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「雪道最強の乗用車!」 スバル新型「フォレスター」は雪でも無敵? 安定感バツグンの訳は

くるまのニュース / 2021年2月20日 18時10分

スバルは「フォレスター」のマイナーチェンジで新たに1.8リッターターボを搭載しました。ターボ仕様のフォレスターは、雪道でどんな走りをみせるのでしょうか。

■雪の下り坂でも安定感を発揮

 マイナーチェンジで1.8リッターターボを搭載してきたスバル「フォレスター」ながら、同じスバルの新型「レヴォーグ」に注目が集まりがち。かくいう私(国沢光宏)も試乗していなかった。

 そこで「スバルといえば雪でしょう!」というタイミングを見計らい、存分に滑りやすい路面を楽しんでみました。ここまで読んで「雪道は怖い」とか「イヤだ」みたいに考える人もいるかもしれない。以下、じっくり。

 まずマイナーチェンジ後のラインナップだけれど、ベースモデルは「e-BOXER」と呼ばれる145馬力の2リッターマイルドハイブリッドになる。

 1.8リッターターボは、今までハイパワーモデルという位置づけになる184馬力・239Nmの2.5リッターと入れ替わります。理由は簡単。CAFE(企業平均燃費) と呼ばれる燃費規制が厳しくなったから。

 2.5リッターのターボ無しはWLTCモードで13.2km/Lという数値。新型レヴォーグに搭載された1.8リッターターボなら、177馬力/300Nmと大幅にトルクアップしながら燃費もWLTCで13.6km/Lに向上している。CAFEを達成するにはこの差の0.4km/Lも重要ということなんだと思う。

 では試乗といきましょう。一般道で乗ると、やはりトルクの太さが印象に残る。

 2.5リッターターボ無しの最大トルクは4400回転まで引っ張らないと出ない。一方、1.8リッターターボになると1600回転で最大トルクを出す。したがってスタートからアクセル踏んで走り出すや、いつでも最大トルクを出せる回転域に入ります。

 一般道の巡航でも高速道路の巡航でもパワー感は上々。大雑把なイメージとしては3リッターのターボ無しエンジンといった感じ。

 スバルの4WDシステム、常に4つのタイヤに駆動力を与えていることもあり(大半の4WDは巡航中、ほぼFFです)直進安定性もよく、アダブティブクルーズコントロールをセットすればロングドライブ上等です。

 国境の長い関越トンネルを抜けると雪道。しかも下り坂のため、条件的に厳しい。

 前述の通り4WDといっても巡航時はFF状態のクルマが多いため、滑りやすい下り坂でアクセルを戻すと前輪だけにエンジンブレーキが掛かる。雨の日の自転車で前輪にだけブレーキ掛けるようなモノ。当然ながら安定性イマイチの状況になってしまう。

 フォレスターはアクセルを戻すと4つのタイヤにエンジンブレーキが掛かるため、安定したまま減速してくれます。最新のスタッドレスタイヤさえ履いていれば、ストレスなく雪道のドライブを楽しめることだろう。

 またブレーキを掛けるような時も、精密な制御をおこなうABSが付いているため、左右輪でグリップが違う状況ですらキッチリ減速する。

 新潟県の湯沢ICで高速を降りると雪道パラダイス状態! 新雪から圧雪。アイスバーン、シャーベットまでさまざまな雪道がある。最低地上高が本格的なクロカン4WDに勝るとも劣らない220mmもあるため、相当の悪条件でもガンガン走ります。

 すべての乗用車のなかでフォレスターは最後までスタックしないと思う。雪道世界最強の乗用車といって良い。

 今シーズンは大雪に見舞われることも多く「次は雪に強いクルマがいい」と考えた人も多いんじゃなかろうか。となった時のショッピングリストにぜひフォレスターを加えておくといい。

 ちなみにフォレスター以外にショッピングリストへ載せておくべきは、トヨタ「RAV4」とマツダ「CX-5」。3モデルをジックリ比べ、自分に合ったクルマにしたらいいと思う。

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