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「前が見えない!」 クルマの窓はなぜ曇る? 冬場だけじゃない曇る条件とは

くるまのニュース / 2021年5月18日 14時10分

クルマを運転していると突然、窓が曇って視界不良となることがあります。クルマの窓ガラスはなぜ曇ってしまうのでしょうか。

■クルマの窓ガラスは気温差と水分とホコリで曇る

 クルマの窓ガラスの曇りは、雨の日や寒暖差が激しい日に起きる現象で、窓ガラスが曇ると前方・左右・後方が見えず運転できないこともあります。
 
 クルマの窓ガラスは、なぜ曇ってしまうのでしょうか。

 クルマの窓ガラスの曇りは結露が原因となり、車内と車外の温度差や空気中の水分・車内の湿気により発生します。

 また、窓ガラスに付着したホコリも曇りの原因です。微細なホコリが窓ガラスに付いていると、ホコリに水滴が付着しやすくなるため、窓ガラスが曇ります。

 クルマの窓ガラスが曇る原因について、自動車整備士は次のように話します。

「クルマの窓ガラスが曇る原因は、空気中に含まれる水分によるものです。

 また、クルマの窓ガラスは雨の日や寒暖差が激しい日に曇りやすくなります。

 これから迎える梅雨の時期や突然雨が降った日には、クルマの窓ガラスの内側が曇ることもあります。

 クルマの窓ガラスの内側が曇るのは、車内の水分が多いときに起こりやすいです。

 例えば、雨に濡れた靴や衣服などに含まれる水分が車内にこもってしまうと、窓ガラスの内側が曇りやすくなります」

 では、クルマの窓ガラスのなかでも曇りやすい窓はどこなのでしょうか。前出の自動車整備士は、次のように話しています。

「クルマの窓ガラスで曇りやすい窓は全面です。どの窓も曇る可能性はあります。

 あえて曇りやすい場所を挙げるのであれば、人が乗っている近くの窓が比較的早い段階で曇ります。

 運転手が1人で乗っていれば運転席側の窓が曇りやすくなるのはそのためです」

※ ※ ※

 窓ガラスの曇りは、運転にも大きな影響を及ぼします。窓ガラスが曇ると視界が狭くなり、周囲の様子が正しく確認できなくなります。

 クルマを安全に走らせるためにも、クルマの窓ガラスが曇らないように対策をする必要があります。

■窓ガラスが曇らないようにするための対策とは?

 クルマの窓ガラスが曇ってしまった際の対策には、どのような方法があるのでしょうか。

 前出の自動車整備士は、次のように話します。

「クルマの窓ガラスの曇りをとるためには、エアコン(A/C)をオンにし、外気導入モードを使用します。

 また、フロントガラスの曇りをとるためには、デフロスター(3つの矢印が書かれた扇状のマークのスイッチ)を使ってください。

 風を窓ガラスに当てることで、曇りをとることができます」

綺麗にしておきたいフロントガラス綺麗にしておきたいフロントガラス

 また、曇りにくくする予防策としては、次のように説明しています。

「クルマの窓ガラスを曇りにくくする予防方法は、車内の水分を取り除くこと、窓ガラスの汚れを落としておくことが挙げられます。

 車内の水分を取り除くためには、エアコン(A/C)をオンにしてクルマを走らせれば、車内の除湿ができます。

 別の方法としては、市販の車用除湿剤を使うのも有効な手段です。

 また、窓ガラスに付着している微細なホコリは、窓ガラスの曇りの原因になります。

 洗車をするときに内側の窓ガラスを拭いて汚れを落としておくと、窓ガラスが曇りにくくなるでしょう」

※ ※ ※

 クルマは、ドアや窓の開け閉めにより、ホコリや塵が車内に入り込んでしまいます。

 窓ガラスの曇りは、車内に入ってしまったホコリや塵が窓ガラスに付着し、水分と結合することで発生します。

 窓ガラスを曇りにくくするために、洗車をしたときに外側の窓ガラスだけでなく、内側の窓ガラスも拭いておくことで曇りづらくすることが可能です。

 なお、曇りやすい時期としては冬場や梅雨時期が挙げられますが、春・秋といった季節の変わり目でも日中の寒暖差とエアコン温度によって曇ることもあるため、日常的に曇り対策をしておくことが望ましいといえます。

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