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人気モデルは中古も狙い目? 元販売員が教える中古軽自動車のポイントとは

くるまのニュース / 2021年4月5日 11時10分

軽自動車の市場シェアは年々拡大しています。ユーザーとしては、中古車市場も気になるところですが、どのようなポイントを見るべきなのでしょうか。

■中古の軽自動車を選ぶときのポイント

 軽自動車は、取り回しや運転しやすく、維持費を抑えられるクルマとして高い人気があるほか、高さがある軽自動車は室内の広さも特徴です。
 
 今回は、国産ディーラーの元販売員だからこそわかる、中古軽自動車を選ぶときのポイントを紹介します。

 軽自動車は、日本独自のカテゴリーのクルマで「軽自動車規格」に定められたボディサイズおよび出力に収まるクルマを指します。

 現在の軽自動車規格は、全長3.4m以下、全幅1.48m以下、全高2m以下、エンジン排気量660cc以下と定められています。

 軽自動車は、このような規格によって定められた小さいボディサイズにより、住宅街や市街地での運転、行き違いや駐車がしやすいのがメリットです。

 近年では、全高が高い「スーパーハイトワゴン」と呼ばれる軽自動車も増え、室内の頭上スペースにゆとりがあるモデルも続々と登場しています。

 さらに、左右両側スライドドアや多彩なシートアレンジにより、利便性が高いことから、ファミリーカーや車中泊に利用するユーザーが増えました。

 走行の面では、660ccという排気量でありながら、ターボチャージャーを装着するモデルもあるため、普通車と遜色ないパワーを発揮します。

 加えて、外装や内装の質感も高いため、かつての軽自動車のイメージであった「小さく安いクルマ」といった印象は変わったといっても過言ではありません。

 そのため、軽自動車は維持費の安さ、利便性の高さ、運転のしやすさを兼ね備える日本の道路事情にぴったりなクルマといえます。

 日常使いから休日のドライブまで、さまざまな場面で使える軽自動車を選ぶ際はどういったポイントを見ておくと良いのでしょうか。

 まず、点検整備の記録をしっかりと確認しておくのが良いでしょう。この記録は法定12か月および24か月点検をしてきた情報が記されています。

 軽自動車は660ccという小さいエンジン排気量なので、エンジンを高い回転数まで回してパワーを出す傾向にあります。

 よって、定期的なエンジンオイルの交換やオイルフィルターの交換をおこなわないと、本来の性能を発揮できません。

 さらに、エンジンの始動や電装系に使われるバッテリーの定期的な交換がおこなわれているかどうかもチェックしておくことが大切です。

 また、車両によってはクルマの高さもしっかりと確認しておきましょう。

 軽自動車カテゴリーのなかでも人気のあるスーパーハイトワゴンは、全高が1700mmを超えるモデルを指します。

 一般的な機械式立体駐車場は、高さ制限が1550mmであることが多いため、スーパーハイトワゴンの軽自動車を入庫することができません。

 クルマを保管する駐車場に高さ制限がある場合には、車庫に入れられるかどうか確認することが必要です。

 前述にもある通り、最近は軽自動車の人気が高まっているため、中古車であっても価格が高い傾向にあります。

 そのため、自身の使う状況などもしっかり把握して、車両を選ぶ必要があるといえるでしょう。

■良い中古軽自動車の見分け方

 では中古で軽自動車を探す際は、どのような個体が良い車両といえるのでしょうか。

 軽自動車では外装、内装の状態をしっかりチェックしましょう。

 外装の塗装の色褪せやクリア塗装の剥がれ、メッキパーツのくすみといった部分を見て、劣化が抑えられているか、手入れがされてきたかどうか確認します。

 とくに軽自動車では、従来の小さく安い印象から少しずつ変わってきているものの、外見の劣化が激しいのはチープさが増してしまうといえるでしょう。

 内装も、しっかりとシートの汚れや擦れ・切れ、インテリアパネルのキズなどがないかを見てみましょう。

 外装、内装の大まかな状態を確認したら、室内の使い勝手の利便性も細かく見ていきます。

 車内にドリンクホルダーが各座席分用意されているか、手が届く範囲にホルダーが設置されているかなどを確認します。

 また、ドアポケットに500mlペットボトルが収納できるスペースがあるかどうか、グローブボックスに車検証を収納できるスペースが確保されているかどうかという点に着目すると、購入後の満足度が高いです。

 次にシートアレンジをチェックします。とくに、リアシートのアレンジに注目しましょう。

 軽自動車は、規格により全長が限られているため、乗車定員の4名が着座できる状態の際、ラゲッジスペースが狭くなってしまうことがあります。

 家具や家電など大きな荷物を積載する場面では、リアシートの背もたれを倒すことができるかどうか、背もたれを倒したときにラゲッジスペースとフラットになるかどうかが重要です。

 フラットで広大なスペースがあれば、大きな荷物も難なく積載することができます。

 車種によっては、リアシートの背もたれを倒したとき、ラゲッジスペースと段差ができてしまうこともありますが、長尺の荷物や小分けにされた荷物は問題なく載せられるため、さほど気にすることはないでしょう。

最近の軽自動車はリアシートを倒した際、段差にならないような工夫が施されていることもある最近の軽自動車はリアシートを倒した際、段差にならないような工夫が施されていることもある

 ただし、リアシートの背もたれが左右一体で倒れるのか、50:50の分割で倒れるのかということは乗車人数や背もたれを倒すときの動作に影響します。

 リアシートの背もたれが左右一体の場合、乗車人数は2人か4人の2択になります。

 加えて、リアシートを倒すロックが背もたれ左右の端にある場合、片手で背もたれを倒すことができません。

 そのため、両手で倒すか、左右片方ずつロックを解除しなければならないため、手間がかかります。

 一方、リアシートの背もたれが50:50に分割されている場合の乗車人数は、1人から4人になります。

 また、リアシート背もたれのロックを解除するときに、片手で操作することができたり、左右のリアドアからサッと倒すこともできるため使いやすいといえるでしょう。

 このように、軽自動車は室内のシートアレンジまで細かくみることで、実際に利用する際の利便性を確認することができます。

 ひとつずつ、実際に利用する時を想像しながらチェックするのが良いでしょう。

※ ※ ※

 中古軽自動車を選ぶときは、点検整備の記録、クルマの高さ、外装や内装の状態、小物スペースやシートアレンジの操作性に着目しましょう。

 軽自動車は中古車であっても人気が高いことから、それなりの価格になることが多くあります。

 そのため、前述にあるチェックポイントをしっかりと確認してから購入を検討するのをおすすめします。

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