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レクサス「LF-Z」はSUVと呼べるの? 超絶スタイリッシュなSUV5選

くるまのニュース / 2021年3月31日 6時10分

レクサスは2021年3月30日19時(日本時間)に、新たな電動SUVのコンセプトモデル「LF-Z」を発表しました。あくまでもデザインスタディという面もありますが、もはやSUVとは思えないアグレッシブなクーペフォルムを採用しています。そこで、近年数が増えつつあるスタイリッシュなクーペSUVを、5車種ピックアップして紹介します。

■最近流行の兆しがあるクーペSUVのなかでも洗練されたモデルを振り返る

 日本時間の2021年3月30日19時に、レクサスから新型電動SUVのコンセプトモデル「LF-Z エレクトリファイド」が発表されました。

 そのスタイルはコンセプトカーながら、もはやSUVと呼ぶべきか悩むほどスタイリッシュなクーペフォルムを採用。

 近年、人気急上昇中のSUVのなかでも、比較的高額なモデルではこのクーペフォルムが流行しつつあり、国内外のメーカーからリリースされています。

 そこで、SUVにカテゴライズされるクーペモデルを、LF-Zを含め5車種ピックアップして紹介します。

●レクサス「LF-Z エレクトリファイド」

レクサスの新しいデザインコンセプトを体現した「LF-Z エレクトリファイド」レクサスの新しいデザインコンセプトを体現した「LF-Z エレクトリファイド」

 今回発表されたレクサス「LF-Z エレクトリファイド」は、レクサスが培ってきた電動化技術と車両運動制御技術が融合され、ドライバーの感性に寄り添った走りの進化を目指しているといいます。

 ボディサイズは全長4880mm×全幅1960mm×全高1600mmで、グローバルで展開するにはふさわしい体躯です。

 外観は、レクサスの進化したデザインを示唆するスタディモデルに位置づけられており、エンジンの無いEVならではの低いノーズから続く流麗なキャビン、大径タイヤを四隅に配置した低重心かつワイドな佇まいが特徴です。

 また、レクサス車に共通するフロントデザイン「スピンドルグリル」を進化させ、ボディ全体に及ぶ「スピンドルボディ」という試みが取り入れられています。

 内装は、手綱一本で意思疎通を図る人と馬の関係性に着想を得た、新たな「Tazuna」コンセプトによってデザインされ、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイが高度に連携し、ドライバーは運転に集中することが可能。

 パワーユニットは最高出力400kW(約544馬力)、最大トルク700Nmを発揮し、0-100km/h加速は3.0秒をマークする実力があり、90kWhのバッテリーによってWLTPモードの一充電航続可能距離は600kmと発表されました。

 さらに、最新の四輪駆動力制御技術「DIRECT4」が採用され、モーター駆動力のレスポンスの良さを活用した高度で自由度の高い運動性能を実現するなど、電動車ならではの進化を遂げています。

 LF-Z エレクトリファイドはまだまだコンセプトモデルの域を脱していない部分も多いですが、近い将来にレクサス製SUVにデザインや技術のエッセンスが投入されることでしょう。

●インフィニティ「QX55」

フロントフェイスとボディシルエットの対比がユニークな「QX55」フロントフェイスとボディシルエットの対比がユニークな「QX55」

 日産が海外で展開している高級車ブランドのインフィニティから新型クロスオーバーSUV「QX55」が発表され、北米ユーザー向けのウェブ予約を開始し、正式な発売は2021年4月からです。

 フロントフェイスは、インフィニティを象徴する大型のダブルアーチグリルを採用。その内部には折り紙をモチーフにデザインされたメッシュグリルを装着し、さらに眉毛を付けたようなユニークなLEDヘッドライト、フォグランプ周囲には特徴的なグロスブラックのアクセントが施され、優雅さと押し出し感を兼ね備えたSUVらしい力強い印象も与えています。

 そんな迫力あるフロントフェイスに対して、全体のフォルムはクーペスタイルを採用。緩やかなカーブを描くルーフラインは、そのまま傾斜の強いテールゲートへと続く流麗なシルエットを実現しています。

 パワーユニットは日産が誇る可変圧縮比エンジン、VCターボの2リッター直列4気筒を搭載。最高出力は272馬力を発揮します。

 トランスミッションはシフトバイワイヤ技術を備えたCVT、駆動方式は全車インテリジェントAWDで、さまざまな路面状況に対応することが可能。

 最新の先進安全技術も備えた新型QX55の価格は、4万6500ドルから(日本円で約512万円)。北米を皮切りにそのほかの主要市場でも販売される予定です。

●ランボルギーニ「ウルス」

まさに砂漠を走るスーパーカーといえる「ウルス」まさに砂漠を走るスーパーカーといえる「ウルス」

 スーパーカーメーカーの代表的存在であるランボルギーニは、1986年にプレミアムなオフロードカーの「LM002」を発売。日本ではマイナーな存在のためあまり知名度は高くないのですが、35年も前にランボルギーニはSUVを開発していたということです。

