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時速200km超で荷物運搬!? ホンダ「シビックタイプR ピックアップトラック」のブッ飛び具合がスゴい

くるまのニュース / 2021年4月29日 18時10分

2018年に発表されたホンダ「シビックタイプR」のコンセプトモデルは、なんと通常仕様をベースに作られたピックアップトラックでした。突き抜け具合がスゴいこのクルマ、どんな特徴があったのでしょうか。

■本当に最速のピックアップトラックだったかもしれないホンダ車

 2021年7月30日に生産を終了することが発表された、イギリスにあるホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリングのスウィンドン工場。この工場は、日本向けのホンダ「シビックタイプR」の生産も担当していました。

 そんななか、かつてこの工場でピックアップトラック仕様のシビックタイプRが試作されていたというのですが、いったいどんなクルマが実在していたのでしょうか。

「プロジェクトP」というコードネームでホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリングの専門家チームが制作したシビックタイプR ピックアップトラックは、通常のシビックタイプRをベースにBピラーより後ろの部分を大胆にカット。

 英国最速のピックアップトラックになる可能性を秘めた一台として、2018年5月に発表されました。

 ボディ後端にはリアウイングも装備され、スポーツカーらしさとピックアップトラックとしての実用性が融合しています。

 搭載されるパワートレインは市販モデルと共通で、0-62mph(0-100km/h)加速は6秒以下、最高速度は165mph(266km/h)を実現するスペックを誇りました。

 プロジェクトPを率いたアリン・ジェームズプロジェクトリーダーは、当時シビックタイプR ピックアップについて「スウィンドンの工場には特別プロジェクト部門があり、今回のプロジェクトは、チームの創造力を発揮する素晴らしい機会となりました。エンジニアたちのホンダに対する情熱は、この最新モデルにも表れています」と説明しています。

 また、英国ホンダにおける四輪責任者(当時)のフィル・ウェブ氏は、シビックタイプR ピックアップトラックについて「量産予定のないクルマではありますが、必要に応じて芝生や庭の道具を運ぶのに使いたいと思います」とコメントしました。

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