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「バディ」「ロックスター」だけじゃない!? 二度見必至な激レア車5選

くるまのニュース / 2021年1月7日 6時10分

光岡といえば、最近ではトヨタ「RAV4」をベースにした「バディ」や、マツダ「ロードスター」をベースにした「ロックスター」などアメリカンテイストのモデルに注目が集まっています。しかし、今回は光岡がかつて販売していた激レアなモデルを5台紹介します。

■ただでさえ珍しい光岡の激レアモデルを紹介!

 光岡は、日本で10番目に誕生した自動車メーカーです。最近ではトヨタ「RAV4」をベースにした「バディ」や、マツダ「ロードスター」をベースにした「ロックスター」などアメリカンテイストのモデルに注目が集まっています。
 
 今回は、そんなバディやロックスターにも負けず劣らないインパクトを放ち、見かけた人はとてつもなくラッキーいえる光岡の珍しいクルマを5台紹介します。

●光岡「ヌエラユーロR」

 光岡の発売する上級セダン「ヌエラ」は7代目「アコード」をベースとして製作されたクルマです。

 基本的には、2リッターと2.4リッターのエンジンを搭載したATモデルをベースとしており、適度なスポーティ感と快適性を両立しつつ、光岡ならではのネオレトロさを楽しむ上質なセダンとして販売されました。

 このヌエラのベース車両として、当時同型のアコードに存在したスポーツモデル「アコードユーロR」を選択してこの世に生を受けた激レアモデルが「ヌエラユーロR」です。

 カタログモデルとしては存在せず、同社の展開していた認定中古車制度を用いて製作されたといい、一時期は中古車サイトでもその存在が確認できました。

 ヌエラユーロRは通常モデルのヌエラと大きく異なり、6速MTと高回転まで吹け上がるホンダ自慢のハイパワーなVTECエンジンを搭載。その出力はアコードユーロR同様に220馬力とキレの良い加速が楽しめ、それでいながら外観はネオクラシックなヌエラそのままという非常にマニア心に響くモデルでした。

 あまり出会えるモデルではありませんが、ボディカラーもアコードユーロRに準じているため、ユーロR専用色「アークティックブルー・パール」や「ミラノレッド」を採用したモデルが確認されています。

●光岡「ビュート12SR」

 通常の「ビュート」は日産「マーチ」をベースに、クラシックなジャガーを彷彿とさせるフロントマスクとトランクを装備した、お洒落で使い勝手の良いコンパクトカーです。

 実用車であるマーチをベースとするビュートは基本的には左右に4枚のドアを装備していますが、この「ビュート12SR」には左右2枚のドアしか装備されておりません。

 実はこのビュート12SRは、3代目マーチ(K12型)のなかでも選りすぐりのスポーツグレード「マーチ12SR」をベースとして製作されたモデルで、先ほどのヌエラユーロRと同様にカタログモデルではない少数生産車です。

 ベース車のマーチ12SRは、日産の関連会社であるオーテックジャパンから発売された特別仕様車で、エンジンの高出力化から足周り、エキゾーストシステムまで車両トータルでチューニングが施された本格的なスポーツモデルでした。

 この魅力的なホットハッチを素材としてお洒落かつユニークな外観まで手に入れた「ビュート12SR」。こちらもヌエラユーロRと同じく一時期中古車情報サイトに掲載されていました。

●光岡「ゼロワン クラシックタイプF」

 光岡が国産自動車メーカーとして認可された記念碑的な自動車が「ゼロワン」です。このクルマで光岡は新型自動車としての型式認証を取得し、日本で10番目の自動車メーカーとなりました。

「クラシックタイプF」はそのゼロワンをベースに製作されたプレミアムモデルです。

 もともとロータス「セブン」を思わせるスタイリングだったゼロワンに、FRP製のカウルやスポークによって支えられたホイールを装備したことで、見事に斬新かつクラシックなリアルスポーツカーを具現化することに成功しました。

 搭載されたエンジンはマツダ製の1.8リッターエンジンで、サスペンションはダブルウィッシュボーン式を前後ともに採用しています。これは両方ともロードスターのものを流用しており、スポーツカーとしての性能の高さをうかがうことができます。

 もちろんクラシックな形をしていても現代のクルマらしく、エアコンを装備することも可能となっており、これによって本格的なスポーツ性と現在的な快適性を両立する素晴らしい選択肢として幅広い層に愛好されました。

 そんなクラシックタイプFは1996から生産を開始し、2000年に惜しまれつつ生産を終了しました。

■デカすぎる! 6mを超える巨大なモデルも存在!?

●光岡「ラセード」

 CMCの「ティファニー・クラシック」を彷彿とさせる、まさにクラシックカーさながらのオーラを纏った巨大な2ドアクーペの光岡「ラセード」は、日産「シルビア」をベースとして製作されました。

 ラセードには初代と2代目が存在し、そのどちらもシルビアをベースにしています。

 よく見ると、ドアのプレスラインなどに確かにシルビアの名残が見受けられますが、全長が5200mm以上と大幅に延長されたうえ、全面的に装飾が施されたことで漂うオーラはすでにシルビアのそれではなくなっています。

 駆動方式はシルビア同様にFRを採用。トランスミッションは4速ATを搭載。ベースが素性の良いスポーツカーということもあって、オーナーのなかにはこのクルマをサーキットで走らせている人もいるというから面白いものです。

 ちなみに車名「ラセード」の意味は、「ライフ・セカンド・ドリーム」を語源とした造語です。

 ベース車のシルビア同様にラセードも現在は生産を終了しており、実質的な後継車種はマツダ「ロードスター」をベースとする「ヒミコ」となっています。

ラセードの後継モデルともいえる「ヒミコ」ラセードの後継モデルともいえる「ヒミコ」

●光岡「ガリューリムジン」

「ガリューリムジン」は光岡の販売する大型高級セダン「ガリューII」の全長を大幅に延長しストレッチリムジン化したモデルです。

 その全長は6360mmとなり、これは同時期にダイムラー・ベンツが発売していたリムジン「マイバッハ62」の6165mmという長さをさらに約200mm上回る巨大さでした。

 ガリューリムジンは主に送迎を目的に使用され、受注生産車ではあったものの正規カタログモデルとして圧倒的な存在感を放ちました。

 価格も約1150万円からスタートと、これは同社のラインアップ内でもトップクラスの金額を誇るものです。

 このクルマのベース車である「ガリューII」のさらにベース車となっていたのが、日産の10代目「セドリック」と「グロリア」(Y34型)です。

 性能や内装などは基本的にこのセドリック&グロリアに準じており、エンジンも同じく2.5リッターと3リッターの直列6気筒エンジンを搭載。駆動方式はFRと4WDから選ぶことが可能でした。

 ガリューリムジンはガリューIIとともに2004年に販売が終了しましたが、同タイプのストレッチリムジンとして2008年に「ガリューリムジンS50」という後継モデルが発売されています。

※ ※ ※

 国産車でありながら、外車顔負けのユニークなデザインを楽しめることで人気の光岡のラインナップ。

 工房のような工場から手作業で作られるためにその生産台数は決して多いものではありませんが、それゆえに紹介した5台以外にも魅力的なレアモデルが多数存在するのです。

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