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「黄ナンバーでもOK?」軽自動車規格は誕生から70年超でどう進化? 規格「考え直していい」の声も

くるまのニュース / 2021年2月25日 14時50分

軽自動車は、いまから70年以上前の1949年に誕生した日本独自の規格です。これまで、どのような変化を遂げてきたのでしょうか。また、ユーザーはどんなことを軽自動車に望んでいるのでしょうか。

■現行規格になってから20年以上が経過

 日本独自の規格である軽自動車は、国内新車販売において約4割を占めるほどの人気を博しているといわれていますが、誕生からこれまでに至るまでに規格の拡大が何回もおこなわれました。どのように変化してきたのでしょうか。

 軽自動車は、1949年に規格が制定されます。当時は、「全長2.8m以下×全幅1m以下×全高2m以下」と現在の規格よりも小型なサイズとなり、四輪・三輪・二輪の区別はありませんでした。エンジンに関しては「4サイクル車は150cc以下、2サイクル車は100cc以下。1.20kW以下」と規定されています。

 制定翌年の1950年には、四輪・三輪・二輪の区別が定められます。軽四輪・軽三輪のボディサイズは「全長3m×全幅1.3m×全高2m」、エンジンは「4サイクル車は350cc以下、2サイクル車は200cc以下。2kW以下」という形に改定されました。

 1951年にはエンジンに関して「4サイクル車は360cc以下、2サイクル車は240cc以下」とする改定がありましたが、その後1952年にこの規格に則った軽自動車として「オートサンダル号」が発売されます。

 それから軽四輪(軽三輪含む)の規格は1955年(排気量を360ccに統一)、1960年(kW表示をやめる)、1976年(全長・全幅と排気量拡大)、1990年(全長と排気量拡大)と拡大が続けられ、現在の規格となったのは1998年です。

 現行規格となってから20年以上もの間、さまざまな軽自動車が開発・販売されてきました。

 そんななか、くるまのニュースがSNSユーザーを対象におこなったアンケートによると、軽自動車規格に期待する声としては「安全性の向上のためにあと5センチでも長さと幅を広げてくれるとありがたいです」「排気量、車体の大きさも含めて規格を考え直してもいいのではと思っています」といった声が寄せられています。

 近年、発売される新型車は軽自動車に限らず安全装備の標準化が進んでおり、こうした流れにより軽自動車が重くなる要因のひとつといわれています。

 また近年の軽自動車市場では、全高1.7m以上で広大な室内空間を持つ軽スーパーハイトワゴンが売れ筋となっていることを考えても、ユーザーが軽自動車に対してサイズ面・動力性能面でよりゆとりがほしいというのは自然な成り行きといえるのかもしれません。

 それではここでクイズです。

 1998年10月1日から施行された現在の軽自動車規格について、誤っている表記は次のうちどれでしょうか。

【1】排気量は660cc以下とする

【2】全高2m以下とする

【3】全長3.3m以下とする

※ ※ ※

 正解は【3】の「全長3.3m以下とする」です。

 現行の軽自動車規格では、ボディサイズは「全長3.4m×全幅1.48m×全高2m」、排気量は「660cc以下」と定められています。また乗車定員は4名以下です。

※クイズの出典元:くるまマイスター検定

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