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トヨタSUVまだ出る! 新型「カローラクロス」今秋登場!? ホンダ新型「ヴェゼル」の競合か

くるまのニュース / 2021年3月3日 10時10分

2021年秋頃にトヨタがタイなどで販売している「カローラクロス」が日本市場に投入されるという噂が出ています。一方で同年4月にはホンダが新型「ヴェゼル」を投入しますが、それぞれにどのような特徴があるのでしょうか。

■新型カローラクロス&新型ヴェゼル! 2021年はコンパクトSUVがアツい!

 昨今、国内のコンパクトSUV市場が盛り上がりを見せています。直近ではホンダ新型「ヴェゼル」がフルモデルチェンジすることが大きな話題となりました。
 
 そうしたなかで、トヨタからも2021年秋頃に投入が噂されているのが「カローラクロス」です。コンパクトSUV市場に大きな影響を及ぼすこの2台にはどのような特徴があるのでしょうか。

 カローラシリーズの新しいコンパクトSUVとして、2020年7月9日にタイでお披露目されたのがカローラクロスです。

 2021年3月時点でトヨタからの公式発表は無いものの、同年秋に国内市場に投入されるという話が話題となっています。

 トヨタがグローバル展開するカローラシリーズは、1966年に日本で初代モデルが登場。現在までに世界150以上の国と地域で累計4800万台以上を販売してきました。

 歴代カローラには、セダン(2ドア/4ドア)、ハッチバック、クーペ、バン(2ドア/4ドア)、ワゴンなどさまざまなボディタイプが派生モデルとして登場しています。

 しかし、明確なSUVタイプとしては設定されておらず、このカローラクロスがカローラシリーズの新たなSUVとしてラインナップされました。

 カローラクロスは、TNGAプラットフォーム(GA-C)や新開発サスペンションなどによる走行安定性や快適な乗り心地、静粛性を実現。ボディサイズは全高4460mm×全幅1825mm×全高1620mmと日本市場でのコンパクトSUVとしては大きな部類となります。

 タイで販売されているモデルのパワートレインは、1.8リッターのガソリン車とハイブリッド車を設定し駆動方式は2WD(FF)のみです。

 タイでの価格は、ガソリン車が98万9000バーツ(約348万円)、ハイブリッドモデルが101万9000バーツから119万9000バーツ(約358万円から約422万円)となっています。

 国内市場におけるトヨタのSUVラインナップについて、トヨタの販売店は次のように話します。

「現在、トヨタブランドでは『ライズ』『ヤリスクロス』『C-HR』『RAV4』『ハリアー』『ランドクルーザープラド』『ランドクルーザー』と大小さまざまなSUVをラインナップしています。

 もし、カローラクロスが加われば、ボディサイズや価格帯はヤリスクロスとRAV4の間になるのではないでしょうか。

 また、ヤリスクロスとハリアーは発売から半年以上経過するものの、販売が好調ですので、ここにカローラクロスが加われば、トヨタ内で検討される機会が増えることもあり、さらなる相乗効果があると期待しています」

※ ※ ※

 2020年の登録車年間販売台数を見てもSUV上位では、1位「ヤリス(ヤリスクロスを含む)」、4位「ハリアー」、7位「ライズ」とトップ10に3車種がランクイン。

 カローラクロスが発売されると、同販売台数で5位の「カローラ」に合算されるものの、カローラ自体の順位が大きく上がる可能性があります。

■2021年4月に発売される新型ヴェゼルの特徴は?

 2021年2月18日のワールドプレミアにて、2代目モデルがお披露目されたヴェゼルは、ホンダのクルマづくりの基本的な考え方となる「M・M 思想」に基づいた「センタータンクレイアウト」を先代モデルから踏襲しています。

 ボディサイズに関して、ワールドプレミア時には明かされていないものの先代ヴェゼル(全長4330mm-3340mm×全幅1770mm-1790mm×全高1605mm)と同等だとホンダは説明しています。

 外観デザインは、クーペライクなプロポーションを際立たせながらも、全席で爽快な視界を提供するため「スリーク&ロングキャビン」を採用し、前後に芯を一気通貫させた水平基調のデザインを実現。

 内装デザインは、ヒューマン・マシン・インターフェイスの考えに基づいた視線移動の軽減や動線に沿った操作類の配置をしました。

新型ヴェゼルは激化のコンパクトSUV市場でどのような個性を発揮するのか新型ヴェゼルは激化のコンパクトSUV市場でどのような個性を発揮するのか

 新型ヴェゼルのパワートレインは、1.5リッターガソリン車と1.5リッター+2モーターハイブリッド車を設定。

 新型ヴェゼルについて、シニアチーフエンジニアの岡部宏二郎氏は次のように説明しています。

「最近では、各社がさまざまなコンパクトSUVを投入していますが、ホンダでは新型ヴェゼルをBセグメントSUVとして定義しています。

 しかし、実際はCセグメントSUVのボディサイズと比べられることも多く、競合車の間に位置するようなサイズ感も強みだといえます。

 新型ヴェゼルでは、内外装において美しさと機能性を両立させている部分や、五感に訴える愉しさが特徴ですので、そのあたりがコンパクトSUV市場での個性となると思います」

※ ※ ※

 ヴェゼルは、SUVジャンルで過去に4度の販売台数No.1に輝いています。

 しかし、現在では大小のSUVを設定するトヨタや、「e-POWER」を武器とする日産「キックス」、ガソリン車、ディーゼル車などを展開するマツダ「CX-30」などさまざまなライバルが存在しています。

 そのコンパクトSUV市場に新型ヴェゼルやカローラクロスが加われば、さらなる激化は避けられなさそうです。

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