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駒沢大逆転Vで話題の箱根駅伝に登場!? 謎の燃料電池車はナニ? 話題のFCV3選

くるまのニュース / 2021年1月6日 16時10分

2021年の箱根駅伝では、燃料電池車に改造されたトヨタ「グランエース」がひっそりとお披露目されていました。また、2020年12月には2代目「ミライ」が登場したこともあり、燃料電池車に再び注目が集まっています。今回は、そんな燃料電池車を3台紹介します。

■箱根駅伝に謎のグランエースが登場していた!?

 毎年、1月2日から3日に掛けて開催される箱根駅伝。東京・大手町から箱根・芦ノ湖を関東の大学を代表する選手たちがたすきをリレーして往復する、正月の風物詩として人気のイベントです。
 
 例年、競技運営車両をトヨタが協賛していますが、2021年大会でもさまざまなトヨタ車を投入。世界に2台しかないとされる「センチュリーGRMN」や発売されたばかりの燃料電池車「MIRAI(ミライ)」がテレビ中継でも映し出されていました。

 そんななかで、ひっそりと登場していたのが、新型ミライとおなじ燃料電池車仕様に改造された「グランエース」です。正式なアナウンスはないもののミニバンタイプの燃料電池車は珍しい存在といえます。

 そこで、2021年1月現在、日本で販売(リース含む)されている燃料電池車を3台紹介します。

●トヨタ「ミライ」

 トヨタは、2014年に世界初の量産燃料電池車として初代ミライを発売。その後、2020年12月9日には2代目となる新型ミライを発売しました。

 新型ミライのプラットフォームには、TNGA「GA-L」をベースにリアなど各部の構造を燃料電池車に適した仕様に改良し、理想的な50:50の重量配分を実現しています。

 また、初代ミライから水素搭載量を4.6kgから5.6kgに拡大することで、1充填による航続距離を最大約850kmと伸ばしました。

 また、燃料電池車ならではの機能として、吸入した空気をきれいにして排出する空気清浄システムをトヨタ初導入しています。

 さらに、2021年には高度運転支援技術「トヨタチームメイト」を搭載するモデルも発売予定です。

 その機能のひとつとして、「アドバンストドライブ」は自動車専用道路でドライバー監視のもと、システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、レーンチェンジ、追い越しなどを実現します。

 新型ミライの価格(消費税込)は710万円から805万円です(アドバンストドライブ搭載車は価格未定)。

 購入にあたってはエコカー減税や環境性能割、グリーン化特例、CEV補助金といった優遇税制や補助金があり、地域によっては地方自治体独自の補助金もあることから、実際には500万円ほどのモデルと同等の価格帯となります。

●ホンダ「クラリティ フューエル セル」

 ホンダは、2016年3月から「クラリティ フューエル セル」を法人向けのリース販売をおこなっていましたが、2020年6月からは個人ユーザー向けのリース販売も開始され、以前より身近な存在となりました。

 クラリティ フューエル セルは、ホンダのパッケージング技術により生まれた5人がゆったりと乗れる居住空間に加え、広さだけではなく静粛性も追求。

 遮音機能付きのガラスや防音・吸音材の効果的な配置などと合わせて、燃料電池車ならではの優れた静粛性を実現しています。

 1充填走行距離を約750kmとし、2代目ミライが登場するまではトップクラスの航続距離を誇っていました。

 また、外気中の排気ガスなどを検知して自動的に内気循環に切り替えるエアクオリティーセンサーをはじめ、アレルゲンの活動を抑制するアレルフリー高性能脱臭フィルターや、空気浄化や脱臭などの効果を発揮するプラズマクラスター技術搭載エアコンを装備しています。

 さらに、脱臭などの効果があるアレルキャッチャー加工やトリプルフレッシュ加工の素材をフロアマットやバッテリー冷却風排出口付近などに採用するなど、車内の空気を清浄な状態に保ちます。

 クラリティ フューエル セルの価格は783万6400円となり、ミライと同じくさまざまな補助金の対象モデルです。

■メルセデス・ベンツにも燃料電池車があった!? 2021年には韓国メーカーも日本市場に参戦か!

●メルセデス・ベンツ「GLC F-CELL」

 メルセデス・ベンツが2019年10月に発表し、2020年秋頃から納車を開始したのがSUVタイプの燃料電池プラグインハイブリッド車となる「GLC F-CELL」です。

 GLC F-CELLは、水素を燃料にして発電した電気を動力とする燃料電池自動車ですが、プラグを介して充電または回生ブレーキにより発電した電気をリチウムイオンバッテリーに蓄電する電気を動力とすることが出来る世界初の燃料電池プラグインハイブリッド車となります。

 水素のみでの1充填航続距離は336kmですが、充電された電気を使用することで電気自動車としても活用可能です。

 GLC F-CELLの価格は1050万円となり、原則として4年間のクローズエンドリース契約によるもので、契約終了後には車両の返却が必要です。

 ただし、前述のミライやクラリティ フューエル セルと同等の補助金制度を利用することができます。

メルセデス・ベンツが日本と欧州で展開するSUVタイプの燃料電池車「GLC F-CELL」メルセデス・ベンツが日本と欧州で展開するSUVタイプの燃料電池車「GLC F-CELL」

※ ※ ※

 過去には、国産メーカーからさまざまな燃料電池車のプロトタイプが存在していましたが、現在も継続しているモデルは数台となります。

 また、一般社団法人 次世代自動車振興センターや東京都によると、前述の3台以外のFCVとして、韓国のヒュンダイ「ネッソ」が2020年度の補助金対象車両としてラインナップされています。

 ヒュンダイは2020年にヒュンダイジャパンの公式SNSやイベントを開催しているものの、ネッソに関する正式なアナウンスはしていない状況です。

 しかし、日本市場向けの車両ページやカタログは展開されているため、近い将来に正式な発表があるのではないかといわれています。

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