時速90キロで飛行! 「空飛ぶクルマ」をGMが発表 トヨタも注目「eVTOL」とは
くるまのニュース / 2021年1月22日 17時40分
キャデラックは、オンライン開催となった世界最大級の家電・IT見本市「CES2021」でeVTOL(垂直離着陸型航空機)のコンセプトモデルを発表しました。いったいどんな特徴があるのでしょうか。
■ビルとビルの間の移動に最適な空のモビリティ
高級車ブランドのキャデラックを展開するGMは、オンライン開催となった世界最大級の家電・IT見本市「CES2021」で、キャデラックブランドのeVTOL(電動垂直離着陸型航空機)のコンセプトモデルを発表しました。
キャデラックはどんなモビリティを発表したのでしょうか。
現在、開発が盛んになっているeVTOLは“空飛ぶクルマ”の類型のひとつで、名前は「electric Vertical Take-Off and Landing」の頭文字を取ったものです。滑走路は不要で、ビルとビルの間のような短距離かつ多頻度運航用を想定して設計されています。
環境性、巡行速度、静粛性などに優れ、かつ道路の渋滞に左右されないという利点を持つことから、都市圏での通勤者や出張者、旅行者によるオンデマンド利用が見込まれる、空飛ぶタクシー市場のニーズに適するとされています。
今回キャデラックが公開したコンセプトモデルのeVTOLはひとり乗りで、最高時速90kmで移動が可能。
キャデラックは、今回公開したeVTOLについて「街の混雑軽減に貢献し、かつユーザー各々がやりたいことに対してより多くの時間を割くことができるようになる、贅沢な体験を提供します」とコメントしています。
GMはeVTOLとあわせてEVの個人用自動運転車のコンセプトモデルなども公開しており、電動化に向けたキャデラックの世界観が表現されています。
加熱するeVTOLの開発競争にはトヨタも注目しており、2020年1月には、トヨタがeVTOLの開発・実用化を進めるジョビー・アビエーションと協業を発表。
3億9400万ドルを出資するほか、eVTOLの量産化に向けて生産技術の観点から設計、素材、電動化の技術開発にトヨタが関わり、トヨタ生産方式(TPS)のノウハウも共有されました。
さらにトヨタは将来的な空のモビリティ事業への参入も検討していると明らかにしています。
ジョビー・アビエーションとの協業の発表時、トヨタの豊田章男社長は「空のモビリティの実用化はトヨタ創業以来の夢でもあります」とコメント。
自動車業界からも熱視線を浴びるeVTOLの開発・量産化が、どのように進展するか注目されます。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
テラドローン、国連専門機関の国際民間航空機関(ICAO)初の次世代エアモビリティのシンポジウム『AAM 2024』登壇・出展のご報告
PR TIMES / 2024年9月26日 13時0分
-
小鵬匯天、初の分割型空飛ぶクルマ「陸地航母」を発表(中国)
ジェトロ・ビジネス短信 / 2024年9月18日 0時5分
-
20キロをわずか5分で、「空飛ぶクルマ」は近い将来に普及するか―中国
Record China / 2024年9月12日 12時30分
-
予測される南海トラフ地震等、大規模災害時の活用が期待される空飛ぶクルマ。長距離飛行可能なチルトウイング機構の技術供与を開始
PR TIMES / 2024年9月2日 17時15分
-
シリーズC追加調達額は累計約80億円 ~「空飛ぶクルマ」の機体開発および製造を加速~
PR TIMES / 2024年8月28日 13時40分
ランキング
-
1使用済みのペットボトルを「水筒代わり」に使用している母。不衛生な気がするのですが節約になるのでしょうか?
ファイナンシャルフィールド / 2024年9月26日 6時0分
-
2ラブホ従業員が驚いた客の行動「高齢者の団体が“12時間”のフリータイムを利用して…」
日刊SPA! / 2024年9月26日 15時52分
-
3ノートパソコンが壊れてしまう前兆・サインはある? 分かりやすいポイントをパソコンのプロが解説
オールアバウト / 2024年9月26日 20時15分
-
4「うわっ!」と思わず声が…山間部に突如現れる珍名所「アダルト保育園」。中には「だんみつの部屋」も
日刊SPA! / 2024年9月26日 15時51分
-
5ギャル曽根の「さつまいもの食べ方」が至福すぎる “調味料2つだけ”これは覚えたい
Sirabee / 2024年9月24日 4時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください