンダーシステム(VCM)という走行状態に応じて気筒休止を備えた、3.5リッターV型6気筒エンジン(最高出力280馬力)を搭載。日本のようなハイブリッドモデルはありません。

 このオデッセイは、北米市場において10年連続でミニバン販売ナンバー1を記録。ファミリー向けの機能性やスポーティな運転性能を有するミニバンとして人気があります。

●スズキ「ワゴンR」

 スズキ「ワゴンR」といえば軽自動車のハイトワゴンですが、2013年よりインドネシアで販売されています。

 インドネシア版ワゴンRは、同政府の「LCGC(Low Cost Green Car)」政策に適合するモデルとして開発され、初めてクルマを購入する若年層をターゲットとするエコカーです。

 2014年には「ワゴンR GS」という新グレードを発売。スタイリッシュな外観デザインと、黒を基調とした質感の高い内装を採用しました。

 このワゴンR GSは、日本で2012年まで販売されていた2代目「ワゴンRスティングレー」をベースに、1リッター直列エンジンを搭載。トランスミッションは、5速MTと5速AMTです。

 1リッターエンジンを搭載するためにエンジンルームが拡大されており、ボンネットからフロントフェイスにかけたデザインは、ワゴンRスティングレーから変更されました。

 なお、インドネシアだけでなく、パキスタンやインドでも、それぞれの国のニーズに合わせたワゴンRが販売されています。

※ ※ ※

 日本で販売されていたモデルでも、海外ではその国のニーズに合わせた仕様へと進化したモデルが存在しています。

 逆に、日本でしか販売されていない軽自動車は、海外ユーザーから羨ましいと思われているようです。

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