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「あなたはいつ給油しますか?」 ガス欠ギリ派と定量派、異なる給油の実情

くるまのニュース / 2021年2月15日 10時10分

クルマを乗る際に欠かせないのが「給油」です。人によってエンプティランプが点灯してから給油する人や、少し減ったら給油する人などバラバラですが、実際には給油するタイミングによりどのような影響があるのでしょうか。

■給油のベストタイミングってあるの?

 高速道路に乗る前に、ガス欠を起こさないために満タンに給油をする人は多いと思います。
 
 そういった場合を除いて、一般道を走っているときにはどのタイミングで給油したら良いのでしょうか。

 ソニー損保は1000名を対象に「全国カーライフ実態調査2020年」を実施しました。

 その調査で、どのタイミングでガソリンを入れることが多いかという質問に対し、「少しでも減ったら」は3.6%、「残量が3/4以下になったら」は7.4%、「残量が半分以下になったら」は24.7%、「残量が1/4以下になったら」は50.9%「警告灯がついたら」は13.4%となり、残量が少なくなってからが半数近くを占めています。

 また、どれくらいの量を入れることが多いかという質問については、「満タンまで入れる」は75.1%という数値に対し、「一定の金額分を入れる」は20.0%、「一定の量を入れる(残量にかかわらず)」は4.0%、「残量が一定の量になるように入れる」は0.9%という結果です。

 そのなかで、一定額、一定量入れる場合の金額や量について「2000円から3000円未満」で入れる人が40.5%となっており、理由については、「ちょうど良い量になるから」「満タン近くになるから」といった声があがっています。

 実際に給油のベストタイミングについて、首都圏のガソリンスタンドのスタッフは次のように説明します。

「満タンに近い状態で走っていても、少ない状態で走っていても、燃費はほぼ変わらないといわれています。

 また、給油をして古いガソリンと新しいガソリンが混じることもとくに問題がなく、どのタイミングで給油しても問題ないです。

 ガス欠にさえならなければ、それぞれの都合が良いタイミングで良いと思います」

 一方で、複数の地域でガソリンスタンドの勤務経験のある男性は、以下のように話します。

「給油のタイミングというのは、その人のクルマの使い方、好きなタイミングでというのもありますが、環境によって左右されることが多いと思います。

 とくに田舎はガソリンスタンドが比較的少なく、地域によっては年々減っているという話も聞きます。

 そういった環境で生活していると、残量を基準にした給油よりも、ガソリンスタンドに寄れるタイミングで給油をしなければならない、という人もいます。

 もし自由に好きなタイミングで給油をできるのであれば、ガソリンスタンド独自のキャンペーンや、レディースデー、ポイントを貯められるサービスをしている時があるので、そのキャンペーンにあわせて給油をすると、メリットがあります」

※ ※ ※

 実際のガソリンスタンドでは、給油金額により商品やギフト券が当たるキャンペーンや、ティッシュペーパーやトイレットペーパーが貰えるサービスなど給油プラスαを展開する店舗も多いといいます。

 前述の「全国カーライフ実態調査」においても、ガソリンを「一定の量を入れる」ことが多い人の理由に、「15リットルごとにクーポンがもらえるから」、「ポイントを多くもらいたいから」といった声が存在。

 キャンペーンやポイントが貯まるよう調整してガソリンスタンドを利用している人がいるということが分かります。

■給油だけじゃない! ガソリンスタンドのもうひとつの役割とは

 ガソリンスタンドに立ち寄ることは給油だけでなく、ほかにも役割があるといいます。

 前出のガソリンスタンドのスタッフは以下のように話します。

「フルサービスが主流だった頃は、給油の際にお客さまと会話する機会があったので、そこでキャンペーンのチラシを渡したり、クルマの状態を見てタイヤの交換の必要性や、オイル交換のタイミングなど、カーライフを安全に満喫してもらうために、こちらから色々伝えられることがありました。

 しかし、セルフだと安いというメリットはありますが、声かけをすることは基本的にありません。

 とくにクルマを移動のためのツールとしてのみ利用されている人に多いのですが、メンテナンスや交換のタイミングということに重点を置いていないことがあり、普通にクルマが走っているので『大丈夫』と思い込み、何もしないまま走り続けてしまうパターンがあります。

 仮に危険な状態であっても気がつかないお客さまが多いと思います。

最近はセルフスタンドが普及したことにより日々のメンテナンス機会が減っている?最近はセルフスタンドが普及したことにより日々のメンテナンス機会が減っている?

 タイヤの溝の擦り減りの確認や空気圧のチェックなど、本来なら月に1回はすべきことで、昔はガソリンスタンドのスタッフが声かけをすることでメンテナンスのきっかけになっていた人もいると思います。

 しかしセルフが増えつつある今では、誰も教えてくれないので、ご自身でメンテナンスをしに行かなくてはならなくなりました。

 身近にあるガソリンスタンドは、セルフしかないという地域もあります。

 ガソリンスタンドの役割は、給油だけでなく、安全運転のために点検するきっかけをくれるところでもあると考えています。

 自己管理が難しいと思われる人は、セルフのスタンドにもスタッフがいますので、まずは月に1度ぐらい、声をかけてみて、タイヤのチェックをしてもらうきっかけを作ってみるのをおすすめします」

※ ※ ※

 ガソリンスタンドでは、給油するだけではなくメンテナンスの役割もあるといえます。

 突然のトラブルが起こらないよう、ガソリンスタンドに立ち寄った際はタイヤチェックなどの無料点検などを利用してみても良いのではないでしょうか。

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