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氷上で298キロの最高速を記録! ランボルギーニ「ウルス」のタンブーロとは

くるまのニュース / 2021年4月6日 19時10分

ランボルギーニ「ウルス」が、ロシア・バイカル湖で298km/hという氷上最高速記録マーク。それを可能にした「タンブーロ」について解説しよう。

■氷の上でも300km/hを可能とした「ウルス」

 2021年3月23日、アウトモビリ・ランボルギーニはロシアのバイカル湖で298km/hという氷上最高速記録マークした。

 毎年3月に開催されている「Days of Speed」に「ウルス」で初参加したランボルギーニは、練習走行では300km/hを超えるスピードを達成。かつて、第1次スーパーカーブーム時代には、「カウンタックLP400」とライバルであるフェラーリ「512BB」が公称で300km/hを超えると謳っていたのはいまや昔。氷上で、しかもSUVがあっさりと、厳格なる計測の結果300km/h近いスピードに達する時代になったのである。

 ウルスが氷上という状況下で、300km/hものスピードに到達するための秘密は、6つのドライブモードとセットアップをフルカスタマイズできるEGOモードを司る「タンブーロ」にあるといっていいだろう。

 このドライブモードにより、カスタマーは運転スタイルや道路のコンディションに応じて、極めて快適な乗り心地から非常にスポーティでアグレッシブなセッティングまで、必要に応じてカスタマイズすることが可能なのである。

練習走行では300km/hも超えるスピードを達成したランボルギーニ「ウルス」練習走行では300km/hも超えるスピードを達成したランボルギーニ「ウルス」

 ウルスのV型8気筒ツインターボエンジンから出力されたトルクは、まず8速のトルクコンバーター式ATに伝達され、さらにトルセンデフをセンターに採用したフルタイム4WDシステムによって、常時4輪から路面に伝達される仕組みとなっている。

 前後駆動力配分は通常時には40:60だが、ここから最大で前輪には70%、後輪には87%までを伝達することが可能だ。さらにリアデフにはトルクベクタリングの機能も採用されている。

 前後のサスペンションはマルチリンク式となっており、アクティブエアサスペンションを採用することで、快適な乗り心地と高水準のスタビリティを両立するほか、最低地上高も158mmから248mmまでの間で変化させることが可能。

 電気機械式のアクティブロール・スタビライゼーションシステム、同位相、逆位相ともに最大で3度の差をつける後輪操舵も採用されている。

 こうしたウルスのパワーユニットや、サスペンション、4WD、トルクベクタリング、ESC等々を統合制御するのが、タンブーロと呼んでいるドライブモードである。

 タンブーロは、センターコンソール上にあるセレクターによって選択する仕組みだが、標準では、「ストラーダ」、「スポーツ」、「コルサ」、「ネーヴェ=スノー」の4種類、オプションで「テラ=オフロード」と「サビア=砂漠」を追加することができる。

 ウルスが「Days of Speed」でマークした298km/hという氷上最高速記録は、もちろん「ネーヴェ」モードで達成したに違いない。

 ちなみにウルスの最高速度が305km/hであるので、氷上でもほぼ同じ速度であったことがわかる。今回のランボルギーニのチャレンジは、タンブーロがいかに優れた制御であるかの紛れもないアピールになったことは間違いないようだ。

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