2億9000万円のEVハイパーカー! ピニンファリーナ「バッティスタ」デリバリー間近!!

くるまのニュース / 2021年2月11日 12時10分

ピニンファリーナが手がけるEVハイパーカーが、開発の最終段階に入っている。イタリア・ナルドサーキットでテストしているF1ドライバー、ニック・ハイドフェルドの手応えを届けよう。

■コロナ禍のためにデリバリーは2021年スタートへ

 世界中からカーマニアが終結するペブルビーチ・コンクール・デレガンスの会場である、ペブルビーチ・ゴルフリンクスの近くに、かつてピニンファリーナが手がけたモデルとともに、1台のEVハイパーカーを展示するためのシークレット・プレイス「ハウス・オブ・アウトモビリ・ピニンファリーナ」が設営されたのは2019年のことだった。

 そのEVハイパーカーに与えられたネーミングは、「バッティスタ」。ピニンファリーナの創始者である、バッティスタ・ファリーナ氏の名前からとった、由緒正しきネーミングである(ピニンは彼の愛称だった)。

 現在ピニンファリーナは、インドのマヒンドラ&マヒンドラ社のグループにある。

 ペブルビーチのハウス・オブ・アウトモビリ・ピンファリーナでのプレゼンテーションでは、バッティスタのデリバリーは、2020年とのことであった。しかし、新型コロナウイルス禍の影響を受けて、スケジュールは予定よりも大幅に遅れているようだ。

 それでも、部品等の生産は2020年終盤にはすでに開始されており、その一方で、イタリアのナルドにあるテストコースでは、連日のように最終的な走行テストが繰り返されている。

 テストドライバーはこれまでF1GPやフォーミュラEをドライブしてきたニック・ハイドフェルドだ。彼の比類なき知識と高性能モータースポーツでの25年以上に及ぶキャリアは、バッティスタのオーダーメイドのシャシ設定とソフトウエアキャリブレーションのセッティングには欠かせないものだ。

■0−100km/h加速2秒以内の超絶モンスター

 ニック・ハイドフェルドは、バッティスタについて、次のようにコメントしている。

「バッティスタを初めてトラックで体験することは、本当に特別なものでした。開発の高度な段階でプロトタイプを使用して、私たちは潜在的な能力の約80%でバッティスタをテストしています。

 そのパフォーマンスはすでに私が想像するものを超えています。本当に驚いたのは、バッティスタがトラック上でいかに自然な動きを見せるかでした。

 私たちはすべての速度域で楽しめるように、このハイパーGTを製作していますが、ここナルドでは、コーナリングコントロールとスピードは想像以上でした。正直なところ、バッティスタのプロトタイプは、私の期待をはるかに上回っていて、それは私が今まで経験したことがないような高いレベルだったのです。

 サーキットだけではなく、早くワインディングでバッティスタを試してみたいものです」

ピリンファリーナ バッティスタの公道での実力も楽しみだピリンファリーナ バッティスタの公道での実力も楽しみだ

 確かにバッティスタのスペックは、驚異的というほかはないだろう。4モーターのEVパワートレインはトータルで1900psを発揮。最大トルクも2300Nmだ。0−100km/h加速は2秒以内、最高速は実に350km/hにも達している。

 走行モードは「カルマ」、「ピューラ」、「エネルジカ」、「フリオザ」、「カラッテーレ」の5タイプが設定されている。バッテリーの搭載容量は120kWhで、1回の充電で約500kmの走行距離を可能にするという。

 EVの性能向上にとって必要不可欠な軽量化に関しても、バッティスタは万全の備えだ。モノコックはフルカーボン製で、これにフルカーボンのボディが組み合わされている。

 インテリアのデザインも、ピニンファリーナの作らしく、エレガントにして機能的。それは彼らのブランドの歴史のなかで常に意識してきた哲学ともいえる。

 アウトモビリ・ピニンファリーナでは、今後150台のバッティスタの生産がおこなわれる予定だ。ヨーロッパ、北米、中東およびアジアへ各々50台が割り当てられるという。予想価格は2億9000万円。2021年の後半にも最初の1台が、カスタマーのもとに送り届けられる見込みとのことである。

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