 そして、現在のSUV人気を早期にキャッチアップして開発を続け、2018年に誕生したのが「ウルス」です。

 ランボルギーニはウルスについて「スーパー・スポーツ・ユーティリティ・ビークル」、つまりSSUVと呼んでおり、スーパーカーメーカーらしく「スーパー」を強調しています。

 外観デザインの特徴は、サイドビューにおいてボディとキャビンの比率を「アヴェンタドール」や「ウラカン」と同様に設定することで、スーパーカー的な印象を演出したところにあります。

 さらにルーフやテールゲートは完全にクーペを連想させる緩やかな傾斜が与えられ、SUVというよりは背の高いスーパーカーだと捉えたほうがいいかもしれません。

 搭載されるエンジンは4リッターV型8気筒ツインターボで、最高出力は650馬力を発揮。0-100km/h加速は3.6秒、最高速は305km/hというパフォーマンスは、完全にスーパーカーの領域です。

 ボディサイズは全長5112mm×全幅2016mm×全高1638mm、価格(消費税込、以下同様)は3068万1071円からと、どちらもやはり「スーパー」です。

■ジャガーのSUVは本当にSUVなのか?

●ジャガー「I-PACE」

アグレッシブなデザインのピュアEV「Iペイス」アグレッシブなデザインのピュアEV「Iペイス」

 2018年には日本でも受注が開始されたジャガー「I-PACE(ペイス)」は、同社初のピュアEVとして発売。そのスタイルから物議を醸しそうですが、公式にはSUVにカテゴライズされています。

 外観のデザインは、同社のSUV「Fペイス」や「Eペイス」よりもさらに低く流麗なフォルムとなっており、SUVというよりも5ドアハッチバックといったイメージです。

 Iペイスのパワーユニットは車体の前後に搭載されたふたつのモーターで4WDとなっており、システムトータルで最高出力400馬力を誇ります。

 2.2トン強の車両重量ながら、0-100km/h加速は4.8秒、最高速度は200km/hと、かなりの俊足ぶりを発揮。

 バッテリーは90kWhの大容量リチウムイオン電池を搭載し、航続距離は1回のフル充電で438km(WLTCモード)と公表されていますから、日常での使用にも十分満足できるでしょう。

 価格は976万円からで、装備の違いで3グレードの展開となっていますがモーターやバッテリーのスペックは同一です。

●ポルシェ「マカン」

ポルシェのアイデンティティを受けついだ「マカン」ポルシェのアイデンティティを受けついだ「マカン」

 ポルシェといえば「911」に代表されるスポーツカーが主力のメーカーですが、2002年に同社初のSUV「カイエン」が発売されました。

 SUV人気が高まる以前に誕生したカイエンに対して、デビュー当初はポルシェがSUVをつくったことに賛否両論がありましたが、結果的に大成功を収めることになり、他の高級車メーカーも追従。

 そして、ポルシェは次の一手として、カイエンより小型で価格も抑えたエントリーモデルのSUV「マカン」を2014年に発売しました。

 外観デザインはカイエンと共通のイメージであるフロントフェイスにクーペフォルムのキャビンを組み合わせ、全長4695mm×全幅1925mm×全高1624mmと十分に大きいのですがカイエンよりもひとまわりコンパクトで、デザインの妙で軽快感があります。

 グレード構成はパワーユニットと装備の違いで4つに分けられ、エントリーモデルの「マカン」は245馬力の2リッター直列4気筒ターボエンジン、トップグレードの「マカン ターボ」には440馬力を発揮する2.9リッターV型6気筒ターボエンジンを搭載。

 マカン ターボは最高速度270km/h、0-100km/h加速4.3秒(スポーツクロノパッケージ装着時)と、スポーツカー顔負けのパフォーマンスを誇りますが、エアサス車で最大340mmの渡河性能や230mmの最低地上高を確保するなど、オフロード性能も軽視していないのがポルシェ流ではないでしょうか。

※ ※ ※

 2020年から2021年にかけて、まるで雨後の筍のように世界中のメーカーから新型SUVが続々と登場しており、一時は新型コロナウイルス感染拡大の影響でリリースを控えていたこともあって、一気に増えた感があります。

 もはや定番車種となったSUVですが、あまりにもハイペースで車種が増えると、ユーザーがついていけないのではと懸念されるほどです。

 SUV人気が高いうちに新型を出しておきたいメーカーの事情も理解できますが、似たようなモデルが増えてしまうのも考えものではないでしょうか。

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