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安い・速い・楽しい! 100万円の予算で狙えるスポーツコンパクト3選

くるまのニュース / 2021年2月24日 16時10分

ひと昔前なら各メーカーから数多くラインナップされていたスポーツコンパクトですが、近年は減少傾向にあります。しかし、中古車市場ではまだまだ安価でドライビングプレジャーあふれるコンパクトカーが存在。そこで、100万の予算で十分に狙えるMTのスポーツコンパクトを、3車種ピックアップして紹介します。

■中古車なら安価に狙えるスポーツコンパクトを振り返る

 1980年代から1990年代には、各メーカーからスポーティなコンパクトカーが数多く販売されていましたが、2000年代になるとニーズの変化からか、大きく減少してしまいました。

 かつて、1リッターから1.6リッターエンジンを搭載し、トランスミッションはMTが設定され、ドライビングプレジャーあふれるスポーツコンパクトは若者を中心に支持されていましたが、近年は人気車とはいえない状況です。

 しかし、中古車市場に目を向けると、まだまだ安価なスポーツコンパクトが多数存在。そこで、100万の予算で十分に狙えるMTのスポーツコンパクトを、3車種ピックアップして紹介します。

●日産「マーチ NISMO S」

現行モデルでは希少な存在のスポーツコンパクト「マーチ NISMO S」現行モデルでは希少な存在のスポーツコンパクト「マーチ NISMO S」

 日産「マーチ」には初代に「マーチ スーパーターボ」、3代目は「マーチ 12SR」とスポーティなモデルがラインナップされましたが、現行モデル4代目では発売当初はベーシックカーのみでした。

 そして、2013年に待望のスポーティモデルの「NISMO S」が登場。生産はオーテックジャパンが担当しています。

 NISMO Sにはファインチューニングされた1.5リッター直列4気筒エンジンと5速MTが組み合わされ、最高出力116馬力と決してハイパワーではありませんが、1010kgと軽量なボディと使い切れるほどのパワーとの組み合わせで、優れたドライビングプレジャーを実現。

 また、NISMOの手によってシャシの剛性アップや、サスペンションとパワーステアリングのアシストを専用にセッティングなど、NISMOの名にふさわしい構成となっています。

 外装では専用のカラーリングに派手すぎないエアロパーツが好印象で、内装もスポーツシートや、本革とアルカンターラを組み合わせた小径ハンドルが採用され、レーシーな雰囲気を演出。

 使い勝手のよいコンパクトカーであるマーチの良さをそのままに、週末には走りを楽しみながら、日常の足としても最適なモデルといえます。

 中古車市場では比較的物件数も多く、走行距離が3万kmを下まわる低走行の個体でも100万円未満で販売されており、現行モデルでは数少ないスポーツコンパクトとしてかなりお買い得ではないでしょうか。

●ミニ「ミニ クーパーS/クーパー」

シャープな走りと秀逸なデザインで人気となった「ミニ」シャープな走りと秀逸なデザインで人気となった「ミニ」

 BMWグループのプレミアムスモールとして2001年に登場した「ミニ」は、往年の名車であるBMC(ブリティッシュ・モーター・コーポレーション)ミニをオマージュしたデザインとコンセプトで、発売直後から世界中で大ヒットを記録。

 グレードはベーシックな「ワン」、スポーティな自然吸気エンジンの「クーパー」、スーパーチャージャーを装着したトップグレードの「クーパーS」で、どれも走りが大いに評価されました。

 2006年に登場(日本での販売は2007年から)した第2世代のミニは、ボディサイズを若干拡大し、クーパーにはPSAと共同開発した1.6リッター直列4気筒エンジン、クーパーSには最高出力175馬力の1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載し、6速MTを設定しています。

 なかでもクーパーは最高出力120馬力の1.6リッター直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、絶対的なパワーではクーパーSには及びませんが、むしろアンダーパワーを使い切るようなドライビングは、ミニの真骨頂といえるでしょう。

 現在、3ドアハッチバックのクーパーでは100万円未満の物件が数多く、クーパーSでも100万円前後の価格帯で狙えます。

 なお、第2世代のミニでは多彩なボディバリエーションをラインナップし、基本となる3ドアハッチバック以外にも、「コンバーチブル」、ステーションワゴンタイプの「クラブマン」、SUVの「クロスオーバー」、「クーペ」、「ロードスター」、「ペースマン」と、7種のボディバリエーションがあり、中古車も豊富です。

■ルノー車の末弟ながらホットなモデルとは!?

●ルノー「トゥインゴ ルノースポール」

過激すぎないフレンチホットハッチの「トゥインゴ ルノースポール」過激すぎないフレンチホットハッチの「トゥインゴ ルノースポール」

 欧州車のなかでも独特な価値観で高性能モデルをラインナップするのがフランス車です。庶民の足となるようなモデルでも、伝統的にホットなグレードを設定しており、そのなかの1台がルノー「トゥインゴ ルノースポール」です。

 初代トゥインゴは1992年に誕生したAセグメントのコンパクトカーで、日本には1995年から販売され、輸入車ながら安価な価格によって人気を獲得。

 2007年に登場した2代目では、高性能グレードで1.2リッターターボの「GT」を設定し、さらに自然吸気エンジンの「ルノースポール」がラインナップされました。

 ルノースポールのエンジンは1.6リッター直列4気筒で、最高出力133馬力を発揮し、トランスミッションは5速MTのみ。

 足まわりのセッティングは「シャシ・カップ」仕様と呼ばれるハードセッティングで、まさにフレンチホットハッチの代表的存在です。

 また、ほかにもスポーティながら豪華仕様の「ゴルディーニ」や、限定モデルの「レッドブル・レーシング RB7」などをラインナップ。

 中古車市場ではターボモデルのGTで70万円前後、ルノースポール、ゴルディーニでも100万円を下まわる物件が散見されます。

 なお、現行モデルは3代目で、リアにエンジンを搭載するRRとなり、いまもMT仕様が日本でも販売されています。

※ ※ ※

 ハイパワーなエンジンを搭載したスポーツカーは大いに魅力的ですが、日本の公道ではフラストレーションを感じてしまうことも多いのではないでしょうか。

 一方で、ローパワーで軽量、シャシ性能が高いクルマは、速度域に関係なく運転しているだけで楽しさを味わうことができます。

 国産メーカーでは1.5リッタークラスのコンパクトカーが得意分野ですから、安価なスポーティグレードがもっと増えることに期待したいところです。

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