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ドゥカティが電動キックボードをリリース! 日本の公道も走行可能?

くるまのニュース / 2021年2月3日 20時10分

ドゥカティが手がける電動キックボードが、さらに進化してアプリで管理できるようになった。欧州では便利なモビリティのようだが、果たして日本の公道で走行できるのだろうか。

■ドゥカティ製キックボードがさらに使い勝手よくなった!

 イタリアのモーターサイクル・メーカー、ドゥカティから、エレクトリック・キックボードのニューモデルが登場し、2021年2月1日から販売が開始された。

 ドゥカティはこれまでにも、「ドゥカティ・コルセ」、「ドゥカティ」、「スクランブラー」の3ブランドから、各々に電動キックボードや電動アシスト自転車を発売した経緯がある。

 これらのプロジェクトは、エレクトリック・トランスポーターの開発において40年以上もの歴史を持つMTパフォーマンス社と、現在では同じVW&アウディ・グループに属するイタル・デザイン社との共同開発によって完成されたものであった。そして今回のニューモデルも、その事情は変わることはない。

「PRO−I EVO」と呼ばれるドゥカティの新型キックボードは、基本的にはファーストモデルとなった「PRO−I PRUS」、あるいは「PRO−II」の進化型と考えてよいだろう。全長1160mm、走行時の全高1160mmというボディは、持ち運び時にはハンドル部を折り畳んで全高を490mmにまで縮小することが可能となっている。

 第一報のリリースでは重量についての発表はなかったが、PRP−IIと同等と仮定すれば、バッテリーを搭載するだけに15kg強の重さになるだろう。折り畳んだとしても、持ち運ぶには少々負担となる重量だ。もっとも法規上恵まれているヨーロッパなどでは、電欠時などを除いて、自分でそれを持ち運ぶシチュエーションは限られたものとなり、それほど心配することもないようだ。

■日本の公道でも走行できるのか?

 PRO−I EVOの最大の特長は、イタル・デザインによって開発された統合アプリにある。このアプリは、Google Play、App Storeのいずれからもダウンロードが可能となっている。

 現在の充電状態や自車位置情報など、さまざまなデータを、キックボードから離れていてもこのアプリから得ることができるのは、カスタマーには大きなメリットといえる。

走行可能距離25−30km。日本の一般公道を走ることができないのが惜しまれる走行可能距離25−30km。日本の一般公道を走ることができないのが惜しまれる

 搭載されるモーターは350Wのブラシレスで(ピークパワーは550Wまで)、280Whのバッテリーを搭載し、走行可能距離25−30kmである。安全性と使いやすさは前作から確実に受け継がれており、電動フロントディスクブレーキとリアディスクブレーキを備えるほか、ハンドル上には3.5インチサイズのLEDディスプレイが装備され、すべての設定を管理することができる。

 フレームは軽量なマグネシウム合金製となっており、前後の10インチ・チューブレースタイヤは、パンク防止機能も導入されている。

 ちなみに日本では、このエレクトリック・キックボードをそのままの状態で一般公道を走行することは不可能である。定められた保安基準を満たして、ナンバープレートを車体に取り付ければ車道を走ることはできるのだが、いずれにしても歩道の走行はできない。

 仮に、バックミラーやウインカーなど、日本での公道走行に必要なアイテムを装着してしまうと、せっかくのイタリアン・デザインも、その魅力を大きく失ってしまうような気がする。

 日本で使用できる状況を考えると、サーキットのピット裏やパドックで遊ぶくらいしかないことが、非常に残念である。

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