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カッコいい? 前後でタイヤサイズが違うクルマはなぜ存在? 「前がデカい」あり得ない訳

くるまのニュース / 2021年2月12日 14時50分

前後でタイヤサイズが違う? クルマによっては「前後異サイズ」のタイヤが採用される理由とは、いったい何でしょうか。

■前後異サイズのタイヤは"高性能車の証"?

 クルマに装着されるタイヤを見ると、基本的には4本すべて同じサイズのタイヤが装着されていますが、車種によっては前後で違う大きさのタイヤが装着されている場合があります。いったい、なぜ違うサイズを採用することがあるのでしょうか。

 タイヤのサイズが大きくなる場合、タイヤの幅が異なる「前後異幅」とタイヤの径が異なる「前後異径」というふたつの観点がありますが、どちらも目的はグリップ力の向上です。

 前後異サイズが採用されているクルマは、後輪に強いグリップ力が必要な後輪駆動のクルマであることが多く、ある種の”高性能車の証”と認識されることも多いのです。

 ただしタイヤを大きくすると重量がかさむほか、空気抵抗や転がり抵抗の増加などのデメリットもあるため、たとえ後輪駆動のスポーツカーであっても前後同サイズのタイヤが装着される場合もあります。

 なお、通常クルマのハンドリングは前輪のグリップが後輪より少し弱い「弱アンダーステア」にセッティングされます。

「アンダーステア」はコーナリング中に前輪のグリップが後輪のグリップに負けたとき前輪が横滑りする状態を指し、反対に後輪が前輪に負けて後輪から滑り出す状態を「オーバーステア」といいますが、後輪から先に滑ると最悪スピンしてしまいます。

 そうした理由から、自動車メーカーはアクセルを戻せば前輪の横滑りから回復する弱アンダーステアのセッティングをとります。そのためFF車であっても前のタイヤの方が大きいことは基本的にありません。

 それではここでクイズです。

 タイヤサイズの見方について、「205/60R16 92H」の表記がある場合、タイヤの幅を示すのは、どの部分ですか。

【1】205

【2】60

【3】16

【4】92

※ ※ ※

 正解は【1】の「205」です。単位はミリメートルで表記されています。

 ほかの表記の意味について解説すると、「60」(【2】)はタイヤの幅に対する高さの割合である「扁平率」、Rは「ラジアル構造」というタイヤの構造に関する表記、「16」(【3】)はインチであらわされたタイヤの内径、「92」(【4】)は「ロードインデックス」というタイヤ1本あたりが支えられる荷重を示す指数、「H」は速度記号を指します。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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