「これは悩む…」日産新型ノートは安い・高い? オプション設定でユーザーからは賛否分かれる

くるまのニュース / 2021年1月12日 10時10分

2020年12月に発売された新型日産「ノート」は、オプションの設定次第では先代モデルよりも車両価格が高くなるとの話があります。では、新型ノートの人気オプションやグレードはどのようになっているのでしょうか。

■人気グレードは選択肢の多さで最上級の「X」

 2020年12月24日、日産の新型「ノート」が発売されました。全モデルが日産のハイブリットシステム「e-POWER」を搭載しており、その高い燃費性能や静粛性に注目が集まっています。
 
 先代モデルは、2018年に登録車年間販売台数において1位を獲得するほどの人気でしたが、新型モデルではどのようなグレードやオプションが人気なのでしょうか。

 人気のグレードについて、首都圏の日産の販売店スタッフは次のように話します。

「新型ノートを購入される人で、一番人気なグレードは最上級の『X』グレードです。

 ほかの2グレードと違って、内外装の加飾や後部座席のリクライニング方法などはもちろん、安全装備のプロパイロットがオプション設定できる唯一のグレードとなっています。

 また、エントリーモデルの『F』グレードも人気があり、燃費性能の高さや、良い意味で余計な装備が付いていないので、法人利用として選ばれることが多いです」

 一番の売れ筋グレード「X」には、「プロパイロット(ナビリンク機能付)」という車間距離、車線中央キープ、カーブでの車速などをアシストする装備がセットオプションで設定されます。これは、これまでのプロパイロットよりもバージョンアップしたシステムです。

 また、セットオプションには「プロパイロット緊急停止支援システム(SOSコール機能付)」も含まれます。

 これは、プロパイロットを使用しての走行中に予期せぬ事象が発生して、ハンドル操作が一定時間検知されず、かつメーター表示や音による警告にもドライバーの意識反応が得られなかったときには、ハザードを点灯して徐々に減速し停止する機能です。

 なお、「Nissan Connectサービス」に加入している場合は、その後に緊急通報センターに音声接続し、必要に応じて警察・救急に連絡して緊急車両が駆けつける仕組みとなっています。

 前述のとおりこれらのプロパイロットなどはセットオプションとなり、「インテリジェント アラウンドビューモニター」や「USB電源ソケット(タイプA 1個、タイプC 1個)」、「ワイヤレス充電器」、「Nissan Connectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」など全13機能が含まれてオプション価格42万200円です。

 そのほかのオプションでも単品購入出来るものは少なく、そのほとんどがセットオプションとなっています。

 新型ノートのセットオプションについて、前述とは別の販売店スタッフは次のように話します。

「新型ノートにはさまざまなセットオプションが設定されており、希望する仕様にする際には一見分かりやすいようで、混乱されるお客さまも少なくありません。

 また、『これはいるけど、これはいらない』ということも多く、出来ることなら単品オプションとセットオプションの2通りがあるといいのかもしれないです」

■プラス40万越えのプロパイロットは仇ともなるか

 そんななか、実際に購入するユーザーから人気の高いオプションはどういったものなのでしょうか。

 前述とは異なる日産販売店のスタッフは次のように話します。

「オプションは、まずカーナビは近年では必須といえるほどほとんどの人が設定されます。

 そのほかに、プロパイロットや後側方衝突防止支援システムなどがセットになったセットオプション、LEDヘッドライトは多くの人が設定されます。

 プロパイロット込みのセットオプションは、40万円ほどプラスでの費用がかかりますが、Xグレードを購入される6割から7割程度のお客様が設定されており、予想を上回っています。

 購入される人だけでなく、見積もりや問い合わせ段階のお客さまもプロパイロット込みの料金で初めから検討されていることが多いので、新型ノートの目玉オプションとしてやはり注目度が高いようです」

 販売店スタッフによれば、プロパイロット付きのセットオプションを設定するユーザーは、Xグレードを購入するうちの6割から7割とのことでしたが、残りの3割から4割のユーザーや、新型ノートの購入を見送ったユーザーからは厳しい意見も見られました。

「新型ノートが発売されてから今もなお、プロパイロットの設定価格が高すぎるという意見は見られます。

 元々、標準装備だと思って購入を検討していたものの、オプション設定だとわかり最上級グレードを見送った人や、ノートの購入自体を見送ったという例がいくつかありました。

 なかでも印象に残ったのは『最近では軽自動車にも自動運転がついているのに、なんでノートはついていないんだ』という意見です。

 ノートはe-POWERによる高い静粛性や燃費性能という大きなメリットがあるモデルなのに、そのようなネガティブな意見が出てしまうのは我々としても悔しい気持ちです」(首都圏の販売店)

最上位グレード「X」に設定可能な「NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」や「プロパイロット」などのセットオプションは、44万2000円となる。最上位グレード「X」に設定可能な「NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)」や「プロパイロット」などのセットオプションは、44万2000円となる。

 プロパイロットを含むは、セットオプションを設定した購入者によっては当初の予算をオーバーしてしまうケースが考えられます。

 また最近では、軽自動車であっても前走車に追従する「アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」の採用例は増えています。

 スズキの売れ筋軽自動車「ハスラー」では、「HYBRID Xターボ」と「HYBRID Gターボ一」に全車速追従機能付のACCを標準装備。

 新型ノートは、ハイブリッド車のみの設定となり従来のガソリン車と比べると価格帯が高額となるため、ベースの価格を抑えるために、装備類がオプションとなっていると考えられます。

 しかし、宣伝などでは進化したプロパイロットなどを訴求しているため、ユーザーからは標準で装備される機能と思われがちです。

 こうした、オプション設定やイメージの部分が購入時の足かせになっているといえます。

※ ※ ※

 進化した第二世代e-POWERに注目が集まっている新型ノートですが、オプションの詳細が公開され今後ますます意見が分かれてくるといえます。

 今後、4WD仕様が登場することがアナウンスされていますが、さらに上級な派生モデルの登場も噂されています。

 そうしたなかで、オプション設定の分かりづらさが今後の販売にどれほどの影響を及ぼすのか気になる部分です。

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