1億円超の日産「GT-R」のエンジンをニスモが開発! 超ド級の720馬力のスーパーカーとは?
くるまのニュース / 2021年4月23日 17時10分
ニスモは、日産がイタルデザインと共同開発した限定モデル「Nissan GT-R50 by イタルデザイン」に搭載する高性能エンジンとトランスアクスルを開発しました。
■レースエンジン開発のノウハウを活用
ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル(ニスモ)は、高性能なエンジンとトランスアクスルを開発し、日産がイタルデザインと共同開発した限定モデル「Nissan GT-R50 by イタルデザイン」へ提供すると発表しました。
日産「GT-R NISMO」をベースにしたGT-R50 by イタルデザインは、1969年に初代が登場したGT-Rブランドと、数々のコンセプトカーの製作や名車のデザインを手掛けてきた「イタルデザイン」がそれぞれ2019年、2018年に生誕50周年を迎えたことを記念するモデルです。
最大50台の限定生産が予定されており、価格は90万ユーロ。日本円で約1億1720万円という超高額な価格設定となっています。
日産デザインヨーロッパ・アメリカがデザインを担当し、イタルデザインにより製造されます。
GT-R50 by イタルデザインに求められる高い性能と信頼性および排出ガス規制を達成するため、ニスモは日産テクニカルセンター(NTC)と協力して開発をおこないました。
エンジンは、FIA GT3仕様の「GT-R NISMO GT3」に搭載されているレース仕様のVR38型エンジンおよび他のレースエンジン開発のノウハウを活用して、ターボチャージャーやピストン、コンロッド、クランクシャフト、フューエルインジェクター、カムシャフト、触媒など、オリジナルに対して約12%の部品を新規に開発。
また、トランスアクスルは、ニスモの長年にわたるロードカー向けパフォーマンスパーツ開発の知見も駆使し、高強度材料の採用、表面処理の変更などをおこない、780Nmのトルクに耐えうる強度を確保しました。
エンジンとトランスアクスルの耐久信頼性は、GT-R NISMOが2013年にニュルブルクリンク(ドイツ)で記録した、当時の量産車最速タイムである7分8秒679のモードサイクルを4輪シャシーダイナモ上で再現した台上シミュレーション耐久(加速耐久)をおこない、十分な耐久信頼性を確認しています。
また、日産のモータースポーツ活動を担うニスモならではのレースカーとロードカーの開発技術を用いて、720馬力という高出力と欧州で要求される厳しい排出ガス規制である「ユーロ6」を両立させました。
ニスモが開発した720馬力のパワートレインは、社内テストにおいて0-200km/h加速ではノーマルのGT-R NISMO比で0.8秒(7%)短縮を達成しています。
GT-R50 by イタルデザインは、2021年半ばより出荷開始されます。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
豊田章男氏も祝辞! NISMO 40周年記念レセプションの熱い瞬間
レスポンス / 2024年9月19日 10時30分
-
「NISMO」ブランドが設立40周年! 「伝説的ドライバー」に“マッチ”と“モリゾウ”も祝福! NISMOラインナップも拡大へ
くるまのニュース / 2024年9月18日 17時40分
-
世界30台未満の日産「“激レア”スカイラインGT-R」NISMOフルチューンで約450馬力!?「VスペックII ニュル」約4760万円で落札
くるまのニュース / 2024年9月14日 13時10分
-
5億円の日産「和製スーパーカー」実車公開! 超爆速仕様の激レア「スカイライン」横浜に登場
くるまのニュース / 2024年9月4日 17時40分
-
日産が「“究極”のシルビア」実車公開! たった“30台”限定の「超レア」マシン!? 270馬力のFRスポーツカー「270R」横浜に登場
くるまのニュース / 2024年9月3日 17時40分
ランキング
-
1認知症や急激な老化を呼ぶ免疫暴走が起こる真因 免疫が処理できないほど体内にゴミが溜まる恐怖
東洋経済オンライン / 2024年9月20日 7時0分
-
2マザー・テレサもスティーブ・ジョブズも実は「サイコパス」って本当…? 人口の1%しかいない“反社会的人格者”の知られざる正体
文春オンライン / 2024年9月20日 6時10分
-
3社交辞令で褒めるとき、例えばゴルフがヘタな上司に「すごいですね!」はNG。気分をよくさせる、ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし
日刊SPA! / 2024年9月20日 8時46分
-
4コスパが良いと思うエアコンのメーカーランキング! 2位「ダイキン」、1位は?【家電のプロが解説】
オールアバウト / 2024年9月18日 20時35分
-
5ひたすら同じメニューを食べ続ける…大谷翔平がアメリカに渡ってから続けているストイックすぎる食生活【2024上半期BEST5】
プレジデントオンライン / 2024年9月15日 16時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください