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この価格ならアリ!? 165万円トヨタ新型EV「シーポッド」軽からSUVまで波及する国産EV5選

くるまのニュース / 2021年1月8日 6時10分

ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車など、クルマの電動化が進むなか、エンジンを持たず、電気の力で走行する電気自動車(EV)に注目が集まっています。今回は国産のEVを5台紹介します。

■2020年は各社がEVに参入! 新型モデルが続々投入

 ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車など、クルマの電動化が進むなか、エンジンを持たず、電気の力で走行する電気自動車(EV)に注目が集まっています。
 
 国産メーカーでいち早くEVを実用化したのは三菱と日産で、2009年に三菱「i-MiEV」、2010年に日産「リーフ」が登場。
 
 さらに最近になって、国産各メーカーが続々とEVを投入しています。今回は、最新の国産EVを5台ピックアップして紹介します。

●トヨタ「C+pod(シーポッド)」

 2020年12月25日にトヨタが販売を開始した「C+pod(シーポッド)」は2人乗りの超小型EVです。

 2019年の東京モーターショーに「超小型EV」として出展されていたのですが、それが約1年後に市販化されました。

 超小型モビリティに区分される新型シーポッドのボディサイズは、全長2490mm×全幅1290mm×全高1550mm。RRレイアウトで最小回転半径は3.9mと、狭い道で優れた取り回し性を発揮します。

 シンプルにまとめられた外観は、樹脂製とすることで軽量化を追求。モノトーンからスリートーンまで、全9色のボディカラーが用意されました。

 9.06kWhのリチウムイオンバッテリーをシート足元の床下に搭載し、1回の充電でシーポッドが走れる距離は150km(WLTCモード)。最高速度は60km/hと、高速道路を使わない短距離移動には十分なスペックです。

 なお、普通充電(200V)での充電時間は約5時間とされており、100V充電にも対応しています。

 価格(消費税込、以下同様)は165万円から171万6000円と、軽自動車と同等の低価格を実現していることもシーポッドの特徴のひとつ。

 現時点では、法人や自治体などを対象に数量限定で販売されていますが、2022年を目処に個人向けに本格販売が開始される計画です。

●ホンダ「ホンダe」

 ホンダ初の量産EVとして2020年10月に発売されたのが「ホンダe」です。

 都市型コミューターとして、シンプルでモダンなデザインと、力強いクリーンな走りや取り回しの良さ、多彩な先進機能を搭載しました。

 ボディサイズは全長3895mm×全幅1750mm×全高1510mm。最小回転半径は4.3mと、約6mの片側1車線の道路でもUターンできる小回り性能を実現。外観デザインは円を基調とし、愛嬌のある表情を見せています。

 内装デザインは、シンプルで心安らぐ空間とし、インパネにはリビングテーブルのようなぬくもりを感じる自然な風合いのウッドパネルを採用。

 スイッチ類を極限まで減らすことで、シンプルなデザインと人に優しい操作性を実現しました。

 ボディ後方のトランクルーム下に、35.5kWhのバッテリーを搭載。315Nmという3リッターV型6気筒並みの大トルクを発生し、キビキビとした走りが魅力です。

 ホンダeの1充電での走行距離は、街乗りで必要十分な283km(WLTCモード)を実現。30分の急速充電では202kmの走行が可能です。

 価格は451万円から495万円。生産台数が限られているため、複数期間にわたって注文を受付ける方式が採られています。

●レクサス「UX300e」

 レクサスの末っ子SUVとして人気の「UX」に、同ブランド初のEVが追加されました。

 UX300eの外観は、基本的には同車のガソリン車と同様で、タフな力強さと俊敏な走りを想起させる大胆かつ洗練されたデザイン。

 UX300e専用として、17インチアルミホイールや床下空力カバーが新開発されました。

 内装もガソリンモデル車に準じていますが、UX300eはEV専用のシフトレバー&ノブを採用。メーターもEV専用となります。

 UX300eは54.4kWhの大容量バッテリーを床下に搭載。航続距離は367km(WLTCモード)を実現。充電にかかる時間は、急速充電で100%まで約80分、普通充電(3kW)で100%まで約14時間です。

 また、UXの取り回しやすさはそのままに、ドライバーの運転感覚に寄り添った自然な加減速フィールと、高出力モーターによる優れた加速性能を両立。レクサスのEVならではの上質な走りと優れた静粛性を追求しました。

 価格は580万円から635万円。2020年度分の販売台数は135台としています。

■世界で50万台を売り上げたEVのトップモデルとは?

●日産「リーフ」

 世界でもっとも売れているEVとなる日産「リーフ」は、初代モデルが2010年に登場。2017年にフルモデルチェンジして、現行モデルは2代目となります。

 初代モデル発売から10年が経過し、グローバルでの累計販売台数は50万台、国内累計10万台を達成。

 ゼロ・エミッションであることはもちろん、EVならではのスムーズでパワフルな加速と低重心を活かした軽快なハンドリングや、安心なドライブをサポートするさまざまな運転支援技術などが評価されています。

日産「リーフ」日産「リーフ」

 現行モデルはふたつのバッテリータイプが用意されており、標準仕様は40kWhのバッテリー搭載で航続距離は322km、パワフルな「リーフe+」は62kWhのバッテリーを搭載し、458km走行することが可能です(WLTCモード)。

 充電にかかる時間は、標準仕様が普通充電(3kW)で約16時間、急速充電で40分、リーフe+は普通充電(6kW)で約12.5時間、急速充電で60分です。

 さらに、カスタムカーとして「リーフNISMO」と「リーフAUTECH」を設定するなど、幅広いニーズに応えられるバリエーションも魅力のひとつ。

 価格は332万6400円から499万8400円です。

●三菱「i-MiEV」

 世界初の量産型EVとして2009年に市販化されたのが、三菱「i-MiEV」です。

 同社の軽自動車「i(アイ)」をベースに、エンジンに替わってリチウムイオン電池とモーターをリアに搭載。

 当初i-MiEVは軽自動車として登場しましたが、2018年の一部改良で全長が3395mmから3480mmへと延長。ボディ拡大によって軽自動車の枠から外れたことで、現在では普通車扱いとなりました。

 16.0kWhのバッテリーを搭載し、1回の充電での走行距離は164km(JC08モード)を実現。充電にかかる時間は、普通充電(200V)で約7時間です。

 i-MiEVはこれまで52か国で累計約2万3000台を販売。日本独自の軽自動車規格でありながらグローバルカーとしての側面もありました。

 そんなi-MiEVですが、2020年度内をもって生産中止が決定しています。

※ ※ ※

 i-MiEV、リーフの古参メンバーに加え、2020年はトヨタやホンダもEV市場に本格参入しました。

 2021年は、1月にマイルドハイブリッドモデルが販売されているマツダ「MX-30」のEV仕様や、夏には日産からはSUVタイプのEVとして「アリア」、さらには軽自動車「ルークス」のサイズのEVも2021年内に登場する方向で検討が進められていると噂されています。

 政府の「2030年半ばをめどに内燃機関車の販売を規制」や東京都の「2030年までに内燃機関車の販売を規制」など、脱ガソリン車に向けた動きが活発化するなか、EVへの期待も高まっています。

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