まるでスター・ウォーズの世界!? 「空飛ぶクルマ」によるレースが2021年から開催!
くるまのニュース / 2021年2月10日 8時10分
英アラウダ・エアロノーティクス(Alauda Aeronautics)は2021年2月5日、世界初となる電動フライングレーシングカー「エアスピーダー(Airspeeder)Mk3」を発表した。
■2022年からは有人仕様「エアスピーダーMk4」が導入される予定
英アラウダ・エアロノーティクス(Alauda Aeronautics)は2021年2月5日、世界初の電動フライングレーシングカー「エアスピーダー(Airspeeder)Mk3」を発表した。
エアスピーダーMk3は、フルサイズの遠隔操作式電動垂直離着陸機(eVTOL)だ。2021年にはこのモデルを用いて、世界初となるレーシングシリーズが新たに開催される予定だ。レーシングシリーズの概要は今後数か月以内に発表される。
このフライングレーシングカーは無人ドローンとして開発され、パイロットは遠隔でレースをおこなうが、2022年にデビューする予定の「エアスピーダーMk4」は、有人走行でレースをおこなうことになる。
エアスピーダーMk3は最高出力96kWの電動パワートレインを搭載。全長4.1m、車両重量はわずか100kgの機体を、最高速度120km/h超で飛ばせることが可能だ。現在、南オーストラリア・アデレードにあるアラウダの技術本部で製造されている。今年は10台以上の同一のレーシングカーが製造され、チームに供給される。
またエアスピーダーMk3は「オクトコプターXフォーメーション」と呼ばれる、4か所に2枚ずつ、合計8枚のプロペラをX型に配置する。フォーミュラ1のように鋭いヘアピンカーブを曲がるが、上下から抜くという3次元走行になるのが一番の違いだ。8枚のプロペラは、ローターやバッテリーシステムに障害が発生した場合、安全に着陸できるようにも制御されるという。
Mk3による最初のレースは、有人のエアスピーダーMk4の最終的な開発に役立つ、車両のダイナミクスやパフォーマンス、安全性、パワートレインなどに重要なデータを得ることができる。またこのレース自体、今後の都市間での乗員の移動をおこなう電動タクシーや効率的な物流、さらに遠隔医療輸送などに革命をもたらす「eVTOL」時代の到来を早める重要な役割を果たす。
リモートパイロットのMk3、有人のMk4のフライングカーの両方が安全な環境を提供することで、安全性や騒音、バッテリーなど、今後重要となる部分の革新をおこなうという。モルガン・スタンレーが2050年までに1.5兆ドルの市場になると予測するeVTOL の業界の発展に寄与できると考えているという。
アラウダ・エアロノーティクスの創業者、およびエアスピーダーの創設者でもあるマット・ピアソン氏は「世界初のフルサイズ電動フライングレーシングカーの発表は、新しいモビリティ革命の夜明けになります。私たちのレーシングシリーズは、クリーンエアでの乗客輸送、ロジスティクス、さらには医療用と向けの高度なエアモビリティを変革するテクノロジーの到来を早めます。
今年から世界初のフライングカーによるレースが開催され、もっともエキサイティングで進歩的なモータースポーツになるでしょう」とコメントしている。
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