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洗車を「とにかく面倒くさい」と思っている人が過半数!? マイカー所有者の洗車事情

くるまのニュース / 2021年2月17日 14時10分

自動車整備士を応援する自動車整備士専門番組 「メカニックTV」を運営するレソリューションが 「洗車」に関する調査を実施し、その結果を公開しました。

■洗車のタイミングは決めていない人が過半数

 自慢の愛車をキレイに保ちたいと考えている人は多いと思います。しかし、「門型の洗車機に入れるのが楽だけど、キズが心配」や、「毎回手洗い洗車って正直面倒くさい」という人もいるでしょう。

 そこで、自動車整備士を応援する自動車整備士専門番組 「メカニックTV」を運営するレソリューションが「洗車」に関する調査を実施。その結果を公開しました。

 今回、調査の対象となったのは20代から60代のクルマを所有している男女と、自動車ディーラー・整備工場の経営者・従業員1052人(20代から60代のクルマを所有している男女505人、自動車ディーラー・整備工場の経営者・従業員547人)で、調査期間は2021年1月21日から2021年1月23日の3日間です。

まずはじめに、「マイカーの洗車は定期的におこなっていますか?」と質問したところ、「定期的にはおこなっていない」という回答が43%ともっとも多く、次いで「1か月に1回程度」が21.4%、「2か月から3ヶ月に1回程度」が14.5%、「3か月に1回未満」が12.1%、「2週に1回程度」が7.5%、「週に1回以上」が1.5%と続く結果となり、定期的な洗車はおこなっていない人が多いようです。

 また、定期的に洗車をおこなっている人も、その頻度は高くても1か月に1回程度という人が多いことが分かりました。

 最近は新車時にボディコーティングをする人も増加しているので、洗車をする頻度は低いのかもしれません。

  続いて、「普段の洗車はいつおこなっていますか?」と質問したところ、「とくに決まっていない」という回答が46.5%ともっとも多く、次いで「土日祝日午前」が26.1%、「土日祝日午後」が15.1%、「平日午後」が7.5%、「平日午前」が4.8% と続く結果となりました。

 時間帯についても、とくに決めていない人が多いようで、汚れが気になった時や、時間に余裕がある時に洗車をおこなう人が多いのかもしれません。

 また、マイカー通勤をしている人もしていない人も、平日は仕事をしている人が多いため、土日祝日を使って洗車する人が少なくないことも理解できる結果です。

 では、普段の洗車以外に、「この時は必ず洗車をする!」と決めている時はあるのでしょうか。

「普段の洗車以外で必ず洗車する時を教えてください(複数回答可)」との質問には、「普段の洗車以外は洗車をしない」が44.4%ともっとも多く、次いで「クルマで遠出する(遠出した)時」が24.8%、「雪道を走った時」が19.4%、「イベント・予定がある時」が17.4%、「海沿いを走った時」が16.2%、「家族・友人を乗せる(乗せた)時」が13.1%、「帰省をする(帰省した)時」が7.5%と続きました。

 普段の洗車も不定期という人がもっとも多かったこともあり、とくに必ず洗車をするという時もないという人が多いようです。

 その一方で、クルマで遠出する(遠出した)時 や イベント・予定がある時は、クルマをキレイにしたいという人や、意外と汚れる上に融雪剤に含まれる塩分でクルマが錆びやすくなる、雪道を走った時や、海水の塩分でクルマが錆びやすくなる海沿いを走った時に洗車をおこなうという人も、少なくないことが分かりました。

■洗車をする際の悩みは「とにかく面倒くさい」

「洗車をする際(前段階)の悩みを教えてください」との質問には、「とにかく面倒くさい」が27.3%ともっとも多く、次いで「ついつい後回しにしてしまう」が22.4%、「とくに悩みはない」が20%、「汚れや水アカが目立つまでほったらかしにしてしまう」が12.5%、「洗車のタイミングを逃してしまう」が8.3%、洗車する時間が取れない」が8.3%と続く結果となりました。

 これらの悩みには、ここ数年人気のSUVやスーパーハイトワゴン系の軽自動車、そしてスライドドアを持つミニバンの全高が高いことも関係しているのかもしれません。

洗車のイメージ洗車のイメージ

「洗車はおもにどのような方法でおこなっていますか?」との質問には、「手洗い」が45.2%ともっとも多く、 次いで「門型の洗車機」が38%、「高圧洗浄機」が15.3%と続きました。

 洗車の前段階では面倒くさいと思っていても、いざ洗車をおこなう際は、手洗いで丁寧に洗車をしている人が多いようです。

 では、 どこで洗車をおこなう人が多いのでしょうか。

「洗車はおもにどこでおこなっていますか?」と質問したところ、「ガソリンスタンド」が46.1%ともっとも多く、次いで「自宅」が35.5%、「コイン洗車場」が7.1%、「とくに決めていない」が4.8%、「ディーラー・整備工場」が4.2%、「洗車専門店」が1.2%、「カー用品店」が0.6%と続く結果となりました。

 この結果から、洗車の設備も整っていて、給油のついでに洗車ができるガソリンスタンドで洗車をおこなっている人が多く、また、自宅で洗車をおこなう人も多いことが分かります。

 その一方で、コイン洗車場やディーラー・整備工場などで洗車している人はごく少数のようです。

 ではなぜ、ディーラーや整備工場で洗車をする人は少ないのでしょうか。

「ディーラー・整備工場での洗車についてどのように思いますか?」と質問したところ、「料金が高い(高そう)」が44.2%ともっとも多く、次いで「便利」が17.8%、「丁寧に洗車してくれる(してくれそう)」が15.6%、「ディーラー・整備工場で洗車のみのサービスがあることを知らなかった」が15.1%、「雑に洗車される(されそう)」が4.8%、「料金が安い(安そう)」が1.4%と続きました。

 便利や丁寧に洗車してくれる(くれそう)といった好意的なイメージがあるものの、それ以上に料金が高い(高そう)というイメージが強いようです。また、そもそもディーラー・整備工場で洗車のみのサービスがあることを知らなかったという人も少なくないことが分かる結果となっています。

 どんなに丁寧に洗車をしてくれるサービスでも、そもそも知らなければ利用のしようがないので、洗車サービスをおこなっているディーラー・整備工場は、ユーザーにサービスを拡散する必要がありそうです。

 一方で、ディーラー・整備工場の経営者の人々に「現在、洗車ビジネスに注力していますか?」と質問したところ、7割以上の人が 「かなり注力している(24.5%)」、「ある程度注力している(51%)」と回答。既にビジネスチャンスとして洗車サービスに注力しているディーラー・整備工場の経営者は多いようです。

※ ※ ※

 洗車サービスに注力していきたい理由については「プロの洗車が求められる時代」や、「継続して需要があると思うから」、「コロナ禍の情勢変化もあり、新たな売上基盤を見出したいため」や「洗車のサービスがあるとお客様が喜ぶので」、「素人とは違うレベルで仕上げるので」などの回答が寄せられており、ディーラー・整備工場の経営者は、景気や社会情勢などの影響が少なく、継続した需要が見込めることや、プロによる高いクオリティの洗車サービスを提供することで、お客様満足度を上げたいと考えているようです。

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