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スバル新型「レヴォーグ」は走りと燃費を両立!? 新エンジンの実燃費を徹底調査

くるまのニュース / 2021年4月21日 18時10分

2020年10月にフルモデルチェンジしたスバル新型「レヴォーグ」は、新開発の1.8リッター水平対向ターボエンジンを搭載しました。新型レヴォーグの実燃費を調査すべく、高速道路やワインディング、一般道で走行テストをおこないました。

■新型レヴォーグの実燃費は良い? 悪い?

 ステーションワゴンが不人気となってしまった現在の国産車ですが、そのなかでも随一といっていいほどの人気を誇っているのがスバル「レヴォーグ」です。

 往年の「レガシィツーリングワゴン」が持ち合わせてきた“俊足ステーションワゴン”というキャラクターを受け継ぐレヴォーグは多くのファンを獲得。

 2020年10月には待望のフルモデルチェンジを果たし、新型モデルは2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、名実ともに日本を代表するステーションワゴンとなりました。

 新型レヴォーグは、それまで用意されていた1.6リッター水平対向エンジンと2リッター水平対向エンジンという2種類のラインナップから、動力性能と燃費性能を両立する新開発の1.8リッター水平対向直噴ターボエンジンに置き換えられましたが、実際の燃費が気になるところです。そこで新型レヴォーグの実燃費をテストしてみました。

 今回使用したのは、中間グレードの「GT-H」に「アイサイトX」を備えた「GT-H EX」グレード。WLTCモード燃費は13.6km/L(市街地モード10.0km/L、郊外モード14.5km/L、高速道路モード15.3km/L)となっています。

 今回は東京都渋谷区をスタート地点とし、首都高から東名高速道路を経由して、小田原厚木道路の小田原西インターまでの高速道路区間、そこからターンパイクを上り、大観山スカイラウンジを経由し、箱根新道を通って西湘バイパスまで下るワインディング区間、そして、国道134号線から国道246号線などを経由し横浜市内へ戻る約172kmの道のりを走行しました。

 その結果は、172.7kmの走行で燃費は15.0km/Lという数値になりました(車両の燃費計の数値)。WLTCモード燃費が13.6km/Lですから、カタログ燃費を上回る結果となっています。

 それではここからセクション別の燃費を振り返ってみましょう。

●高速道

走行距離:78.5km
実燃費17.6km/L

 東京都渋谷区を出発し、首都高を経由して東名高速に入り、小田原厚木道路を通る今回のルート。平日の日中ということもあり、目立った渋滞もなくスムーズに走破できる区間となりました。

 新型レヴォーグは最大トルクの300Nmを1600回転から3600回転で発生するスペックとなっているため、高速巡行中は常に最大トルクを発生できる状態で走っているようなもの。

 それだけに非常に余裕のある走りを実現しており、燃費も17.6km/Lとかなりの好記録となりました。

■どんなシーンでも余裕の走り! 大型ディスプレイの使い勝手に難あり!?

●ワインディング路

走行距離:42.4km
実燃費:13.7km/L

 ワインディング路は、小田原西インターを降りてターンパイクを駆け上り、箱根新道を経由して一気に下るというコースです。

 箱根の山ということでかなりの急こう配を駆け上ることになるわけですが、ここでも低回転域から最大トルクを発生してくれるおかげでアクセルを大きく踏み込むことなくスルスルと加速してくれ、まさにGTマシンといったところでしょう。

スバル新型「レヴォーグ」スバル新型「レヴォーグ」

 また峠道でのハンドリングも、スバルグローバルプラットフォームとシンメトリカルAWDのおかげで安定感があり軽快な走行フィールを実現しており、走りの面でも高いレベルに達していることを再確認することができました。

 気になる燃費は42.4kmを走破して13.7km/Lというもの。箱根の山を駆け上ったことを考えれば充分優秀な数値といえるでしょう。

●一般道

走行距離:51.7km
実燃費:13.1km/L

 一般道は、国道134号から国道246号を経由して横浜市内まで走行します。交通量の多い国道246号線を走るため、燃費テストには少々厳しいシチュエーションとなるため、カタログ燃費の10.0km/Lを下回ることも覚悟しましたが、結果は13.1km/Lと予想以上の好記録となりました。

 ワインディングではスポーティな印象だった足回りも、街中で硬い印象を覚えることもなく、静粛性も含めて非常に快適。

 ただ、ブレーキホールド機能(スバルではオートビークルホールド・AVHと呼称)を使おうとすると、わざわざセンターインフォメーションディスプレイから機能をオンにしなければなりませんでした。

 通常、多くの車種は物理スイッチが用意されているのですぐにオンにできるのですが、ディスプレイからの操作だと複数のステップが必要になり、しかもエンジンを切るとオフになってしまう仕様が煩わしいというのが正直なところです。

※ ※ ※

 今回は新型レヴォーグの燃費性能をチェックしましたが、新開発の1.8リッターターボエンジンは、1.6リッター並みの燃費性能と2リッター並みの動力性能を持ち合わせていることを実感することができました。レギュラーガソリン仕様という点でも、経済的だといえるでしょう。

 また、スバルが推し進める「すべては安全と愉しさのために」というスローガン通りのクルマに仕上がっており、荷物をたくさん積みこんで遠くの目的地まで向かうといったアクティブな使い方をしたいユーザーにはピッタリのクルマに仕上がっていると感じました。

 ただ、その一方でセンターインフォメーションディスプレイを介した操作など、ユーティリティ面でやや使い勝手の悪さを感じる点があったのも事実。

 とはいえ、この辺りは年次改良でアップデートしてくれるでしょうから、そこまで問題視するほどでもないのかもしれません。

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